ブロンキア決戦
ぶろんきあけっせん
物語後半の内容のあらすじが入っているため、ネタバレが含まれます。
チャプター未クリアの方はご注意ください。
やっと儀式の反動から回復した病み上がりの焔帝ガルカーサは帝都フレアヴェルクの門にて仲間の戦死の報告を受け、一人で涙を流していた。
その一方、世界を守りたい気持ちで聖戦を謳い帝国の侵略を開始したユグドラは、今まで見ようとしていなかった帝国の人々の人間性を見せ付けられ、罪のない民衆に手をかけた罪悪感で戦意を失いかけていた。
自分で作った屍の山を越えて帝都フレアヴェルクへとたどり着いた王国軍。
そこでユグドラはこれ以上無益な流血を避けたいことを声にして、かつて両親の仇として考えていなかったガルカーサに帝国民の救命を誓い降伏を呼びかけてみるのだった。
―しかしユグドラの手により家族を、仲間を、無垢な民をも理不尽に殺されたガルカーサはその言葉を信用するはずもなく、断ると一言を嘆く声で力強く轟かせた。
帝国は王国を侵攻し一度王都を制圧している。王国は帝国を蹂躙して答えた。
互いの心に燃え上がる憎しみはもう消されることがないだろう。
もはやどちらかが倒れるまで戦が収まることはない、と。
悲劇はもう逃れられない。ガルカーサとユーディがかつてヴァーレンヒルズから没収したアンクの威力を以て門を死守しようと、王国軍が爆撃を必死に耐えながら突破口を探そうと刃を交える傍らでユグドラは絶望に涙する。
絶体絶命に思えたそんな時、愛するミラノを救うためにキリエが駆けつけてきた。
こうなったら自分を信じて付いて来た人たちを守るために戦うしかないとユグドラにひとつ渇を入れた少女は、不敵な笑顔で「道を作ってくるね」と空を駆けた。
そして帝都へと足を踏み込んだユグドラたちを迎えたのは、王国の闇。
双生の戦乙女・ルシエナ=ルーン=アルトワルツにアイギナ=アイネ=アルトワルツ。本来ならばユグドラの姉であり王国の正当な継承者だったはずの双子は、なんらかの陰謀により亡き者に仕立て上げられ、帝国で保護されてなんとか生き延びてきた。
しかしことの真相を探ることはもうできない。自分たちを捨てた王国への復讐心、そしてそんな自分たちを仲間に迎え入れ守ってくれた恩人ガルカーサへの敬愛。
ルシエナとアイギナはその想いを胸にユグドラたちを食い止めようと剣を振るうのあった。
そしてガルカーサは、すべての希望が失った時に備えて「最後の手段」を使う覚悟を決めていた。
最終決戦の時が迫る。
あわせて4マップ。
マップ数 | サブタイトル |
---|---|
BF42 | 凱旋門 |
BF43 | 帝都フレアヴェルク |
BF44 | ブロンキア城 |
BF45 | 魔竜ブロンガの間 |
BF45で魔竜の血を覚醒させて紅蓮の焔の分身となったガルカーサが目的地にたどり着いてしまうと、自分自身を生贄に捧げその嘆きの心で魔竜ブロンガを復活させるバッドエンドが見える。
依存したすべてを失えど最後まで諦めず、世界の理不尽を焼き尽くしたい理想と仲間を想う心だけを抱いたまま魔竜の血の本能に身を預けた青少年が、その悲壮な祈りで文字通り世界を燃やす劫火を呼び覚ますのだった。
このチャプターのキーパーソン一覧
王国軍とその味方
新生ブロンキア帝国軍
各チャプターリスト
チャプター数 | サブタイトル |
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Chapter 1 | 希望を手に追われる者 |
Chapter 2 | 失われた日々 |
Chapter 3 | パルティナ電撃戦 |
Chapter 4 | 囚われのユグドラ |
Chapter 5 | 光と影にたゆたう罪と真実 |
Chapter 6 | グラン・センチュリオ |
Chapter 7 | 竜の眠る最果ての地へ |
Chapter 8 | ブロンキア決戦 |
Chapter 9 | バトル・オン・ザ・レクイエム |