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ポリアンナ

ぽりあんな

ポリアンナ(Pollyanna)は、英語圏の人名。「パレアナ」と表記される事も。ただし実在人物の名として用いられるのは稀で、ほぼエレナ・ホグマン・ポーターの小説『少女ポリアンナ』『ポリアンナの青春』の主人公ポリアンナ・フィティア(パレアナ・ホイッティアー)およびその派生に限られる。
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人名編集

  • ヘブライ語由来の2つの人名「ポリー」(Polly)および「アンナ」(Anna)を合わせた人名。実在人物の人名として用いられるのは稀。
  • ポリアンナ・フィティア(Pollyanna Whittier):後述の小説『少女ポリアンナ』『ポリアンナの青春』および同作を原作とする映像作品群の主人公。日本語にない発音の氏名ゆえ、媒体によって「パレアナ・ホイッティアー」など表記ゆれが見られる。

作品名編集

  • 『少女ポリアンナ』『ポリアンナの青春』:アメリカの小説家エレナ・ホグマン・ポーターの小説
  • 任天堂ロールプレイングゲームシリーズ『MOTHERシリーズ』に関連する作品のタイトル。
    • 第1作『MOTHER』のフィールドBGMのひとつ。続編である『MOTHER2』『MOTHER3』でもこの楽曲のアレンジが登場しており、シリーズ皆勤のBGMである。ボーカル版の歌詞で"You can call me Pollyanna, say I'm crazy as a loon."(僕を「ポリアンナ」だと呼んだって、僕が水鳥並の馬鹿だと言ったって構わないさ)という一節がある通り、後述の「楽天家」というニュアンスでタイトルが付けられている。
    • 2020年発売の『MOTHER』愛好家の漫画家・作家ら35名による公式トリビュートコミック。

備考編集

ポリアンナ・フィティアは作中父親から「どのような苦境に陥っても、その中にある喜びを探す」という遊び、「グラッド・ゲーム(Glad Game)」(日本語では「よかった探し」「『嬉しい探し』ゲーム」などと訳される)を教わっており、ネガティブな状況でもポジティブに生きるように描かれている。この事から英語圏では「ポリアンナ」は「楽天家」の代名詞として扱われている。


また、心理学用語としても「ポリアンナ効果」(否定的な言葉よりも肯定的な言葉の方が好まれ覚えられやすく、またマーケティングでは良い評価の方が集まりやすいなど大きな影響を及ぼすという効果)や「ポリアンナ症候群」(直面した問題の良い面だけに目を向けて自己満足したり、負の面から目をそらし現実逃避してしまうという心的症状)などの語に用いられている。

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