概要
2577年、コケ類とゴキブリを移入されたことで緑化した火星からゴキブリを捕獲、調査するために地球から送り込まれた宇宙船。搭乗者数は6名。
船員たちはゴキブリたちの捕獲、調査のほかに2500年以降に送られた無人機の通信途絶の原因を調査する目的で火星に降り立つが、乗組員は船外へ出た直後、後にテラフォーマーと呼ばれる人間大の姿に異常進化したゴキブリに襲われ、全滅する。
しかし船員の一人ジョージ・スマイルズが死の間際、「テラフォーマー」のサンプルを地球へ送ったことで、人類は新たな技術を得ることに成功する。
この惨劇は公式サイトで公開されている番外編「テラフォーマーズ1」で明らかになった。
乗員
- ジョージ・スマイルズ
25歳。U-NASAの幹部アレクサンドル・グスタフ・ニュートンの孫。宇宙に憧れ、努力で試験を突破し乗組員となる。バグズ一号が航行中に同じ乗組員のリサにプロポーズする。
しかし、火星に到着するとテラフォーマーに次々と仲間たちが倒されていく中、自身も致命傷を負わされるもそのうちの一体を倒し、死の直前にそれをサンプルとして脱出ポッドで地球に送ったことでバグズ手術が開発されるきっかけとなる。
- リサ・オイカワ
25歳。バグズ一号乗組員唯一の女性クルー。長年宇宙飛行士を目指して努力するジョージを見守っており、プロポーズの条件としてゴキブリを一番捕まえることを提示した。
最後はテラフォーマーの攻撃からジョージを庇い死亡。
- ジョナサン・レッド
39歳。バグズ1号の船長。堅苦しいのが嫌いで人情家。ジョージがプロポーズした時にはチェックをくぐり抜けて持ち込んだ酒で祝福しようとしていた。
最後は火星到着時にテラフォーマーの攻撃で頭を半分割られて死亡。
- ケント・ホーランド
26歳。自身もリサを狙っていたがジョージがプロポーズしたのを受け入れたためショックを受け、彼女がゴキブリを一番捕獲することを条件に出すと自分が全部捕まえてやると意気込んでいた。
最後はテラフォーマーの攻撃からジョージを庇い致命傷を負い、ジョージに後を託して死亡。
- トーマス・ベルウッド
31歳。乗りの軽いクルー。エアコン好きでそれが原因で妻に逃げられた。
火星到着時に扉を開けると同時にテラフォーマーに殺害される。
因みに、彼の元妻は後に最高難度のM.O手術を成功させることになるジェシカ・ベルウッドである。
- カルロス・ミネリー
31歳。元々はチェスのチャンピオン。2年間の訓練を経て乗組員となる。
火星到着時にトーマスの次の標的になってしまい、あっさりと殺害された。
その後
本編第1部では小町小吉らが発見した際にはモニターにメッセージが表示されていたことからU-NASA上層部がテラフォーマーのことを隠していたことが判明する。しかし、テラフォーマーたちもココに保管されていた武器の使い方を覚えてしまったため武器を奪われてしまったことになる。
本編第2部では祈る者と部下数名により修理され地球に来訪するために使われ、アメリカ軍の迎撃を受けて撃墜されるも、クモイトカイコガ型の繭に籠っていた「祈る者」一派は五体満足で地球に辿り着き、密かに子孫を増やしつつ地球に隠れ住んでいた。
終盤になると、北海道沿岸を根城にして暗躍し着々と「地球侵略」の計画を練っていた。