CV:小山茉美
概要
劇場版「ドラゴンボール 神龍の伝説」に登場するキャラクタ。グルメス国の女兵士で赤毛の美女。
グルメス王の命により、相方のボンゴと共にドラゴンボールの探索・収集をおこなっている。
悟空の不在に乗じて四星球を盗み出し、代わりにグルメス王国の金貨を置いて行って「お代は払った」と豪語するなど、なかなかあくどい性格。
劇中ではパスタを含めた兵士たちがグルメス王を誑かしたと言われており、グルメス王国の惨状を作り上げた元凶の一部ともいえる。自身もまたグルメス国で産出するリッチストンによりもたらされる莫大な利益の虜になっており、物語のラストで神龍によって変わりゆく国と共に貯蔵・埋蔵されていたリッチストンがまとめて空へ吸い上げられていくのを見ながら「あたしのリッチストンが!」などと叫んでいた。
兵士だけあって各種小・重火器や爆発物を使いこなし、また潜水艦の指揮を執るシーンもあった。ヤムチャの不意打ちの足払いをとっさに避けるなど、格闘戦能力もなかなか高いようである(劇中でヤムチャを撃退できたのは、別にヤムチャより強いわけではなく、彼女が美女だったからだが…)。
他メディアへの客演
そもそも少年編時代の劇場版作品が取り上げられる機会そのものが少ないため、ましてやその中でも脇の敵キャラである彼女の客演は非常に稀である。
そんな中、2018年、「ドラゴンボールZドッカンバトル」に極知イベント産キャラクタとして実装されている。
性能は必殺技によるATK低下、パッシブによる中確率回避、攻撃した相手のDEF低下&中確率気絶と、相手の行動を妨害する性能に特化している。原作で何度も悟空たちの前に現れ邪魔してきた彼女らしい特徴と言えるだろう。
気絶あるいは回避が決まれば相手に何もさせず攻め立てられるし、ATK低下が何度も決まれば相手の攻撃はほとんど意味をなさなくなるが、いっぽうでなんとパッシブにも必殺技にも自身へのステータス補正が一切存在しないため、こういった妨害が決まらないまま敵の攻撃に晒されるのは非常に危険。イベント産らしく良くも悪くもピーキーな性能と言える。
ちなみに彼女が実装されたイベントは少年編の劇場版3作品を取り扱った連作イベントなのだが、これら一連のイベントにおいてカードとして実装された敵キャラは彼女のみ。ボスであるグルメス王や相方のボンゴは無論、次作のルシフェルや次々作の桃白白、鶴仙人を差し置いて謎の優遇を受けている(一応、これらのキャラクタもカードとして実装されていないだけで、敵専用のバトルキャラとしてはきちんとイベントに登場している)。
またこのゲームにおいては演出の都合上、舞空術を使えないキャラクターは戦闘時のキャラクター表示において乗り物に乗るなり、ジェットパックを背負うなりして何らかの飛行手段を追加されているのだが、彼女の場合は原作において相方のボンゴが使っていた(彼女自身は使っていない)円盤型の飛行機械に乗っている。