吹き替えCV:兼本新吾→玉川良一→滝口順平(トムとジェリー大行進)→(中尾隆聖、鈴木勝美(『ロジャー・ラビット』のみ代役)
概要
(MGM)社に所属していたアニメーター、テックス・アヴェリー作成の短編カートゥーンの著名な主人公である犬(バセットハウンド。ただし一部作品ではプードルと呼ばれる場合もある)。初作品初登場は1943年。
日本のテレビ版ではトムとジェリーの短編に挟まれる形で放映されることが多かった。
トムとジェリーと直接共演した作品はなかったが、近年(80年代以降)では共演機会が多くなっている。
初期の頃は性格が少しトガっていたが、回を進むにつれてだんだん丸くなった。
瞬間移動が使えたり、意外とスポーツ万能で、
どんな目に合ってもすぐに復活するダイ・ハードな犬。
また、彼に対して悪さをしようとすれば彼自身が反撃してなくても仕掛け役が勝手に自滅してしまうパターンも多く、一部では全アニメキャラ最強と噂される事もある。
オオカミのスリック(またはマクウルフ)やブルドッグのスパイク(またはブッチ)とよく闘うが、
基本的にはドルーピーの圧勝である。
- しかし、全アニメキャラ最強と噂される事が多いドルーピーであるが、意外にも敗北した話が存在する。1950年11月4日公開の『スポーツの王様』が該当し、この話では、スパイクに騙されて「(スポーツ大会の)全ての競技でズルをした(一応後述するが、ある競技でズルをしている場面がある)」という誓約書を書いてしまったことにより、スポーツ大会の優勝を逃している。
- 但し、実はスポーツ大会の競技でズルをしていたのはスパイクの方である。また、優勝者の特典はスポーツの女王とキスするということであったが、出てきた女王が好みのタイプではなかったため、スパイクが逃げ去ってしまうオチになっていた。そのため、結局良い展開になったのは、スポーツ大会に敗北したドルーピーの方である。ある意味、本作のラストにドルーピーのセリフである「なんたってさ、インチキ(=ズル)する奴は結局負けだね!」である。
- なお、確かにスポーツ大会の競技でズルをしていたのはスパイクであるのだが、スポーツ大会の競技の一つである『材木転がし』(丸太の上に乗って、足を動かして丸太を転がし、相手を水辺に落とした人が勝ちというルールで、後述する『丸太回し競争』でもルールは同様だと思われる)では、どういうわけなのか、スパイクが激しい動きで丸太を転がしていたのに対して、ドルーピーがそれに対応するためにローラースケートを付けているというズルをしている。そのため、一応ドルーピーがズルをしている競技は一つだけ存在している。
- ちなみに、似たような展開に、『トムとジェリー大行進(The Tom and Jerry Comedy Show)』の『木こりコンテスト』でも『材木転がし』と似たような競技である『丸太回し競争』が登場していたのだが、そちらではドルーピーはズルをしていない代わりに、スリックが『スポーツの王様』での材木転がしの際のドルーピー同様に、ローラースケートを付けているというズルをしている。ちなみに、その結果は、それに加えてスパイクが丸太の回転速度を上げるというズルをしたのだが、結局ドルーピーは落ちなかった上に、スリックが片方の足を動かしてしまい、足が丸太に絡まってしまうというオチになっている。
- 但し、実はスポーツ大会の競技でズルをしていたのはスパイクの方である。また、優勝者の特典はスポーツの女王とキスするということであったが、出てきた女王が好みのタイプではなかったため、スパイクが逃げ去ってしまうオチになっていた。そのため、結局良い展開になったのは、スポーツ大会に敗北したドルーピーの方である。ある意味、本作のラストにドルーピーのセリフである「なんたってさ、インチキ(=ズル)する奴は結局負けだね!」である。
- また「いかさまキツネ狩り」でも、最終的にキツネ一匹毎に巨大ステーキ一枚という報酬を勝ち取っているが、この展開も話の主軸であったキツネの機転によるものであり、珍しくドルーピーが全く何もしていないパターンである。なお、話の展開からステーキが一枚足りない事になるのだが、この話のキツネなら余裕で誤魔化せそうである。そもそも、この話では普段ドル―ピーが行っているチート行為をキツネが行っている。
トムとジェリーと夢のチョコレート工場がコラボした映画ではチョイ役で、最後5枚目「金のウォンカチケット」が当選したパラグアイに住む資産家として、『アルベルト・ミヌレタ』という名前で登場。声は中尾隆聖。
しかし、そのチケットは彼が捏造した偽物であり、警察に逮捕。手錠を掛けられ、連行された。
終わりの場面でも登場。ウォンカ製の「空飛ぶ炭酸ジュース」で空を飛んでいる。
また、実写版トムとジェリーにもチョイ役として登場。あまりの超人ぶりに社会に戦慄させられたのか、拘束衣で縛られてしまう。