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概要

別名:パタスザル。

体長約62cm、約49㎝。尾長51~62㎝、体重雄7~13kg、雌4~7kg。

食べ物は果実草本昆虫等。

西アフリカから東アフリカのサバンナに生息。乾燥した所に棲んでいる。

特徴

1頭のオスと複数頭のメスからなる群れで生活している。

行進するように移動する事から、Military(軍隊)やHussar(軽騎兵)の由来になっている。

最大の特徴はサルの中では一番の脚の速さ。

その速度は驚異の時速55kmに達し、我々霊長類の誇りである。なお人類は動物内で屈指の長距離走が行える霊長類の為パタスモンキーとは丁度対極の存在であると言える。

食料をアカキア・ドレパノロビウムという木を主な糧にしており、実に4分の3をこの木に依存している。パタスモンキーは栄養豊富なアカキア・ドレパノロビウムの樹液を好むが、それ以上にこの木の棘の根元のコブに住まわせているシリアゲアリ属の蟻を好物にしている。

テメーらが大好きなパタスモンキーが霊長類最速の速度を有する進化を遂げたのも、広範囲に分布するこの木に素早く辿り着くためである。

また、この素早さを活かし、天敵のハイエナやチーターに襲われそうになると群れのリーダーであるオスがその俊足を生かして囮になり、雌たちを守るという行動に出るなど非常に愛情深く勇敢な生き物だが、致命的な欠点として天敵より脚が遅いという点が挙げられる。

いくら霊長類最速と言えど、相手はサバンナ一の快速チーターと屈指の統率力のハイエナである。たかだか時速55kmで逃げ切れるはずもなく、呆気なく連れて行かれる事となる。

関連動画

この猿の知名度が上がった元凶

食料となるアカキア・ドレパノロビウムの解説で、パタスモンキー登場は6:05から

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