ONEPIECEのストーリー
わんぴーすのすとーりー
サバイバルの海 超新星編 | 該当話 | (アニメ) | 舞台 |
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東の海編 | 1~100 | 1~60 | |
【偉大なる航路突入】 | |||
アラバスタ編 | 101~217 | 62~130 | |
空島編 | 218~303 | 144~195 | |
ウォーターセブン編 | 304~441 | 207~325 | |
スリラーバーク編 | 442~490 | 337~381 | |
頂上戦争編 | 491~597 | 382~516 | |
最後の海 新世界編 | |||
魚人島編 | 598~653 | 517~574 |
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パンクハザード編 | 654~700 | 579~628 | |
ドレスローザ編 | 701~802 | 629~746 | |
四皇編 | |||
ホールケーキアイランド編 | 803~908 | 751~891 | |
ワノ国編 | 909~1057 | 892~1088 | |
最終章 | |||
エッグヘッド編 | 1058~ | 1089~ |
編の間に挟まれる世界情勢などを前後どちらに入れるかで話数の区切りが多少異なるが、ここでは公式サイトに従う。
サバイバルの海 超新星編
【1巻第1話 - 61巻第597話】
かつてこの世の全てを手に入れた男、〝海賊王〟ゴールド・ロジャー。彼が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾多の海賊達が覇権を賭けて争う「大海賊時代」が到来した。
「東の海(イーストブルー)」のフーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィは、村に滞在していた海賊〝赤髪のシャンクス〟と親しくなり、海賊への憧れを募らせる。ある日ルフィは「ゴムゴムの実」という悪魔の実を食べ、一生泳げない体になる代わりに、全身が伸び縮みするゴム人間となった。それからしばらくして、ルフィはシャンクスを貶める山賊たちから怒りを買い、海に投げ込まれてしまう。溺れかけ、巨大魚に食われそうになったルフィを、シャンクスは片腕を犠牲にして助け出した。ルフィは、村を去る間際のシャンクスからトレードマークの麦わら帽子を託され、将来立派な海賊になって再会することを約束する。
東の海編
【1巻 - 12巻】
- 冒険の始まり(1巻)
シャンクスとの別れから10年後、修行を重ね17歳になったルフィは、海賊王を目指してフーシャ村を旅立つ。旅立ち直後にいきなり遭難したルフィは、海軍に入ることを夢見る少年コビーと出会う。ルフィは女海賊アルビダを倒し、コビーを海賊船の雑用係から解き放つ。
ルフィとコビーは海軍基地の町「シェルズタウン」に到着する。「海賊狩り」の異名を持つ悪名高い賞金稼ぎロロノア・ゾロが海軍に捕らえられていることを知ったルフィは、海軍基地に乗り込み、ゾロを救い出す。三刀流の剣士ゾロは、圧政を振るう海軍大佐モーガンをルフィと共に倒し、ルフィの最初の仲間となる。二人はコビーと別れ、世界中の海賊が集まる海「偉大なる航路(グランドライン)」を目指す。
- オレンジの町編(1巻 - 3巻)
ゾロを仲間に加えたルフィは、次に訪れた「オレンジの町」で、海賊専門の泥棒ナミと出会う。ナミが優れた航海術を持つと知り、ルフィは彼女を仲間に誘う。ナミは海賊になることを拒絶するが、二人は互いの目的のために手を組むことになる。ルフィとゾロは、町を荒らす海賊〝道化のバギー〟から「偉大なる航路」の海図を奪うため、バギー海賊団に戦いを挑む。ルフィは、バラバラの実の能力者であるバギー相手に勝利を収め、町を後にする。
