概要
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のファイター、「ホムラ / ヒカリ」の形態の一つ。
ファイター番号は79。
参戦ムービーでは最初にホムラの参戦が発表され、その後に彼女と交代したヒカリの参戦が発表されるという演出がなされている。
ヒカリほどではないが、ホムラの衣装もそれなりに露出度か高いため、『スマブラ』ではマイナーチェンジされている。
pixivではヒカリに準えて多人数戦闘用衣装のホムラと呼ばれることもあるが、ヒカリとは違い公式名称では無いので注意。
特徴
大雑把に言えば「『X』までのゼルダの性能をより極端にしたキャラ」。
威力・リーチ・ふっとばし力に優れたパワーファイターで、ほぼすべてのワザが撃墜に使える。例外は下強攻撃と投げ全種くらい。一応下投げなら200%以上溜まった中量級をバーストできるが、ホムラの火力でそこまで行くのはまずない。
多くの攻撃に火炎属性が付加されており、爆発物を一撃で起爆できる。スネークが手に持っている手榴弾を暴発させたり、凍った相手を解凍もできる。
体重はマリオと同じ「98」で、わずかではあるが平均より重い。
ホムラの特殊性能……というより横スマッシュ攻撃そのものだが「フレアスマッシュ」という能力を持つ。
炎を纏った剣を全力で振り下ろすもので、ファイターやステージにもよるが中程度のダメージからでも容易に撃墜し得る。
ダメージとふっとばしは流石に「ドリャー」には及ばないものの、スマッシュの速度と横のリーチでは上回り、カムイの横スマッシュ攻撃とほぼ同じ長さに達する。
先端から根本までどこを当てても威力は変わらず弱い判定が無い。ガケに掴まっている相手にもヒットするし、クラウドやアイクの上必殺ワザなどガケをつかむのが遅いワザにも当てられる。特に4人乱闘やチーム乱闘では比較的当てやすい。
スマッシュ攻撃の中でも破格の性能を持つが、攻撃後のスキはガノンドロフより長いので多用は禁物。
弱点は旧ゼルダ以上に極端なパワー全振り型故の機動力の低さ。
原作では側転やバク転で移動するなど身軽な描写があったが、本作では両手で数えられるくらい鈍足なため、密着されて殴られる状況に弱い(原作の名残なのか二段ジャンプ時にムーンサルトのような動きを見せる)。
この辺りは「手数とスピードに優れ接近戦が得意だが攻撃範囲と撃墜力に難がある」ヒカリとはまったく逆である。
如何にして敵の接近を拒否し、こちらの攻撃を当てるかが重要となる。
このため足が速く後隙も少ないインファイターなどが苦手な部類(これらの条件を満たした上に反射まで持っているフォックスなどは天敵である)。密着されると何もできなくなるので無理せずヒカリに代わって叩くべし。
ホムラ中心で戦う場合は、引き気味に動きながら空中攻撃を振るのがおすすめ。
というのもホムラは走って逃げてもすぐに追いつかれてしまうのと、空中攻撃の範囲が広いというのが理由。特に下空中攻撃→上スマッシュ攻撃は代表的な撃墜コンボの一つ。
性能としては、積極的に攻めるよりも射程の長さを活かして攻めて来た相手を迎撃する方が向いている。
地上戦なら強攻撃などを振り、距離を詰められそうになったら弱攻撃連打の暴れなどで引き離す。
近づいて来た相手にシールドキャンセルからの上スマッシュ攻撃や上必殺ワザもかなり強力。
ダッシュ攻撃は強力だがシールドされると反撃が確定されてしまうので、相手の着地を狩るつもりで放つといい。
ブレイズエンドでの着地狩りもかなり効果的。打ち上げたらお手玉してもいいし、運が良ければ撃墜できる。
逆に着地を守る場合は、出が早く範囲も広い通常空中攻撃がおすすめ。通常空中攻撃も相手を打ち上げるのでお手玉に繋げられる。
復帰阻止も悪くないので、相手の復帰を読んでフレアスマッシュやフレイムノヴァ、ブレイズエンド、前空中攻撃などで対応しよう。
特にガケをつかむ前に頭が出るタイプの復帰ワザに対してはフレアスマッシュがヒットする。
