「私の名はピルナス、美しさと快楽の女神…」
「さ~あ、調教開始よ!」
概要
『三重連太陽系』再生プログラム『ソール11遊星主』のひとり。自らを「美と快楽の女神」と称する。自称から再生した三重連太陽系の住人に対する娯楽や芸術への啓発を担当にも見えるが、彼女の遊星主としての本来の役割は不明。
その容姿は際どい深紅のボンデージを纏い、仮面を被った女王。背中や臀部には蜂を思わせる翅と腹部器官、左手は赤い蝋燭と針が化する。
『パルス・アベル』を警護する役割を持ち、白兵戦に関しては『パルパレーパ』や『ピア・デケム』と並び立ち、背部から分離可能な鎖を放ち相手を拘束し、左手の針で刺突。槍の如く尖った踵での蹴りも強力で、針からは炎も放つ。
オリジン地球で『ルネ・カーディフ・獅子王』と邂逅して以降、何かと因縁を持ち、彼女を「子猫」呼ばわりする。嗜虐心が強いサディストで、鎖で縛りあげ拘束し、ヒールで顔を踏みつけ、針から放つ火炎を浴びせ執拗に甚振り続けた。単に無力化させて事実を突き付けるだけでなく、個人的な趣味嗜好が多分に混じっていたと思われる。
『ルネ』との初交戦では常に強者としてマウントを取り、余裕を保ち続けていたが、『ケミカルボルト』で操られていた『獅子王凱』が駆る『ジェネシックガオガイガー』の勇姿には、その誇示力に危機感を覚え、恐怖の汗が見られた。
最終決戦では『ジェイアーク』へ白兵戦を挑み『主従の盟約』を利用し返り討ちにした筈の『ソルダートJ』のJジュエルと『ルネ』の『Gストーン』による共鳴共振で動力源の『ラウドGストーン』を破壊されるも、『ピサ・ソール』の再生波動で複数体量産されたが、レプリションフィールドで護られた中枢を『ゴルディオンクラッシャーで光にされた結果、仲間と共に滅された。
消え逝く中で見せた仮面の下の素顔は、意外なものであった。
『パルス・アベル』と同じく、劇中では専用『パーツキューブ』や、戦闘形態へとフュージョンした『メカノイド』は登場していない。