- シロップ村編(3巻 - 5巻)
船を求め立ち寄った「シロップ村」で、ルフィはウソつきの少年ウソップと出会う。ウソップは、シャンクスの部下ヤソップの息子であった。ルフィ達は村の富豪の娘カヤの屋敷を訪れるが、執事クラハドールに追い返される。しかしルフィとウソップはしばらくして、クラハドールがかつて処刑されたはずの海賊〝キャプテン・クロ〟であることを知ってしまう。クロは自分の海賊団に村を襲わせ、カヤを殺して財産を手に入れようと企んでいた。ルフィ達はウソップと共にクロネコ海賊団を迎え撃ち、クロの計画を阻止する。ルフィ達は、新たに狙撃手ウソップを仲間に加え、さらにカヤから海賊船「ゴーイングメリー号」を譲り受ける。
- バラティエ編(5巻 - 8巻)
航海に欠かせない海のコックを仲間に加えるため、ルフィ達は海上レストラン「バラティエ」に向かう。そこで副料理長にして凄腕の料理人・サンジと出会い、ルフィは彼を仲間に引きこむことを決意する。その時、東の海の覇者と言われる海賊艦隊提督〝首領・クリーク〟が現われ、バラティエの乗っ取りを宣言する。さらに、ゾロが目標とする世界最強の剣士〝鷹の目のミホーク〟が現れる。ゾロはミホークに戦いを挑むが、全く歯が立たずに敗れ去ってしまう。ミホークが去った後もクリーク海賊団との戦いは続く。ルフィは数々の兵器を繰り出すクリークとの激闘を制し、新たに料理人サンジを仲間に加える。
- アーロンパーク編(8巻 - 11巻)
ルフィ達は、クリーク海賊団との戦闘の最中行方をくらましたナミを追い、コノミ諸島「ココヤシ村」に上陸する。そこは、魚人の海賊アーロンが支配する土地であった。さらに、ナミがアーロン一味の幹部であるという事実が判明するが、その裏にはナミの悲壮な決意があった。ナミの想いを知ったルフィ達は、ナミを救うため、アーロン一味の根城「アーロンパーク」に殴り込む。ルフィはアーロンと激戦を繰り広げ、怒りの一撃でアーロンパークもろとも彼を倒す。島はアーロン一味の支配から解放され、航海士ナミが正式に仲間に加わった。
- ローグタウン編(11巻 - 12巻)
東の海の大物海賊達を次々に打ち破ったルフィの情報は海軍にも伝わり、ルフィには東の海最高となる3000万ベリーの懸賞金が懸けられる。
「偉大なる航路」入りを目前に控えたルフィ達「麦わらの一味」は、かつて海賊王ロジャーが処刑された町「ローグタウン」に立ち寄る。そこでは、ルフィへの復讐を狙うバギー、そして悪魔の実を食べ生まれ変わったアルビダが待ち構えていた。ルフィは海賊王の処刑台でバギーに処刑されそうになるが、奇跡のような落雷に救われる。ルフィ達は町を治める海軍大佐スモーカーを振り切り、いよいよ「偉大なる航路」に進出すべく、「リヴァース・マウンテン」を駆け登る。
アラバスタ編
【12巻 - 23巻】
- 偉大なる航路突入(12巻)
麦わらの一味はついに「偉大なる航路」に突入する。リヴァース・マウンテンを降りた場所にある「双子岬」で、仲間の帰還を待ち続けるクジラ・ラブーンと出会う。ルフィはラブーンと、「偉大なる航路」一周後に再戦する約束を交わす。
- ウイスキーピーク編(12巻 - 13巻)
ルフィ達は、最初の島「サボテン島」の町「ウイスキーピーク」で大歓迎を受ける。だがその町は、秘密犯罪会社「バロックワークス」(B・W)の社員である賞金稼ぎ達の巣であった。そこで一味は、B・Wエージェントの一人の正体が、「偉大なる航路」にある大国「アラバスタ王国」の王女ネフェルタリ・ビビであると知る。B・Wに潜入していた彼女から、ルフィ達はB・Wによるアラバスタ王国乗っ取り計画を知る。ビビを一行に加えた麦わらの一味は、B・Wからの追手を振り切りつつ、計画を阻止すべく一路アラバスタを目指す。
