概要
第一夜より登場するベターマンの変身態の一つ。
ベターマン・ラミアがアニムスの花に宿るアニムスの実の一種・ネブラの実を補食する事で変身した姿。
ネブラとはラテン語で「霧」を意味し、その身体は恐竜を思わせる形状をしている。
全高は5~6m未満。ラミアの変身態の中では最も登場回数が多い。
非常に高い身体能力を持ち、ラミアの実力も相まって機械兵器や巨大怪獣相手でも十分に渡り合える。基本的に陸戦だが、背中の透明な膜状の翼・ネブラカイトを広げて飛翔することが可能。
胸部にはラミア同様の胸腺が存在し、ラミア本体はここに存在する。変身前と同様に免疫粒子・ペクトフォレースを放つことが可能。
その身体は一種の生体装甲であり、毒などでダメージを与えることはできない。
身体を構成する細胞は肝細胞に酷似している。
一定時間活動し、活動限界時間を過ぎると、その身体は石化(正確には、肝硬変に酷似した状態に変化する)し、胸部の胸腺からラミア本体が抜け出す。その後、残った身体は崩れ去ってしまう。
能力
超音波を操る能力を持ち、応用によって多彩な技をみせる。
霧
空気中の水分を超音波で振動させ、霧を発生させる。主に目くらましに利用される。
この技こそ、本形態がネブラ(霧)と呼ばれる所以である。
飛行能力
背中の透明な膜状の翼・ネブラカイトを広げ、超音波を利用して自在に飛翔する。
その飛行速度は時速800㎞で飛ぶ軍用機にも勝る。
電磁パルス
ソニックウェーブによって電磁パルスを発生させる。機械相手に使用される。
光の屈折率の変更
超音波の圧力層を作り出し、光の屈折率を変えて相手の目測を誤らせる。
第三者にはあたかも突然消えたように見える。
サイコ・ヴォイス
後頭部から伸びる鞭状の器官『クラッシュウィッパー』で対象を叩き、物質構造を解析。その固有振動数に合わせ特定の物質のみを粉砕・破壊する超音波を放つ必殺技。
受けた相手は砂状に粉砕される。群体などでも一気に粉砕することもでき、性質上あらゆる物質を粉砕可能だが、無敵の技ではなく、作中では何らかの方法で無力化されてしまうケースもある。劇中ではインド・アジャンター石窟内でベヘモットと戦った際、放たれた超低周波で相殺され、ベターマン・トゥルバと戦った際にも、気流で音波振動を拡散されて無力化されている。
また、真ブラフマンやカンケルのような高い再生能力をもつ相手には効果がなかった。
マイク・サウンダースのディスクXは、獅子王雷牙博士がとある秘境でネブラと遭遇し、この技を参考として開発したことが裏設定で明かされている。