解説
CV:長克巳(リメイク以降)
「神羅カンパニー」の治安維持部門総括。
大柄で髭面、顔には大きな傷跡がある。「ガハハハハ!!」という笑い方が特徴。
タークスやソルジャー達を配下に、神羅カンパニーの軍事力を統括している。
プレジデント神羅の側近を務める古参の幹部であり、自分を有能な人物だと信じて疑っていないが、実際は権力を笠に着て部下を恫喝したり無茶振りをかます、強引な作戦で部下や兵器を消耗する、八つ当たりで部下を暴行するなど、横暴で身勝手な面が目立つ。
一方で目上の人間には卑屈でありながらも、自身に対する人望は薄い。
何より神羅の運搬船で別大陸に渡る際、船内にセフィロスが現れたりクラウド達が密航していた事を把握・対処できていなかった他、数々の作戦失敗の原因が見通しの甘さや増長による油断ばかりであるなど、実態は無能の塊。
ただし、これら失敗についても原因は部下の怠慢や整備ミスのせいであると自分勝手に責任転嫁しており、自身に非があるとは欠片も思っていない。
その為、プレジデントが存命中は一応は右腕として立ち回れる程には成果を出していた(ただし、「解体新書」では彼の判断力が試されたケースは少なかったとある)ものの、彼が死亡した後に後継者であるルーファウスが社長に就任してからは、方針の違いや環境の変化も相まってその無能さが尽く露呈してしまっており、彼からは露骨に軽んじられている。
物語終盤でスカーレットと共に兵器「プラウド・クラッド」を操りクラウド達と戦うが、制御不能になりスカーレット共々爆死した。
リメイク版では
リメイク版では序盤から登場。プレジデント神羅の片腕として治安維持部門が行う「戦意高揚作戦」を実施。その内容はアバランチのテロ活動を利用してウータイ暫定政府の謀略と喧伝して神羅カンパニーの支持を高めるというもので、メディア戦略の指揮やテレビ出演も行っている。そのため、作中での情報・メディア対策においては意外にも無能と思われる描写はない。
パルマーの「神羅ビル69階でセフィロスを目撃した」との主張も真に受けていない様に見せながらも、事前にプレジデント神羅には情報を伝えている場面もある。
反面、部下へのパワハラや自信過剰な一面は健在。特にパワハラ面は深刻で周囲の兵士達からは恐れられている。
プレジデント神羅の死後、ルーファウスの社長昇格人事をタークスの後に知らされるなど、今後に起こるであろう冷遇の兆しが見え隠れしている……と思われていたが?
リメイク2作目のファイナルファンタジー7リバースでも再登場。
出番が控えめでジュノンの歓迎式典や重役会議での出番に留まっている。本編では神羅カンパニーがルーファウスの時代に移行してからはその無能ぶりが露になっていたが、本作では無能らしい描写はない。そればかりか、歓迎式典最中にルーファウスを暗殺するべくユフィが放った攻撃に気づき、周囲の警備兵が誰も反応できない中、身をもって彼を庇って負傷する(しかも深手を負いながらも警備兵に指示を出し防護体制を整えている)などかっこいい活躍の場面まで貰っている。
プレジデント同様にルーファウスとの付き合いも長いようで彼を公私問わず「若」と呼び、ルーファウスも咎める様子もない。この事から意外にも両名の関係は良好で、ハイデッカーはルーファウスにも強い忠誠心を持っていると思われる。
唯一の𠮟責はミッドガル七番プレート落下等のプレジデントの暴挙を「なぜ、誰も止めなかった?」と言われている場面だが、これは思考停止で従ったハイデッカー以外の重役全員(反対するも聞き入れられなかったリーブも巻き添えにされた)も相手に含めた言葉であり、彼のみが怒られている訳ではない。
以上の事から、現在のところリメイク版における彼は「管理職として部下への態度や扱いが悪いが、一個人としての能力はむしろ高い」人物となっている。
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ファイナルファンタジーシリーズ ファイナルファンタジー7 FF7 神羅カンパニー 神羅兵 パワハラ