また、ガケ端に立って(小)ジャンプ急降下から下空中攻撃を出せば、ガケつかまりに来た相手をメテオで撃墜することも可能。成功率は低いがテレポート系の復帰も狩れるので、会得しておいて損はない。
ただし下空中攻撃はモーションが長く、崖より下の方で相手にヒットさせるとヒットストップも掛かるため自分も復帰できなくなるという致命的な弱点がある。下方向から復帰する相手なら空前やNBで対処しよう。
逆に復帰阻止には滅法弱いので深追いは禁物。なるべくステージ中央で戦うことを意識すべし。
まとめると空中殺法とカウンター殺法を駆使して相手を迎撃し、相手の不利は見逃さず徹底的に突くという感じだろうか。
必殺ワザ
意外に思うかもしれないがワザの発生はヒカリより早いものが多い。
- 通常必殺ワザ:フレイムノヴァ
前後に炎を纏った剣を回転させて攻撃。真上と真下には攻撃判定がない。
チャージすると威力が上がるが溜めの保持はできない。発動中に少しだけ前後に動ける他、後隙は然程無いのですぐに次の行動に移れる。ヒカリの通常必殺ワザとは違いフルチャージ手前で放っても最大威力となる。
突っ込んで来る相手へのカウンターや着地を守るのに有用。復帰阻止に使うとふっとばしが強すぎてガケ受け身が取りにくい。
ちなみに最終段以外は威力が低いので、スーパーアーマー持ちのクッパには打ち切る前に反撃されてしまう。
同じ理由でマリオのファイアボール一発で相殺が起こる(しかもホムラは一瞬硬直するのに対しマリオはすぐに動ける)。
原作ではスマブラより広範囲に高熱を展開するワザ。炎ではなく熱(霧状)なのが大きな違い。
- 横必殺ワザ:ブレイズエンド
前方に回転する剣を投げて攻撃。ホムラ唯一の飛び道具。
命中した相手は剣に押し出されて後退した後、やや上後方にふっとぶ。
ダメージソース、着地狩り、お手玉、復帰阻止、ライン回復、バーストとあらゆる状況に対応できる「要」と言うべきもの。
はじき入力で飛距離が伸び、攻撃力も上がる。
敵との距離が近いほどヒット数が増えるためダメージも増える。乱闘中なら複数の相手を巻き込める。
復帰阻止に使う場合は、「ガケをつかもうとする時」か「ガケをつかんだ時」に投げると当てやすい。
剣を手放しているので投てき中は他の攻撃ができず、「移動」「回避」「シールド」のみが可能となる
(攻撃ができないのでクルクル落下から体勢を立て直せない。アイテムを持っていても使用不可。投げるのもダメ。ヒカリチェンジもできない)。
もちろん飛び道具判定なので反射されたり吸い込まれたりする。ただし剣が大きくなって回転を始めると反射されなくなる。反射持ちには射程ギリギリで当てるとよいだろう。
また、障害物にぶつかると不発となる。更にスティーブ/アレックスのブロックにも防がれてしまう(しかも壊せない)。
なお、[[ブレイズエンドから踏み付けでコンボを決めることも可能。
原作では斬撃の後に敵の真上に回転する剣を放り投げて落とし、斬り刻むワザ。
- 上必殺ワザ:プロミネンスリボルト
剣を振り上げて飛び上がった後、急降下して地面から爆炎を発生させるワザ。落下時にわずかだが左右に移動可能。上方向の復帰に使えるワザで、速度が速いため阻止されにくい。
スキはかなり長く、最速でスマッシュを決められてしまうほど。
このため多用は禁物だが、相手のジャンプを読んで使ったり、ガーキャン行動に組み込むと一転して脅威となる。
微弱だが急降下攻撃にメテオ判定があるので、復帰阻止に来た相手を道連れにできる。
吹っ飛ばし方向(ベクトル)は斜め上のため、もし喰らってしまったら全力でホムラと反対側にスティックを傾けよう。クセでホムラ側に倒したくなるかもしれないが、その場合はバーストしてしまう可能性が高い。
欠点はガケに背中を向けているとガケつかまりができないこと(ただしガケに足首が着くほどまで飛び上がっていれば掴まる)。
復帰阻止をして戻る時によく起こる現象なので、必ず反転してホムラをガケ側に向かせよう。
意外にも判定が弱いので、相手の攻撃とカチ合うと撃ち負ける。
