概要
小さくカットした魚を、タレに漬け込んだ料理。
原義はハワイ語で「切る」や「切り身」などで、日本では英語読みのポキと呼ぶ事も多い。
特徴
マグロやサケ類、タコなどの魚介類のを小さくカットしたものと、海藻、アボガド、野菜などを醤油と食用油ベースのタレに付け込みごま油などで和えたもの。
香辛料を加えたものや野菜を加えたものなど、様々なアレンジも。
また、韓国のキムチやポルトガルの干し鱈を使って作るものもあり、ハワイの民族多様性を示している。
また、具材により呼び名が変わり、鮪(アヒ)が具材としたポケは「アヒポケ」、そこに更に海藻(リム)を入れたポケは「リムアヒポケ」となる。
歴史
元々がポリネシア文化圏であったハワイでは魚介類や海藻の生食が古くから一般的であったとされている。19世紀後半以降の日系人や韓国系移民、中国系移民などアジア系移民の手によって、醤油やごま油が持ち込まれ、これらが魚と相性がよかったことから、現在のスタイルになったとされる。