- リトルガーデン編(13巻 - 15巻)
ウイスキーピークを出港したルフィ達は、ジャングルの中で恐竜達が生きる太古の島「リトルガーデン」に上陸する。ルフィ達はその島で、巨人族の二人の戦士・ドリーとブロギーに出会う。彼らは「誇り」を守るため、100年間も決闘を続けてきたという。だがその決闘が、B・Wからの追手による卑劣な策略で邪魔される。ルフィ達はB・Wエージェントにして姑息な美術家・Mr.3らを破り、巨人族の誇りを守る。
- ドラム島編(15巻 - 17巻)
リトルガーデン出港後、ナミが急病に倒れてしまう。急遽進路を変更し、雪の島「ドラム島」に立ち寄った麦わらの一味は、悪魔の実を食べ人の能力を持ったトナカイ、トニートニー・チョッパーと出会う。ルフィはチョッパーを仲間に誘うが、彼には悲しき過去があった。そこへ、かつて島で悪政を敷いた元ドラム王国国王ワポルが帰還する。ルフィ達はチョッパーと共闘してワポルを撃退し、船医チョッパーを仲間に迎える。
- アラバスタ編(17巻 - 23巻)
ついにアラバスタに辿り着いたルフィ達は、B・Wの扇動によって間近に迫った大反乱を防ぐため奔走する。反乱軍を説得するため反乱軍の本拠地がある町ユバに向かうが、すでに反乱軍は本拠地を移していた。ルフィの提案で反乱軍の制止ではなく、アラバスタの反乱を煽りたてた張本人であるB・W社社長にして王下七武海の一角サー・クロコダイルがいるレインベースに乗り込む。しかし、クロコダイルが発動した「ユートピア作戦」によりアラバスタ国民の暴動はさらに加速してしまう。ルフィはクロコダイルに挑むが、彼の圧倒的な力の前に敗れてしまう。首都アルバーナにて国王軍と反乱軍が衝突する最中、ゾロ達はオフィサーエージェントを撃破。そして、復活を遂げたルフィがアルバーナに到着し、動乱を止めるべく再びクロコダイルに挑む。激闘の末、クロコダイルを倒し、B・Wの陰謀を阻止したルフィたちは、ビビと別れアラバスタを出発する。
空島編
【24巻 - 32巻】
- ジャヤ編(24巻 - 25巻)
アラバスタを後にしたルフィ達は、B・W社副社長だった考古学者ニコ・ロビンを仲間に加える。次の島に向かう航海中、突如空から巨大なガレオン船が落下し、「記録指針(ログポース)」の指す進路が上向きに変更される。それは伝説とされる空に浮かぶ島「空島」への指針を意味していた。
ルフィ達は、空島の情報を得るため、海賊が跋扈する無法地帯がある島「ジャヤ」に上陸する。ジャヤで出会ったモンブラン・クリケットら「猿山連合軍」の助けで、空島へと舵を進める。
- 空島編(26巻 - 32巻)
ルフィ達は上空1万メートルにある空島に辿り着く。そこには今まで全く見たことがない未知の文化が広がっていた。ルフィ達は、神の国「スカイピア」で上陸した「神の島(アッパーヤード)」が、かつて地上に存在した伝説の黄金郷であることをつきとめる。しかし、そこは神の軍団を率いる〝神・エネル〟が支配する土地であり、空の民と島の先住民シャンディアが400年に渡り争い続けている土地であった。黄金捜しに乗り出したルフィ達は、神の軍団とシャンディアとの過酷なサバイバルに巻き込まれる。エネルの圧倒的な力に多くの戦士たちが倒れていき、エネルによって空島は消滅の危機に陥る。だが、唯一エネルに対抗できるルフィによって空島の危機は防がれ、400年に渡る空の民とシャンディアの争いに終止符が打たれた。
ウォーターセブン編
【32巻 - 46巻】
- ロングリングロングランド編(32巻 - 34巻)
