「……気が滅入って涙が出そうだ……」
プロフィール
概要
『感じたことのないほどの悲しみに包まれた死』を求めている。
痩せ細ったような灰色の機体に緑色の太いパイプが全身に絡みついており、枯れ枝を思わせるパーツが背中に取り付けられている。マニピュレーター然とした細長い両腕を持ち、これで顔を覆うのが癖。
顔部分は泣いているかのような表情に見え、喋る際は顔中央の縦2本のラインが発光する。
トリッキーな能力を持ち、スカート状の脚部から幻覚作用(対象がペシミズムらに見えてしまう)のある霧を放出することができる。この霧は劇中では有効視界が7フィート(約2m)以下になってしまうほどの濃霧である。
また実態を持つことも可能で、腕状に変化させて物体をつかむことが出来るほか集めた霧の中ならばどの間合いでもあらゆる角度から攻撃することが出来るという某スタンド漫画のようなとんでもない能力。
クーヌス、ヴァニタスと共に襲来し、自身の霧とクーヌスの「時空を操る能力」を組み合わせた上でヴァニタスに攻撃をさせ、「通信もろくに機能せず、視界の悪い中で何処からかほぼ一方的に攻撃を食らう上に下手に手を出した結果、互いに自滅に追い込んでしまう」という戦法(?)でATFを混戦させ、窮地に追い込んだ。
人(?)物像
あらゆることに悲しみを感じるほどの、非常にネガティブな性格。自分を「ペシミズム」と名前で呼ぶ。悲しい悲しいと連呼しつつも、どこか他人事な口調で喋る。
弱々しい老人の声で何かにつけて嘆き、顔を抑えてマイナスな発言を繰り返すが自分の願いには至って忠実。そのため、普通の人間に執着するクーヌスの様子に「トチ狂った」と嘆いていた。
他者からの励ましを嫌う悲観主義なため、悲しいと思うほどテンションが上がるという一際面倒臭い性格をしている。
一方で人類の事は「儚き有機生命体」と上から目線な態度で憐れんでおり、スミスを撃破され怒り狂うイサミが操るブレイバーンを「愚かなり」と嘲笑する嫌味な一面も持つ。
同時期に活動していたヴァニタスとは意外と気が合うのか上手く連携していた。
最期
ブレイバーン(とルル)の激励によりイサミの勇気が爆発した結果、完成したバーンブレイバーンの威圧感に圧倒され、ヴァニタスがその輝きに心を奪われる一方で「もはや いかめしい……!」と漏らす。
ヴァニタスが必殺技「ミラーボール・ダイヤモンド」を繰り出すもバーンブレイバーンには全く通じず、返す刀と言わんばかりにバーンブレイバーンの繰り出した「ブレイブトルネード・アーク」によってヴァニタス共々拘束され、続けざまに放たれた「勇気一刀流奥義 ブレイブアブソリュート・ズバッシュ」を受ける。
「これでは別に悲しくない…。ああ、悲しくないのが悲しい……。」
「自身が望んでいた死が受けられない故に“悲しい”」ことに気づいた言葉を遺し、爆発後に消滅した。
余談
元ネタは恐らく七つの大罪の原型である八つの枢要罪の一つ「悲嘆」。
名前の由来は悲観主義の意味を持つペシミズム(pessimism)からと思われる。
Memories_of_Deathdrives
9話で共に散ったヴァニタスに続いて追悼動画が配信された。