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フライング怪獣ティラザウルス

ふらいんぐかいじゅうてぃらざうるす

「ティラザウルス」とは、特撮TV作品『ファイヤーマン』に第12話に登場した怪獣である。本稿では同話に登場した「少女」についても説明する。
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データ編集

別名:フライング怪獣
身長:56m
体重:4万1,000t
出身地:笛島
デザイン:池谷仙克

概要編集

第12話「地球はロボットの墓場」、第15話「ベルダー星M13号指令」に登場。


SAF水島隊員の祖父である水島博士が、洞窟の中にあった恐竜ティラザウルス(作中では「ティラゾウルス」と発音されている)のミイラをベースに製造したロボット怪獣

博士からは「太郎」と呼ばれており、後述の「少女」からも可愛がられている。

ウランを動力とし、空中をマッハ3で飛行し宇宙でも活動可能だが、体に傷がつくと放射能が漏れだしてしまう。

普段は自分の意思で動いているようだが、博士の開発したコントローラーである程度は遠隔操作が出来る。また、少女の歌う童謡『かなりあ』を聞くとおとなしくなる。


博士と共に笛島に潜伏しており、彼の道楽として宇宙を飛び回っていたが、SAFのマリンブルと激突したことで存在が露見する。後にバローグ星人によって博士を殺害され、水島隊員が窮地を逃れるためにコントローラーを破壊したことで機能不全を起こし暴走。ファイヤーマンと対峙したが、ろくに戦う事もなく脳天にチョップを食らって機能停止した。


決着自体はあっさりと着いたが、ティラザウルス自身は決して悪の存在ではないためファイヤーマンも攻撃を躊躇しており、その遺体を宇宙へ葬るという気遣いを見せている。


第15話では一郎少年が見た予知夢の中に、恐竜時代に棲息していた野生のティラザウルスが登場。ライバルであるラノザウルスと対決したが、角の一突きで殺されてしまった。


「少女」編集

地球はロボットの墓場

身長:160cm
体重:48kg
演:栗野芳美

笛島でティラザウルスと暮らす美少女。バローグ星人は「水島博士の孫」と語っている。

普段は感情を表に出さず無表情だが、家族同然の存在であるティラザウルス相手には笑顔を浮かべ、傷ついている様子を見ると悲嘆の表情を見せる。また、とても無口で言葉を交わそうとはしないが童謡『かなりあ』を歌うことがあり、ティラザウルスはこの『かなりあ』を聞くとおとなしくなる。


一連の事件が解決した後は都内の病院に入院していたが、従兄にあたる水島隊員が見舞いに訪れたある日、ベッドの上でうつろな表情を浮かべ、全身から機械部品を露出した無惨な姿で発見される。彼女の胸のオープンリールからは、『かなりあ』の「かわいそう……」という一節だけが壊れたレコードのようにいつまでも響いていた。


恐らくその正体は、ティラザウルスをコントロールするために水島博士が作ったロボットだったと推測されるが、博士は侵略に加担した罪悪感からか彼女を作った現実からも目を背けていたようだ。彼女に好意を抱いていた水島隊員も当初は思わぬ事態に困惑し、冗談だと思って笑みを浮かべたり、おぞましい光景に恐怖してその場から逃げ出そうとしたが、最後は残酷な現実を直視して受け止めている。


関連項目編集

ファイヤーマン(特撮)

バローグ星人

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