概要
1965年12月16日に公開されたアメリカの映画。
第二次世界大戦の末期、1944年末から翌年始めまで行われたドイツ軍と連合軍の争い「バルジの戦い」を題材とする。
監督はケン・アナキン。
原題は「Battle of the Bulge」。
主演はヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、ロバート・ショウ。
スペイン陸軍全面協力の下行われた大量の戦車を用いた戦車戦の描写は迫力があると評判だが、史実からの改変部分が多く、見る人が見ればけっこうツッコミどころがあるのだとか。
事実この戦いの当事者であったアイゼンハワー元大統領はあまりにも史実と異なる内容に抗議声明を発表している。
ドイツ軍の戦車をM47パットン戦車、連合軍の戦車をM24チャーフィー戦車がそれぞれ担当しているのも有名。流石にM47とティーガーIIは似ても似つかないが、M24軽戦車はバルジの戦いが初陣だったため違和感は少ない。
あらすじ
第二次世界大戦末期のヨーロッパ戦線。
連合軍のカイリー中佐(ヘンリー・フォンダ)は、偵察活動中にドイツ軍のヘスラー大佐(ロバート・ショウ)の部隊を発見する。
ドイツ軍の反撃があるのでは?と考え上層部に報告したカイリー中佐だが、「ドイツ軍の降伏は目前だろう」と考えていた参謀たちは取り合わない。
しかしカイリー中佐の不安の通り、ドイツ軍はヘスラー大佐を中心に進撃を始めようとしていた。
関連タグ
パンツァーリート:ヘスラー大佐が訪ねた若き戦車兵たちが士気を奮い立たせるために合唱する場面が有名。