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概要編集

コーカサス山脈近辺の伝説である『ナルト叙事詩』(別に螺旋丸とかはしない。)に登場する英雄の名前。

ナルトという巨人族である父と海神の一族である母との間に生まれた。この英雄はタツノオトシゴみたいな奇妙な誕生の仕方をしており、身ごもった母が故郷に戻らざるを得なかった時に、彼女が父に息を吹きかけると瘤が出来始め、父の親類である魔法使いが切開する事でこの世に生を受けた。これが彼の1回目の生誕である。これで驚くのはまだ早い。

なんとその体は燃え盛る鋼の塊で出来ており、海に飛び込むだけで海水が沸騰したという。そして彼が成長すると来たる強敵との戦いに備えて鍛冶の神に頼み込んで、竜の死骸から作られた炭をベースに鋼鉄の身体を鍛え直す(物理)と海に飛び込んで身体を冷ました。しかし、飛び込んだバトラズの体があまりに熱かったものだから、海は間も無く干上がってしまった。この為に冷え切らなかった腸だけが彼の弱点となってしまったが、それ以外の部位は無敵の体となった。それだけでなく、身体を灼熱や暴風に変化させたり、海の神の血を引いているが為に海底で暮らせるといった具合にインフレの塊なのである…。

生まれる神話を間違えてやしませんかね…?


怪物退治などの数々の武勲の末に彼はナルタモンガ(わかりやすく言うとナルト叙事詩版の聖杯。)に選ばれるほどの大英雄の座に登りつめた。


しかし、敬愛する父が謀殺された事によって彼の人生は大きく歪んでしまう。狂気に囚われた彼は父を殺したナルト達に無理難題を吹っ掛けては虐殺し、挙句の果てには天使や精霊も関係なく殺戮の対象となった。ナルト達の数は徐々に減っていき、とうとう全滅寸前のところまで行きかけた。

彼の暴虐に耐えかねた神々は彼を殺す事を決断するが、彼が下手人である父殺しの犯人『サイネグ・エルダル』から騙し討ちして手に入れた剣『ズースカラ』を持った彼の戦闘力の前では誰も太刀打ち出来なかった。(なお、エルダルは実行犯ではあるもの、この事件を扇動したのはシュルドンという人物である。)


無敵の身体を持とうとも、不死身ではなかった彼はある時力を使い果たし、生き残ったナルト達にズスカラを海に投げ入れるよう命じるが、当の剣が重すぎて投げ入れる事が出来なかった。そこで数千頭の獣に引かせる事でどうにか海に投げ入れる事が出来た。剣を投げ入れられた海は荒れ狂い、鎮った水面の色は血のような真っ赤な色だったと言う。こうしてバトラズは憑き物が落ちたように生涯を終えたと言う。


創作作品でのバトラズ編集

「猛炎の鋼神バトラズ」名義で登場。敵対者のエルダルも「剛腕の魔剣士サイネグ・エルダル」として参戦済み。


人属性のSSRとして登場。



関連タグ編集

英雄 東ヨーロッパ ジョージア

アーサー王/ジークフリート/アキレウス/プロメテウス/エンキドゥ:彼と数多くの共通点を持つ英雄。一説に寄れば彼こそアーサー王伝説の起源になったとも。


オリオン:同じく海神の血を引く英雄。

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