空島から帰還したルフィ達は、ロングリングロングランドで、フォクシー海賊団から仲間をかけた海賊のゲーム「デービーバックファイト」を挑まれる。度重なる妨害に遭い、一時チョッパーを奪われるも、フォクシーとの直接対決を制し勝利を収めた。その直後、海軍本部大将〝青雉〟が現れ、世界政府最高戦力の実力を見せつけられた。
- ウォーターセブン編(34巻 - 39巻)
麦わらの一味は、損傷が激しいゴーイングメリー号を修繕し、さらに船大工を仲間に加えるため、世界一の造船都市「ウォーターセブン」を訪れる。だがそこで、造船会社ガレーラカンパニーから、メリー号が航海不能状態であるという衝撃的な宣告を突き付けられてしまう。ルフィはメリー号から別の船に乗り換える決断を下すが、ウソップが反発し、ルフィとの決闘の末一味を離脱する。さらに、ロビンが一味脱退を宣言する。ロビンの宣言の真相を知るべく、ルフィ達はガレーラカンパニー本社に乗り込む。しかし、政府の諜報機関CP9に阻まれ、ロビンは連行されてしまう。
ルフィ達はロビンを奪還するため、ガレーラカンパニー社員・フランキー一家らと協力し、司法の島「エニエス・ロビー」に乗り込む。その中には、仮面を被り謎のヒーロー「そげキング」と名乗るウソップの姿もあった。
- エニエス・ロビー編(39巻 - 46巻)
ロビンの真意は、「世界政府の強大すぎる力が仲間に向けられるのが怖い」というものだった。彼女の想いを聞いたルフィは世界政府に宣戦布告し、一味はCP9との全面対決に挑む。CP9最強の男ロブ・ルッチらとの激戦の末、ロビン奪還に成功した一味は、「バスターコール」による海軍の猛攻が迫る窮地の最中、戦場に現れたメリー号の助けもあり、エニエス・ロビーからの脱出に成功する。しかし、ついにメリー号が限界に達してしまう。ルフィ達はメリー号を火葬し、東の海から航海を共にしたメリー号に別れを告げた。
ウォーターセブン帰還後、新たに船大工フランキーを仲間に加え、さらにウソップも一味に復帰する。そして、メリー号に代わる新たな海賊船「サウザンドサニー号」を手に入れ、次の島「魚人島」へ向け出港する。
スリラーバーク編
【46巻 - 50巻】
魚人島を目指す麦わらの一味は、深い霧の海域「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」に入り、謎の喋るガイコツ・ブルックと出会う。その時、目の前に突如ゴースト島と呼ばれる巨大船「スリラーバーク」が出現する。早速スリラーバークに上陸し探索に乗りだすルフィ達だが、船の主にして七武海の一人ゲッコー・モリアの能力で影を奪い取られ、さらにナミも誘拐されてしまう。ルフィ達は、影とナミを奪還すべく、スリラーバーク四怪人に挑む。
モリア撃破後、七武海バーソロミュー・くまが現われルフィ達は全滅寸前に陥るが、ゾロの命懸けの交渉により難を逃れた。戦闘終結後、音楽家ブルックを仲間に加える。
頂上戦争編
【50巻 - 61巻】
- シャボンディ諸島編(50巻 - 53巻)
「偉大なる航路」を半周した麦わらの一味は、「シャボンディ諸島」にたどり着く。元ロジャー海賊団副船長シルバーズ・レイリーや、別々のルートでシャボンディ諸島までやってきた同世代のライバル達とも顔を合わせる。しかしそこで、ルフィが世界貴族を殴り飛ばす事件を起こし、海軍の追撃を受ける。島には海軍大将〝黄猿〟や人間兵器パシフィスタが現れ、ルフィ達は窮地に追いやられる。その最中、再び現れたバーソロミュー・くまの能力で、一味は全員世界各地に離散してしまう。
- 女ヶ島編(53巻 - 54巻)
