フォックス(北斗の拳)
ふぉっくす
盗賊団「ウォリアーズ」(原作では名称不明)の幹部で首領であるジャッカルの右腕と称される男。軍団では1番の実力者。
尤もジャッカルの言う「右腕」は建前だけで実際はフォックスの事など信頼しておらず、フォックスも生きて行く為に都合が良いからジャッカルに従っているに過ぎないお互いを利用し合っているだけの関係である。
長身で、眉を剃り落とし縦縞の刺青を額に入れている。チョンマゲのような変な髪型が特徴的。モブの村人曰く「なんて極悪な人相だ!」「悪者に違いねえ」とのこと。
『跳刃地背拳(ちょうとうちはいけん)』という拳法の使い手で、死んだ振りをして仰向けに倒れて敵を油断させ、そのまま跳び上がり相手を両手に装備した鎌で切り刻む。原作では背筋の力だけで飛び上がっているように描かれたが、旧テレビアニメ版では一瞬身体を丸ませ、腕の力で飛んでいる。
極めて残忍な性格で、「人を殺した後は小便がしたくなる」と吐き捨てる程の殺人狂。
ジャッカル一味がバットの生まれの村を襲い、バットの育ての親トヨばあさんを殺した事に激怒したケンシロウにより追い詰められ、得意の跳刃地背拳で騙し討ちにしようとしたが、跳躍してしまうと背面は無防備になる弱点を突かれて背後に回られ、蹴られるだけの状態になってしまう。
ジャッカルの居場所をケンシロウに尋ねられた際に拒もうとしたが既に経絡秘孔の一つ新一を突かれていた為、ジャッカルがビレニィプリズンに向かった事を漏らしてしまう。
その後改めてケンシロウに処刑を宣告され、逆上して体を反転させて襲いかかったが寝転がったままのケンシロウに死ぬほど顔面を蹴り飛ばされ、岩壁に叩きつけられて殺害された。
更に、見せしめの為にその死体をジャッカルに送り付けられた。
なお、ジャッカルには漏らされたことを根に持たれており、死後は死体をジャッカルに蹴られ続けた。いくら悪人とはいえ、これではフォックスが気の毒である。
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