ハタノヴァンクールは日本の元競走馬。馬名の由来は、冠名とフランス語で「勝利者」を意味する「ヴァンクール」。2009年5月16日グッドラック・ファームで生まれる。父キングカメハメハ、母ハタノプリエ、母の父ブライアンズタイム。
2011年11月20日、京都競馬場での2歳新馬戦でデビューし、13着というパッとしない結果だった。だが、2戦目で勝ち上がり、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス15着を経て3歳となった2012年、初戦の500万下条件戦で2勝目を挙げる。4月中山競馬場の伏竜ステークスで3勝目を挙げ、続く端午ステークスも勝ってオープン特別を2連勝した。
7月11日の大井のジャパンダートダービーでは、重賞初制覇をGI競走で果たし、秋以降は古馬と対戦し、戦績が良くなかったが、東京大賞典ではローマンレジェンドの2着と巻き返した。
2013年、4歳の初戦の川崎記念は1番人気のワンダーアキュートの追撃を封じてGI2勝目を果たし、その後もJRAのダート重賞、ダートグレード競走を転戦し、ダイオライト記念2着、平安ステークス5着、帝王賞4着としたあと8月門別競馬場でのブリーダーズゴールドカップは3連覇がかかっていたシビルウォーを2馬身半差で突き放して3勝目を挙げた。だが、JBCクラシックは11着という残念な結果で終わり、入線後に騎乗していた四位洋文が下馬。その後の診断で左前脚浅屈腱炎を発症していたことで競走馬を引退し、種牡馬となった。