ルフィが飛ばされたのは、「凪の帯」にある女ヶ島「アマゾン・リリー」。そこは、七武海の紅一点ボア・ハンコックが治める、男子禁制の女人国であった。一時は処刑されそうになるが、彼の恐れを知らぬ度胸と器量の大きさに惚れ込み、ルフィはハンコックに恋心を抱かれるようになる。
そこで、ルフィは兄ポートガス・D・エースがマリンフォードの海軍本部で公開処刑されることを知る。ルフィは兄を救い出すため、エースが幽閉されている大監獄「インペルダウン」に行くことを決意する。
- インペルダウン編(54巻 - 56巻)
ルフィはハンコックの助力を得て、深海の大監獄・インペルダウンに潜入する。獄内でかつて敵対したバギーやMr.3、Mr.2と再会し脱獄のため共闘。途中で監獄署長マゼランの毒に冒され息絶えかけたところを、革命軍幹部エンポリオ・イワンコフに救われ、その協力を受ける。
ルフィ一行はエースがいるフロアを目指すが、一足遅くエースは処刑場に連行されてしまう。エースを救うべくマリンフォードへ向かうことを決意したルフィは、さらに七武海ジンベエや元七武海クロコダイルと共闘し、インペルダウンからの脱獄を図る。多くの犠牲を払いつつも脱獄に成功する。
- マリンフォード編(56巻 - 61巻)
エースを奪還すべく、世界最強の海賊〝白ひげ〟がマリンフォードに現れる。白ひげ海賊艦隊と、海軍本部・王下七武海との全面戦争が勃発した。脱獄囚と共に戦場にたどり着いたルフィは、世界を揺るがす戦いの中でエースの救出に挑む。
頂上戦争で白ひげとエースが戦死したことで、世界各地は大きく揺れ動いた。一方、目の前でエースを失い、自暴自棄に陥ったルフィは幼少時代を思い出す。エースともう一人の兄・サボと過ごした、ルフィの過去が明らかになる。
ルフィはジンベエの叱咤を受けて落ち着きを取り戻し、仲間たちとの再会を目指す。だが自らの弱さを知ったルフィは、レイリーの提案に乗り、立ち止まって力をつけることを決意する。ルフィは世界中に飛ばされた仲間に向けて「2年後にシャボンディ諸島へ集合」というメッセージを送る。そのメッセージを受け取った麦わらの一味のメンバーは、それぞれの地で修行を始める。
最後の海 新世界編
【61巻第598話 - 】
「マリンフォード頂上戦争」から2年の月日が流れた。各々の島で修行を終え成長したルフィたちは、シャボンディ諸島に集結し、最後の海「新世界」を目指し再出発する。
魚人島編
【61巻 - 66巻】
深海1万メートルにある海底の楽園「魚人島」に到着した麦わらの一味は、島を治める「リュウグウ王国」の国王ネプチューンの招待を受ける。王宮でルフィが出会った王女・しらほし姫は、彼女を付け狙う海賊バンダー・デッケン九世から身を守るため、軟禁状態に置かれていた。一方、ホーディ・ジョーンズ率いる「新魚人海賊団」が、デッケンの一味と手を組み、リュウグウ王国崩壊を目論み動き出す。新魚人海賊団は、かつてルフィが倒した魚人の海賊アーロンの意志を継ぎ、人間たちへの復讐を企てていた。ホーディは、魚人島の新たな王となり、人間との友好を望む者を排除するため王国の乗っ取りを宣言する。
ルフィは頂上戦争で共に戦った元七武海ジンベエと再会し、魚人島に長年根付く差別の歴史を知らされる。そしてジンベエからの頼みを受け、魚人島の危機を救うべく新魚人海賊団と対決。魚人島の危機を救ったルフィたちは魚人島を出港し、ついに「偉大なる航路」後半の海「新世界」に突入する。
パンクハザード編
【66巻 - 70巻】
ルフィたちが新世界で最初に上陸したのは、灼熱の地と極寒の地に分断された異常な島「パンクハザード」。そこでルフィは、頂上戦争で命を救われた恩人であるトラファルガー・ローと再会する。
