「ロキシー、人族もなかなか狡猾で残酷だよ」
概要
世界を旅して見たものを本にする冒険家。アスラ王国にある海沿いの小さな村出身で、魔術師だった親から魔術を教わって、本でしか知らなかった外の世界を見ようと冒険者になったが、冒険者の冒険と自分が求める冒険は違うと感じ、世界を見て回る旅に出た。
魔大陸のミグルド族の集落を訪れた際に、ロキシーに魔術を教えた先生。教わった魔術と聞かされた集落の外の世界への憧れからロキシーはミグルド族の集落をでて冒険者になった。
容姿
ボサボサの髪にメガネとそばかすが特徴の女性。つばの広い三角帽子を愛用しており、自分が使っていた帽子をロキシーにプレゼントした。
人物像
マイペースでとらえどころのない性格。だらしない見た目と合わせていい加減なようにも見えるが、世界中を旅してきた経験から、達観した人生観と豊富な知識を持ち合わせている。
戦闘能力
作中では戦闘描写がないが、世界で最も危険な大陸と評される魔大陸を1人旅できる凄腕の魔術師。成長したロキシーや、エリナリーゼ、タルハンドなどの熟練の冒険者でも魔大陸の1人旅は危険だと避けているので、そうとうな実力者だと予想される。
余談
ルーデウスの死後の甲龍暦480年にブラッディ・カント著の本が出ているが、作者によると未完成原稿を誰かがカント先生の名前で出しただけで、すでに死亡しているという。