概要
頭脳戦と血沸き肉躍るバトルが高い評価を得ているギャンブル漫画『嘘喰い』で知られる迫稔雄による漫画作品。格闘技を題材とする本作でも高い画力と臨場感あふれるバトル描写が遺憾なく発揮されている。
『週刊ヤングジャンプ』2018年31号より連載開始。84話をもって一旦本誌での連載を終了し、2020年7月4日よりweb媒体の『となりのヤングジャンプ』およびヤンジャンアプリに移籍する形で再開。隔週掲載となった。
あらすじ
ごく普通の家庭に育ちながら、言い知れぬ孤独と束縛感を抱える少女・三條一里(さんじょういちり)。彼女は踊りとも音楽とも格闘技ともつかぬ不思議な体術「カポエイラ」との出逢いに自分を解放してくれるかのような魅力を感じ、魅了されていく。
そんな中、一里は両親と自身の出生にまつわる秘密を知ってしまったことにより、南米マフィアの権謀術数渦巻く抗争に巻き込まれるが、自由を手に入れるため、仲間と共にカポエイラを学びながら戦っていく。
登場人物
- 三條一里(さんじょう いちり):主人公。通称いっち。カポエイリスタの高校生。
- 三条勲(さんじょう いさお):一里の父親。本名ペドロ。以前はランサ・モルタウというブラジルのギャングに属していた。一里を守るため組織を裏切った過去がある。
- 三条弘美(さんじょう ひろみ):一里の母親。本名アルナ。一里を守るため組織を裏切った過去がある。
- ベルナルド・ジョーカー:通称B・J。ランサ・モルタウの一員。組織の相続争いに一里を参戦させて財産を奪うことを目的として、一里を強くさせようとしている。義足のカポエイリスタ。
- メストレ・ブスカペ:一里に最初にカポエイラを教えた流浪のホームレス。本国では格闘技の研究学者。
- 双刃純悟(ふたば じゅんご):一里の友人。カポエイリスタの中学生。
- 佐伯栄子(さえき えいこ):一里の親友。
- 広田流亜(ひろだ るあ):一里や栄子が通う高校の教師。同じくカポエイラをやっている一里に興味を持ち、自身の所属するカポエイラグループに誘う。
- 朱摩羚(しゅま れい):実戦カポエイラの使い手・咬泉を師匠にもつカポエイリスタ。一里に強い関心を持つ。
- 甲斐圭(かい けい):フルコンタクト系空手を使う高校生。二重人格者で、二つ名は「暴走特急」。
- 稲荷遼(いなり りょう):合気道家の高校生。「一日一善」がモットーだが、自らが相手を陥れてから助けるという自作自演の善行を行っている。
- 大谷桜(おおたに さくら):柔道少女。クルミを素手で割るほどの握力の持ち主で、「怪力桜」と呼ばれる。
- 翔矢(しょうや):桜の彼氏。テコンドー使い。
- 悪軍鉄馬(おぐん てつま):半グレ組織悪軍連合のトップ。
- 王部信成(おべ のぶなり):悪軍連合のNo.2。
- 溝ノ口春海(みぞのくち はるみ):悪軍連合幹部。
- 千堂竜大(せんどう りゅうだい):悪軍連合幹部。ラウェイ使い。
- 梶山丈青(かじやま じょうせい):悪軍連合幹部。伝統派空手の使い手。
- 雨宮駿(あまみや しゅん):悪軍連合幹部。「お駿」「お駿姉さん」などと呼ばれる。ボクシングを使う。
- 仙石民生(せんごく たみお):悪軍連合幹部。全身タイツのシステマ使い。
- 倉掛春人(くらかけ はると):悪軍連合幹部。通称クラーケン。サンボの使い手。
関連タグ
嘘喰い:迫先生の前作