パラメータ
破壊力 | なし |
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スピード | なし |
射程距離 | なし |
持続力 | なし |
精密動作性 | なし |
成長性 | なし |
概要
「ジョジョの奇妙な冒険」第6部「ストーンオーシャン」に登場するエンポリオ・アルニーニョのスタンド。
物体の幽霊を操ることができるスタンドであり、スタンド像は持たない。作中ではピアノやパソコン等の幽霊が登場しており、いずれも本体のエンポリオによって使用可能。
ただしあくまでも「幽霊」であり、拳銃の幽霊は発砲しても着弾することは無く、またチョコレートやジュースの幽霊は味はしても空腹は満たせないなど、現実世界に影響を与える事は不可能。そのほか壊れたり飲食して消費してもいつの間にか修復されており、逆に現実世界からの影響も受けないことが窺える。
物体の幽霊は必要な時以外は実体化させないで置くことが出来るらしく、劇中でエンポリオは握りこぶしからブラウン管モニターの古いパソコンとキーボードを瞬時に出現させていた。
物語の終盤ではスタンド能力が変質したのか、通じていなかったはずの携帯電話で承太郎との連絡が可能だったり、着弾しないはずの拳銃をプッチ神父に向けて構えたりと、現実世界へ影響力を持っているかのような描写がなされている。
エンポリオの知識はスタンド能力によって「本の幽霊」を幼少から多数読んできたことに由来する。また、この能力が如何なく発揮できるのも、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所が過去に火事になり改修されたこと、言わば刑務所内に「屋敷の幽霊」があることに関係が深い。エンポリオはこの能力で、過去に焼失した刑務所の音楽室に隠れ住んでいた。なお、殺害されたエンポリオの母親もこれに似たスタンドを持っており、それを利用して秘密裏にエンポリオを出産・育成していたことが単行本にて明かされている。
はっきりとしたスタンド像がないうえに、能力によって具現化した幽霊が部屋・銃などバラバラであるため、このスタンドだけが描かれた例はほとんどない。