ルフィは、新たに七武海の一人となっていたローと同盟を結び、四皇〝百獣のカイドウ〟を倒すための作戦を開始する。ローの策に従いルフィたちは、パンクハザードを根城にする元政府の科学者シーザー・クラウンの誘拐に乗り出す。シーザーと手を組む王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴは、人造悪魔の実「SMILE」を製造し、闇の仲買人としてカイドウと取り引きを行なっていた。スモーカー率いる海軍G-5と一時共闘することになったルフィたちに、シーザーが生み出した大量殺戮兵器「シノクニ」と、ドフラミンゴが送り込んだ刺客の魔の手が迫る。シーザーを捕らえることに成功したルフィとローたちは、カイドウの戦力低下を狙い、「SMILE」の製造工場を破壊するため、ドフラミンゴが治める王国「ドレスローザ」へ向かう。
ドレスローザ編
【70巻 - 80巻】
「ドレスローザ」に到着したルフィたち一行は3チームに分かれ行動する。そんな中、ルフィは「コリーダコロシアム」で開催される剣闘会で、亡きエースの悪魔の実「メラメラの実」が賞品として出されることを知り、それを手に入れるべく大会に出場する。一方、海軍は新戦力の大将〝藤虎〟を派遣し、世界最強の諜報機関「CP-0」も動き出す。ドレスローザを舞台とした騒動は、ルフィ・ローの海賊同盟、ドフラミンゴ率いる「ドンキホーテファミリー」、藤虎率いる海軍、コロシアムに集った実力者、ドンキホーテファミリーへの反抗を試みる「リク王軍」、そして革命軍など、様々な勢力が絡み合う大事件に発展していく。
ルフィは死んだと思っていた義兄で、革命軍参謀総長となっていたサボと再会。ルフィと入れ代わって大会に出場したサボは「メラメラの実」を手に入れ、エースの能力を受け継ぐ。ルフィはコロシアムの戦士たちからの援護を受け、ドフラミンゴの元へと乗り込み、新技「ギア4」でドフラミンゴを倒しドレスローザを崩壊の危機から救った。出港時、7つの組織がルフィの傘下に入りたいと申し出、総勢5600人超えの大海賊団「麦わら大船団」が結成された。
ホールケーキアイランド編
【80巻 - 90巻】
- ゾウ編(80巻 - 82巻)
ドレスローザを出発したルフィたちは、サンジやナミたちが待つ次の目的地「ゾウ」に向かう。ゾウは1000年も生きている巨大な象であり、その背中の上には獣人の種族「ミンク族」の国「モコモ公国」があった。だがモコモ公国は、ワノ国の侍を狙うカイドウの部下〝旱害のジャック〟による襲撃を受け、壊滅状態にあった。ルフィたちはワノ国の大名の跡取りである光月モモの助、家臣の錦えもんたちから、ミンク族とワノ国の「光月家」が兄弟分であること、カイドウに制圧されたワノ国の現状を知らされる。打倒カイドウを目指し、ルフィは光月家・ミンク族と同盟を結ぶ。
一方、「ヴィンスモーク家」の一員であるサンジは、四皇〝ビッグ・マム〟の娘との政略結婚を強要され、ビッグ・マム海賊団の拠点「ホールケーキアイランド」に連れて行かれてしまう。結婚が成立すればサンジが仲間でなくなることを知ったルフィは、ビッグ・マムの元に乗り込むことを決意する。ルフィは先にワノ国へ向かうゾロやローたちと一旦別れ、ナミ、チョッパー、ブルックと、ビッグ・マム海賊団のペコムズ、ミンク族のペドロ、キャロットと共にゾウを出発する。
- ホールケーキアイランド編(82巻 - 90巻)
サンジを奪還するため、ビッグ・マムがいるホールケーキアイランドを目指すルフィたちは、ホールケーキアイランドを取り巻く海域「トットランド」に入り、サンジの結婚相手であるシャーロット・プリンと遭遇する。彼女の手引きで無事ホールケーキアイランドに辿り着いたルフィたちだが、上陸した「誘惑の森」で、ビッグ・マムの家族「シャーロット家」やビッグ・マムの能力で擬人化した「ホーミーズ」の襲撃を受ける。一方、かつて縁を切ったヴィンスモーク家の家族と再会したサンジは、父親で「ジェルマ66」の総帥ヴィンスモーク・ジャッジから結婚を強要される。結婚を拒否しようとしていたサンジだが、島から逃げると爆発する腕輪をはめられ、さらに恩人ゼフを人質にとられたことで逃げ場が無い状況に陥る。
