曖昧さ回避
- 植物をモチーフにしたエキゾチックな模様の一種。この項で説明。
- アニメ版『しましまとらのしまじろう』に登場するキャラ。黒猫三兄弟のひとり。詳細は同記事を参照。
概要
各種の植物の葉や花などをモチーフとした、曲線的な形状であり、その形は涙やミドリムシ、霊魂などに例えられることもある。日本では「勾玉模様」「松毬(しょうきゅう)模様」と呼ばれることがある。
発祥はインドのカシミール地方、またはペルシアと言われている。ペルシア語では「ボテ」と呼ばれていた(フランス語ではこれに従いペイズリー模様を「ボテ」と呼ぶことがある)。
もともとは花や樹木をそのままモチーフにした単純なデザインだったといわれるが、時代が下るにつれ、次第に複雑な模様を描き込むようになり様式化されていった。
やがて17世紀にインドやペルシアの織物がヨーロッパへ紹介されると、それらに織り込まれていたペイズリー模様は人気を博し、フランスやイギリスなど各国でペイズリー柄の布が作られるようになった。
現在広く使われる「ペイズリー」という名称は、イギリスはスコットランドにあるペイズリー市が由来とされる。19世紀に同市でこの模様を付けたショールが大量生産されたことから、都市の名前がそのまま模様の名前としても用いられるようになったものである。
応用例
近代的な雑貨(特に低年齢層、若年層、マニア層に向けたもの)では、ペイズリー部分をひよこや魚や髪の長い女性にするなど、様々な応用例が見られる。
ペイズリー部分の大きさにも様々なものがある。
表記ゆれ
関連タグ
しましまとらのしまじろう キャラの名称。