「やめて…!」
登場話:第4話「儀式 BLOODVILLE」
概要
村人がいなくなる怪事件の犯人である「魔女」とみなした人間を村長の命令で拷問・殺害する「悪魔祓いの儀式」を教会に密告しようとした父親を、口封じに殺害されてしまった少年・アロイスの持つ彫刻刀をゲートに出現し、彼が彫った木彫りの人形に憑依していたホラー。
外見は、両腕がカマキリのようになった、木偶人形と人骨を合わせたような姿になる。
アロイスの復讐心につけ込み、彼と共に(あるいは彼に成り代わって)復讐を実行しつつ人間を喰らってきた。狙ったかどうかは不明だが、人を喰らえば村人の猜疑心が高まって新たな儀式の犠牲者が生まれ、「食事」がし易くなるという魔のサイクルを形成していた。
活躍
父・ヘルマンと共に村を訪れたレオン・ルイスに正体と手口を見抜かれ、ホラー態となって挑むも圧倒されると、自身の顔や声をアロイスのそれに変化させて命乞いし、躊躇させた隙に逃走する。
村の子供達を消した犯人としてオレリア・アロイス母子を処刑せんと狙う村人たちを喰っていくが、最後に村長を喰らおうとした所、駆けつけたガロと再度戦闘。
追い詰められ、再び同様の手口で命乞いをするも今度は聞き入られず討滅された。
復讐心を否定してみせたレオンに諭されて改心したアロイスは母・オレリアと共に村を出て行ったが、ホラーの脅威から生き延びた村長は事件の犯人として儀式の新たな犠牲になろうとしていた。
レオン「あいつ等…!」
ヘルマン「放っておけ。人を裁くのは俺達の領分じゃない」
村人達の愚かさと汚さに苛立つレオンだが、ヘルマンは魔戒騎士の使命ではないと、静観しろと息子を諭す。
そうして、ルイス親子はサンタ・バルド城を目指す旅に戻るのだった。