苦戦の末ビッグ・マム海賊団の幹部・将星シャーロット・クラッカーを撃破したルフィはサンジと再会。だが、サンジは仲間を守るために決別を言い渡し、無抵抗のルフィを痛めつける。サンジの真意を見抜いたルフィは、サンジを待ち続けると宣言するが、ビッグ・マム海賊団の大軍に敗北し、捕らえられてしまう。追い詰められたサンジは、仲間や恩人を庇うため、抵抗せずプリンと結婚することを決める。だがビッグ・マムは、「ジェルマ」の力を手に入れるためヴィンスモーク家を皆殺しにする計画を立てていた。サンジは偶然にもプリンが自分たちを騙していたことを知り、絶望する。
ジンベエに助け出されたルフィは、サンジを待つと約束した場所で彼と再会し、サンジに本心を言うよう求める。ルフィは仲間たちの元に戻りたいというサンジの心を受け止め、結婚式をぶち壊してサンジの家族を助け出すことを決める。そしてジンベエの提案を受けて、ビッグ・マムの傘下に下りながら彼女の暗殺を企んでいるカポネ・〝ギャング〟ベッジと手を組む。
お茶会・結婚式が行われる中、ルフィたちはウェディングケーキの中から登場し、会場は混乱する。サンジは隙をつき家族を救出するが、ベッジの暗殺作戦は失敗に終わる。ビッグ・マムと将星シャーロット・カタクリらビッグ・マム海賊団幹部に包囲され、ルフィたちは逃げ場がない状況に陥る。だが、偶然の事故により会場であるホールケーキ城が崩壊し、それに乗じて脱出したルフィたちは、ビッグ・マム海賊団の追撃をかわしながらサニー号にたどり着く。待ち構えていたカタクリとシャーロット・ペロスペローに行く手を阻まれるが、ペドロの自爆攻撃によりペロスペローは倒れ、サニー号はホールケーキアイランドから出航する。
ルフィはカタクリを異空間「鏡世界(ミロワールド)」に引き込み、退路を断ってカタクリに一騎打ちを挑む。一方、ウェディングケーキを食べられなかったビッグ・マムは癇癪を起こし、暴走状態で麦わらの一味を追い始める。サンジはプリンやベッジたちの協力を得て新たなケーキを作り上げ、ビッグ・マムに食べさせることで癇癪を止める。ルフィはカタクリとの極限の戦いを制し、サニー号に帰還する。ジェルマ66や、ジンベエ率いる「タイヨウの海賊団」が追っ手を足止めし、ルフィたちはついにビッグ・マムのナワバリから抜け出すことに成功する。
- 世界会議編(90巻)
ルフィたちがホールケーキアイランドから脱出した頃、「聖地」マリージョアでは世界各国の王たちが集い、様々な思惑が渦巻く「世界会議(レヴェリー)」が開幕する。一方、天竜人の奴隷にされているバーソロミュー・くまを奪還するため、サボと革命軍の軍隊長たちが密かにマリージョアに潜入する。
ワノ国編
【90巻 - 105巻】
- 第一幕(90巻 - 92巻)
ジンベエと再会の約束をして別れたルフィたちは、四皇カイドウと将軍黒炭オロチが支配する鎖国国家・ワノ国へと上陸する。ルフィは、お玉という少女をカイドウの一味「百獣海賊団」から守ったことで騒ぎの中心となり、敵に追われる身となる。ルフィは道中でゾロ・ロー・錦えもんと再会。光月家家臣の錦えもんは、主君・光月おでんの遺志を継ぐため、カイドウとオロチを討つ計画を立てていた。ルフィは、錦えもんから、モモの助や錦えもんたちが20年前のワノ国から時を超えてやってきたこと、2週間後の火祭りの夜にカイドウの本拠地である鬼ヶ島に討ち入る作戦を立てていることを聞く。ルフィたちは、カイドウとの決戦に備え、錦えもんの策のもとで様々な任務を行うことになる。その矢先、ルフィたちの近くに巨大な龍の姿をしたカイドウが現れる。ルフィはカイドウに挑むが、全く歯が立たず敗れ、捕らえられてしまう。
