CV:八代拓
概要
アカデミアのサンダース教官の精鋭5人とランサーズ5人によるサバイバルデュエル中、「捕食者の森 プレデター・ジャングル」に潜み、どちらにも属さず仕掛けてきた謎の存在。
どこかしらの部族の様な格好で獣の様に唸り、月影も逃がさずローラースケートの遊矢にも劣らない身体能力を持ちながら、デュエルの戦術は緻密。
正体はサンダース教官の教え子で、高い実力を持ちながらも敵も味方も関係なく攻撃する為に「兵士としては欠陥品」(サンダース談)の烙印を押された戦いに飢えた獣。通称『BB』。
来歴
月影、アカデミアの生徒が次々と倒され、クロウも敗北しながらもその正体を遊矢たちの前に晒した。
相手ターンでも止まらない剣闘獣デッキで2対1の遊矢・権現坂タッグを圧倒し、権現坂を打ち倒したところにジャックが参戦にて形勢が逆転。
自身の布陣を跳ね返され、無防備になるまで追い込まれつつ何とか凌いで安堵した瞬間、その姿に不甲斐なさを感じたサンダースが乱入。
サンダースはBBをサポートするも、その姿はBBを兵士として支配下に置こうと言う強権的な姿勢にBBは反抗。
しかし、彼の本心に己と重ね合わせた遊矢は、ジャックの激を受けて傷付け合わないエンタメデュエルと戦いを終わらせ、カード化した人々を救おうとする遊矢に敗北を受け入れる。
本心
「お前らが勝手に始めた戦争に俺を巻き込むんじゃねぇ!」
サンダースを打ち倒したBBに、自分と重ね合わせて本心を察した遊矢の言葉に、BBがサンダースの意思に反した理由。
敗北したらカード化されると言う過酷な仕打ちへの恐怖、参加する意義を持てない戦争に対する拒否の姿勢と同時に、彼の攻撃的な姿のは恐怖を隠すための威嚇だった。
ちなみに、ジャックが参戦した際には態度が大きく変わっており、彼が自分より強い事を直感したようである。その為、ジャックからの攻撃が来ない時に安堵するなど、人間らしさのある表情もある。
また、BBのデュエルを全体的に見ると「欠陥品である事へ指摘するばかりでBBを叱責するサンダース」と「実力と信念に理解を示し自らダメージを負ってまで遊矢をサポートするジャック」と非常に対照的な描写が目立つ。
デッキ
【剣闘獣】デッキの使い手。剣闘獣デッキ特有の動きをフル回転させながらカードの破壊と永続罠『差し下ろされた親指』の効果ダメージで削っていく。
特に剣闘獣の中でも屈指の強さを持つ剣闘獣ガイザレスとモンスターを破壊できる剣闘獣ムルミロによるフィールドを完全制圧する姿は圧巻の一言。
しかし、この攻撃的な姿勢の裏では戦いと傷付くことに怯える本心を隠しており、ジャック参戦以降のデュエルは自分を守るため鉄壁の布陣を築くことがコンセプトになっている。