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概要編集

ブッチ・キャット(Butch Cat)とは 『トムとジェリー』に登場する黒の野良猫の一匹。

1941年にMGMが制作した短編アニメ「The Alley Cat(裏街ニャン公)」の主人公が原型とされる(スパイクやメス猫のトゥードルスもここがデビュー作)。この作品では声が高く現在より体型が細かった。

一般的に「ブッチ」と呼ばれる。


『トムとジェリー』では1943年公開の「Baby Puss(赤ちゃんはいいな)」で初登場。

当初は他の野良猫と一緒にトムを冷やかす役回りであった。

以降は準レギュラーとして度々登場するようになる。


設定はコロコロ変わるが、多くの場合は路地裏暮らしの野良猫としてゴミ箱を漁って暮らしている。他の野良猫たちが登場するときはリーダー格として扱われる。回によってはトムの悪友だったり恋敵だったりある時はネズミ駆除業者だったりと様々な立ち回りを見せる。「悲しい悲しい物語」ではなんと億万長者になっていた。


お人好しで優しい一面もあるトムに比べ乱暴で強欲な気質が強く、トムとの取っ組み合いや力比べなどの多くはトムを上回り、トムが恋していた雌ネコを力尽くで奪おうとする事もある。また悪知恵も高く、「腹ぺこブッチ」では赤ちゃんになりすましてトムの家に侵入し、冷蔵庫の食料を根こそぎ奪おうとした。ちなみに、その話では、最終的にはジェリーに阻止されるが、トムとジェリーがハムを分け合おうとした際に再び出現し、ハムを丸かじりするという大逆転劇を披露した(そのため、「腹ぺこブッチ」ではトムとジェリーが敗北する話になっている)。


ボサボサの毛並みで眼つきの悪い黒猫だが、2022年時点でのワーナー公式ページでは垂れ目で他社の犬のような顔つきになっている。


関連項目編集

トムとジェリー

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