- 第二幕(92巻 - 95巻)
麦わらの一味と光月家らの同盟は、情報収集、ルフィ救出、仲間集めを同時に進める。花の都では、ワノ国一の花魁・小紫がオロチ城での宴に招かれる。宴の席で、小紫の禿・トコがオロチの発言を笑ったため処刑されそうになる。おトコを庇い抗議した小紫は、オロチ配下の侍・狂死郎に斬り伏せられてしまう。
兎丼の囚人採掘場に投獄されたルフィは、同世代の海賊ユースタス・キッドと再会する。さらにルフィはかつてのワノ国一のヤクザの大親分・ヒョウ五郎と出会い、覇気の一段上の使い方を学ぶが、思うように使いこなせず苦戦する。兎丼を支配するカイドウの大看板・クイーンによって、2人は命がけの相撲「大相撲インフェルノ」に参加させられてしまう。同じ頃、ビッグ・マム海賊団がルフィを追ってワノ国に来ていた。大看板・キングによって海に転落しワノ国に漂着したビッグ・マムは、記憶喪失になっていた。ビッグ・マムはチョッパーに嘘を吹き込まれ、モモの助らと共に、ルフィが投獄されている兎丼に向かう。
ゾロは小紫に出会い、彼女の正体がモモの助の妹・日和であることを知る。都では討ち入り計画がカイドウ側にバレるが、元光月家の大名・康イエが処刑される際に芝居を打ったことで白紙に戻される。
ビッグ・マムが囚人採掘場に到着し、大混乱に陥る。記憶が戻ったビッグ・マムが眠りに落ちたため、クイーンは彼女を連行する。兎丼はルフィやヒョウ五郎、雷ぞうらの手で完全に制圧される。鬼ヶ島に連行されたビッグ・マムとカイドウは、壮絶な一騎打ちの末に意気投合し、両者は海賊同盟を締結する。
麦わらの一味や錦えもんら侍たちが集結し、鬼ヶ島討ち入りの作戦会議が行われる。ゾロは「秋水」をワノ国に返す代わりに、おでんの愛刀「閻魔」を譲り受け、修行を開始。ルフィも覇気の修行を続け、錦えもんらは作戦の準備を着々と進める。
- 第三幕(95巻 - 105巻)
討ち入り決行の当日。花の都では火祭りが始まり、鬼ヶ島では大宴会が催される。集合場所に到着した錦えもんら「赤鞘九人男」たちは、そこに自分たち以外の同志も船もなく、連絡も取れないという状況に困惑する。オロチが内通者から討ち入り作戦の情報を得ており、先手を打って策を巡らせていたのだった。荒れ狂う海を前に絶望に駆られる錦えもんたちは、それでもモモの助の制止を振り切り、小舟で鬼ヶ島へ向かおうとする。そこで赤鞘の侍の一人・カン十郎がオロチの内通者であることが判明。モモの助がカン十郎に拉致された上に百獣海賊団の艦隊が現れ、絶体絶命となる。だがそこにルフィ・キッド・ローが姿を現し、さらに狂死郎と名を変えていた赤鞘の侍・傳ジローやジンベエが合流を果たす。同志たちはオロチが策を巡らせる前に本当の集合場所に待機しており、全員が無事だった。ルフィ達と侍の大軍勢は百獣海賊団の艦隊を打ち破り、鬼ヶ島への潜入を開始する。
鬼ヶ島に上陸したルフィは、カイドウの娘・ヤマトに出会う。ヤマトはおでんに憧れており、共にカイドウと戦いたいとルフィに申し出る。一方、赤鞘の侍たちは島の裏口で裏切り者のカン十郎を倒し、合流したネコマムシとイゾウと共に、討ち入りのため城内に潜入する。宴会場では、カイドウがワノ国を海賊の帝国に変える「新鬼ヶ島計画」を発表し、それに反論するオロチを殺害。さらにモモの助を処刑しようとするが、そこで赤鞘の侍たちが全員でカイドウに飛び掛かり、討ち入りを決行。会場に潜入していた侍たちも一斉に動き出し、ワノ国の存亡を賭けた決戦がついに始まる。