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概要編集

『ヒノマルソウル』とは、長野オリンピックにおけるスキージャンプ・ラージヒル団体において2回目の競技を行うために、吹雪の中でジャンプを敢行した25人のテストジャンパーの物語を実話を基に描いた邦画。長野五輪においてテストジャンパーの1人として活躍した西方仁也田中圭が演じる。発表当初は2020年6月19日公開予定だったが、2020年に入ってからの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により、2021年5月7日に公開予定に変更された。後に状況を鑑み、再度の延期が決定し、2021年6月18日公開予定に変更となった。

主題歌は、MISIAの「思い、はらはらと」。挿入歌は、MAN_WITH_A_MISSIONの「Perfect Clarity」。


あらすじ編集

日本で行われる冬季五輪、長野五輪の男子スキージャンプ・ラージヒル団体の決勝が行われる日、テストジャンパーを務める西方仁也は特別な思いを秘めてこの日を迎えていた。


前回のリレハンメル五輪で代表だった西方は怪我により今回の五輪で代表から漏れ、テストジャンパーとしてこの長野五輪に参加していた。彼は前回の五輪でジャンプを失敗し金メダルを逃す要因となった原田雅彦に日本スキージャンプ・ラージヒル団体の金メダルを託そうとしていた。裏方として五輪に参加しなければならない悔しさを胸に秘めながらも、西方は仲間たちの奮闘を祈る。


しかし、最初の試技において原田がジャンプを失敗し、日本は4位に転落する。さらに2回目の試技の前にジャンプ台周辺は猛吹雪となり、試技が中断する事態に陥る。このままでは競技が終了し、日本の金メダルの可能性はなくなる。


そんななかで審判団が協議を行い下した結果が「25人全員のテストジャンパーが誰ひとり失敗することなくジャンプを行う」ことを条件に2回目の試技を行うというものだった。日本の金メダル獲得への思いは、25人のテストジャンパーにすべてに託されることとなる。


「絶対に日本に金メダルを獲らせる」という祈りとともに、25人のテストジャンパーは吹雪の舞うジャンプ台に向かう。歓声も拍手も受けることはないが、誇りある名誉を受けた戦士たちの闘いが始まる。


登場人物編集

リレハンメルオリンピックに男子スキージャンプの日本代表として出場していたが、その後、結果を残そうとする焦りからケガを負ってしまい、現役引退を余儀なくされる。そんな中、長野オリンピックのテストジャンパーとして参加することとなり、そこで出会った仲間たちと触れ合う中で心境が変化していく。


仁也の妻。ケガでスキージャンパーとしての道を絶たれ絶望していた仁也を励まし、支え続ける。


長野オリンピックのテストジャンパーの1人。先天性の聴覚障害を持ってしまっているが、そんな中でも希望を見失わずに大好きなスキージャンプに情熱を注いでいる。


長野オリンピックのテストジャンパーの1人。仁也に尊敬の念を抱いており、自身がトラウマを抱えていることを仁也に相談し、彼のおかげでトラウマを克服することができた。


長野オリンピックのテストジャンパーの1人で、唯一の女性。父親の反対を押し切ってテストジャンパーとして参加しており、合宿中に賀子を連れ戻しに来た父親と喧嘩になるが、仁也が仲を取り持ち、何とか和解することができた。夢は、「女子スキージャンプの代表になること」。ちなみに、彼女のモデルは、長野オリンピックのテストジャンパーをつとめた、当時高校生だった葛西賀子(現姓・吉泉)。


長野オリンピックのテストジャンパーたちを指導するコーチ。仁也とは知り合いで、彼をテストジャンパーに誘ったのも神崎である。


関連タグ編集

東宝

スキージャンプ・ペア - 実況アナウンサー役で茂木淳一が出演している。

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