概要
1985年7月にファミコン専門雑誌として創刊、ライバルのファミ通やマル勝ファミコン等のファミコン系ゲーム雑誌の走りとなる。当時は月刊だったが、月2回、隔週刊と変わっていく。
この雑誌の最大の特徴と言えばウソ技企画だろう。
ウソ技とは、一言で言えば「ウソの裏技」のこと。ファミマガは当時の裏技ブームに乗って様々なゲームの裏技を「ウル技(ウルテク)」と称して紹介していたが、毎号1つ編集部がでっちあげたウソ技が混じっていた。そしてそのウソ技はどれかという懸賞付きクイズを行っていたのだ。
当時の子供達は数多くのウソ技に騙され、期待の眼差しでそれを再現しようとして涙を見た。
ウソ技の中で一番有名と思われるのは、メイン画像にもなっている水晶の龍だろう。これはゲームのヒロインであるシンシアと野球拳が出来ると言うものであり、普通に考えればウソだとわかるのだが、コロコロとボンボンでエロ教育されていた当時の小学生男子は見事に騙されまくったのである。
なお、ウソ技に関しては、後に本当に実現・収録された技もある。その一例として桃太郎電鉄の銀河鉄道カードが当てはまる。ただし、ウソ技ではないが実はメーカー側から期限付きで『ウル技』公開自粛されていたものをうっかり公開してしまい、翌月にお詫び文を掲載する事態になった事がある。
季刊としてこれまで誌面で紹介されたものを別冊の『大技林』として百科事典風に纏めたものも出していた。レトロゲームを楽しむ場合、これがあるとより楽しめるだろう。
過去にはディスクシステムのゲームアイディア募集、ラグランジュポイントのキャラや楽曲等の募集も行っていた。
なお、あまり知られていないがVHSビデオで「ファミマガVideo」と言う物も存在しており、インターネット世代から見れば信じられないような媒体でもリリースされていた。
ただ、ファミ通に押される形で発行部数が減少したことから、1996年に「ファミマガ64」にリニューアルを図った上、別働隊として「ファミマガweekly」なる週刊誌を創刊させたものの、後者はわずか半年で廃刊に追い込まれてしまった。
そして「ファミマガ64」も隔週刊から月刊に移行、そして1998年5・6月合併号限りで事実上廃刊、約13年の歴史に幕を下ろした。
その後「Nintendoスタジアム」と改めた。しかし徳間書店から離れて毎日コミュニケーションズに移籍したが、その頃は既に「Nintendoドリーム」が刊行されていた為同じ出版社から任天堂専門ゲーム雑誌が二つ出ていたという妙な事になっていた。その後はニンドリと統合して徳間書店に再び戻った複雑な経歴になっている。
その為、ファミマガの事実上の後継誌は「ニンドリ」となっている。
姉妹誌
- PC EngineFAN
- メガドライブFAN
- SATURN FAN
- ドリームキャストFAN
- PlayStation magazine
関連タグ
りり:こちらもファミマガでプレゼントキャンペーンで関係しているとされており、後にウソだった事が判明した…と言われてきたものの、ファミマガでプレゼントキャンペーンの一つとして地味だったが実際に題材にされていた事が判明している。