「俺はデストルークの守護者……ブルーヴィクター」
CV:置鮎龍太郎
概要
「デストルークの守護者」を名乗る謎のスーパーロボット。ファルセイバーと同じく自らの意志を持った機械生命体であり、パイロットはいない。
デストルークの侵攻をかつて阻んだファルセイバーを抹殺するために送り込まれた存在であるが、ファルセイバーによればかつての戦いでは姿を見せていなかったらしい。
初見時のヨウタは「先遣隊が倒されたことで守護者が出張って来た」と推測しているが……?
容姿
赤と黒ベースとした騎士の姿をしている。
二対の翼に加えて、異様に巨大な肩アーマーが特徴的。このアーマーは高速機動時には後退翼となり、機動力を上昇させる。
デストルークらしいカラーリングであるが、一方でデザインラインがファルセイバーとほとんど同じである。
「ブルーヴィクターなのに青くないじゃないか」と言うかもしれないが、これは彼が持つ槍「ブリューナク」から取られたもので、色とは無関係である。
武装
武装は上述した槍「ブリューナク」のみだが、変形させて攻撃モードを使い分ける事ができる。
- ヴィクターブリット
ブリューナクを銃型に変形させて射撃。
- フレイムスラスト
ブリューナクを2本に分割し、炎を纏わせて連撃を加える。
- リライアブルスロウ
ブリューナクにエネルギーを溜めて投擲する必殺の一投。ブルーヴィクターの意のままに飛び、獲物を一度ならず連続して確実に貫く。
関連イラスト
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ネタバレ
ファルセイバーを宿敵として狙っていたが、その実態は本来「境界の守り人」を構成する至宝のひとつ「力の至宝」。すなわち、ファルセイバーとは宿敵どころか同じ存在だったのである。
それがデストルークの走狗と成り果てたのは彼らが「力の至宝」を先に確保し、刺客として作り変え利用したため。その人格や姿もディボーティーに作られたものに過ぎない。
なお、「力の至宝」そのものは彼のボディではなく槍の方に宿っており、この槍は序盤にファルセイバー達が発見するものの直後にデストルークに奪われていた。つまるところ、この槍の力を扱う為のボディとして作られたのがブルーヴィクターである。
恐るべき襲撃者として何度もファルセイバーとその属する部隊ブライティクスを強襲するも、度々原因不明の眩惑症状に見舞われて失敗を重ね、デストルークからもほぼ見限られた状態になる。
最後のチャンスとしてオウストラル島に残された超エネルギー「ジュピターX」を取り込み、命を賭した戦いを挑むもなお敗れ去るが、度重なるファルセイバーとの接触の結果徐々に自覚し始めた自身の本来の使命を完全に取り戻し、ついにはディボーティーの洗脳を振り切る。
しかしながら、本来境界の守護者であるべき自分がデストルークに利用されていた罪悪感からファルセイバーの元を離れ、あてどなく逃亡。
さらにディボーティーが裏切りの可能性に備え、帰還して調整を受けなければ存在を維持できないようにされていたため命の危機を迎えるが、ジェイアークにより保護されひとまずの応急処置を受ける。
その後、合体原種との戦いでファルセイバーを失ったヨウタ・ユキと再会し、彼らの意志に応えて融合。その時、黒かった部分が白色に変じた。
境界の守り人としての存在を完全に取り戻した彼は、亡きファルセイバーに代わって二人と共に戦っていく(…というわけで、今回の主人公の2号ロボとなる機体なのである)。
これに伴い新たなる攻撃モード「エクスプローシブピアース」を獲得。肩アーマーを外して結合し、クロスボウ式に槍を発射する。やはり2号勇者ロボか…。
そうして戦いを続ける中、オウストラル島での戦いにおいて、ディボーティーがコピーであるブルーディスターを量産して仕向けてくる。
ディボーティーの調整を受けずヨウタ・ユキとの融合で強引に持たせていたことがたたって、ついに限界が来て窮地に陥る。
その時、島の遺跡に変化していた「生命の至宝」により、ファルセイバーが復活。二つに分かたれた存在は再びひとつとなる。
なお、ブルーヴィクターのロボットとしての体を構成しているのは本来の姿からファルセイバーの部分を抜いた余りの部分である。
関連タグ
リリス:似たような設定つながり
ブルー・ジェット:名前がブルーが入っているのに青くないロボットキャラ。