さらに、ジャンプ(斬り上げ)部分の当たり所が悪いと相手がすっぽ抜けてしまい、最終段の爆炎が当たらないことがある。
また、水中があるステージでは、水面がある所でこのワザによる急降下で、水面に浮かび上がらず底まで沈んでしまいミスになるので使用の際は注意しよう。
原作では小ジャンプして地面に剣を突き刺し、敵の足元から火炎を噴出させるワザ。このため全体的にスマブラの方が派手。
- 下必殺ワザ:ヒカリチェンジ
主人格のヒカリと交代する。ポケモンチェンジと同じく交代の瞬間は無敵になる。これを利用してジョーカーのB技の持続ダメージを無効化できる(ただし連続でチェンジするため実用的ではない。煽りと取られかねない可能性もある)。
また、貼り付いたスネークのC4爆弾を剥がすことができる(ロックマンのクラッシュボムやピクミン&オリマーのピクミンは不可)。
ちなみにファイター選択画面でYボタンを押すと、ヒカリを先発にした状態で試合を始める事ができる。
サドンデス突入時は、時間切れの段階で出ていた方がそのまま続投する。
ちなみに原作ではヒカリのことは一貫して「ヒカリちゃん」と呼んでいるのだが、本作でこの技を使うと「ヒカリ!」と呼び捨てにする。
コンセプトはゼノブレイド2に登場した「ブレイドスイッチ(ブレイドを切り替える)」と同じ。原作では戦闘中のみならずマップ移動中も二人を切り替えられる。
- 最後の切りふだ:バーニングソード
レックスが聖杯の剣を振り下ろし、ヒットすると発動。
謎の着地(原作再現)を決めた後に2人で剣を振り上げ、前方に火柱を発生させてダメージを与える。
もはや恒例となった一部しか巻き込めないビジュアル攻撃……と思いきや、このワザは攻撃直前に元の場面に戻り、他の相手にも当たる。
有料追加コンテンツ第9弾にして、ようやく法則が崩れることとなった(撃墜可能という意味では前例はいたが)。
ヒカリと比べると威力は劣るが、ふっとばし力で勝る。ヒット時の相手の蓄積ダメージが低くても、場外への距離次第で撃墜は可能である。
判定は真上から真下ほどまであるが、射程自体は長くないので確実に当てられるタイミングを計ろう。
原作で初めてこの技を使う時はムービーシーンであり、二人で大ジャンプしてから剣を振り下ろしながら着地と同時に爆炎を発生させるというもの。なぜかバトル中では着地してから剣を振り上げて火柱を発生させるとムービーとは描写が異なっている。
スマブラでもバトル中のものが使用されている。
その他
スピリッツ
ファイターとして参戦する以前にも、LEGEND級(★★★★)のサポータースピリットとして登場している。
ヒカリとは違い、足部分の修正はされていない。
母体はファイアバーを持ち込んだ4Pカラーのルキナ。護衛としてシュルクも付くが、ヒカリの時とは違い炎を吐き続けている。(因みにこの炎は、アイテムの激辛カレーライスを食べた時の炎である。)また、炎の床がある点も異なる。
アンナ商店で時々売られている場合があるので、そちらで手に入れるのも手である。
スキルはアシストフィギュアに有効な「アシストキラー」。アシスト付きのバトルもそれなりにあるので重宝するだろう。
『スマブラSP』ではタイム制ルールに限りアシストを倒せばスコアが入るので、通常の乱闘でも活用の機会はある。
原作では特定の種族に対するダメージを引き上げる能力を持つので、それを意識したものと思われる。
ファイタースピリットの「ホムラ(ファイター)」は、フィギュア用に描き下ろされたものを採用。
こちらも足部分の修正はされていない。
勝ちあがり乱闘ではホムラ操作時にラストバトルで勝利しないと入手出来ないので注意。
なお、スマブラの女性陣の中で初めてヒカリと共に揺れが実装されており、大乱闘中はかなり気付きにくいがコマ送り機能でアクションの最中に揺れているのが確認できる。
関連イラスト
関連タグ
ある日ホムラがいなくなった:参戦ムービーのタイトル
多人数戦闘用衣装のホムラ:先にも書いたが、公式名称ではないので注意