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ファントムブラッド(舞台)

ぶたいばんふぁんとむぶらっど

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第1部「ファントムブラッド」を原作とした舞台作品である。
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概要編集

舞台【ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド】は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第1部「ファントムブラッド」の舞台作品。

帝国劇場は、老朽化の影響により建て替えのため、2025年2月からの休館を発表している。そのため、現在上演中の演目はクロージングラインナップであり、本作は建て替え前の帝劇最後の新作ミュージカルとなる。


2023年6月1日、2024年2月より上演されることが発表された。2023年8月29日には、キャストと扮装ビジュアルが一挙に公開された。

制作は東宝。同荒木飛呂彦作品『死刑執行中脱獄進行中』の舞台版で演出・構成・振り付けを手がけた長谷川寧氏が演出を担当する。仏ミュージカル作曲家で「1789 -バスティーユの恋人たち-」などで知られるドーヴ・アチア氏が音楽を、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』の舞台版の演出を初演から担当してきた元吉庸泰氏が脚本を手がける。


公演日時編集

【東京公演】

帝国劇場

2024年2月6日(金)~ 2月28日(水)千穐楽※

チケット一般前売日:2023年11月25日(土)


【全国ツアー公演】

札幌文化芸術劇場 hitaru

2024年3月26日(火)初日 ~ 3月30日(土)千穐楽

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

2024年4月9日(火)初日 ~ 4月14日(日)大千穐楽


※開幕準備に想定以上の時間を要したため、東京公演にて上演予定だった2月6日から11日までの計7公演の中止が発表された。


キャスト編集



評価編集

2度目の荒木作品の舞台化を務めた長谷川氏の演出、フレンチミュージカルの大御所ドーヴ・アチアの作曲、ディオ・ブランドー役にジョジョ初出演となる宮野真守が登用されたことから、ジョジョラーのみならずミュージカルファンからも注目を集めた。


ところが、上演2日前となる2月4日に初演延期が決定。

その理由も演者の体調不良等でもなく、「開幕準備に想定以上の時間を要した」という前代未聞のものだったため、東宝へ批判の声が相次いだ。


東宝によると、複雑な演出プランの擦り合わせに時間を要し(宮野によると、ワイヤーを使って本当に壁を登らせる演出もあったとか)、稽古時間が大幅に短縮されてしまったとのこと。

それでも初日に間に合わせようと試みたものの、出演者、スタッフの安全を鑑み、苦渋の判断として初日は延期された。

東宝の見通しの甘さを批判する声もあったが、

  • 炎を巻き上げながら釣り上げられるダニーの死骸
  • 足場の狭い階段でのダンスシーン
  • ワイヤーを使ったジョースター邸からの脱出

等々、危険な演出に納得の声も上がった。


幕上がり後の感想は一変、原作の世界を忠実に表現する演出は好評を博した。

キャストも全員ハマり役であり、特に宮野演じるディオは「キャラクターの見方が変わった」と高い評価を受けた。ポコ等終盤に登場するキャラクターはオミットされてしまったが、それを含めても評価の高いメディアミックスである。

その分開演延期には「惜しい」との声も多く聞かれる。


関連動画編集



関連項目編集

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

舞台化


死刑執行中脱獄進行中


外部リンク編集

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