「全ての力をこの杖に宿せ!」
概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE POWER」、漢字名は「力」。
実体化すると小柄な少女の姿をとる。
可愛らしい見た目に反し、その名に違わない怪力の持ち主。
自分の力を誇示するのが好きなようで、封印するには力比べをして勝つ(正確には負けを自覚させる)必要がある。
カードとして使用される際は実体化せず、使用者に常人離れした力を与える。
ちなみに後述の経緯から、知世は「ペンギン大王の移動と言えば『力』」だと認識している模様。
作中では
クロウカード編
第13話「さくらとゾウの力くらべ」で初登場。
ペンギン公園の滑り台(ペンギン大王)をひっくり返したり、動物園の檻を破壊したりするなどの悪戯を行っていた。移動するだけでも爆発音のような大きな音を立て、通った場所に大穴を空けている。
動物園内で遭遇したさくらは、封印のため「力」に勝負を挑み、綱引きで対決することに。途中で「力」の被害に遭ったゾウの親子がさくらに加勢するが、それでも徐々に劣勢になっていく。
しかしその時、近くの木の上にいた小狼が「時」で自分以外の時間を止め、「力」の手から綱を抜いてしまう。「時」が解けた途端に両者は尻餅をつき、対決はさくらの勝利ということに。「力」は何が起きたのかわからず、納得できないという表情のまま封印された。
封印後、さくらは早速「力」を使い、逆さまになっていたペンギン大王を元に戻している。
その後第20話「さくらとたたかう転校生」にて、「闘」を相手にする際にも使用。
苺鈴を劣勢に追いやった「闘」を、さくらが振り下ろした杖の一撃でKOしてしまった。
さくらカード編
第52話「さくらのひつじ注意報?!」にて、エリオルの魔法で移動していたペンギン大王を元に戻すためにさくらカードに変えられた。
さくらは「力」を人前で使うことが相当恥ずかしいようで、この時は側にいたケルベロスと小狼に「あっち向いてて!絶対こっち向いちゃダメだからね!」と念を押している。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、現時点で使用場面はない。
その一方で、同様にペンギン大王を逆さまにする騒ぎを起こしたクリアカード「逆転(リバーサル)」(こちらもアニメオリジナル)が登場している。