『マグナカルタ』(Magna Carta)とは
- 1215年、イングランド王ジョンが封建貴族たちに強制されて承認、調印した文書。⇒マグナ・カルタ(外部リンク)
- 2004年11月11日にバンプレストから発売されたPS2用ゲームソフト。本項で解説
概要
2004年11月11日にバンプレストから発売されたPlayStation 2用のゲームソフト。
韓国のソフトメーカーSOFTMAXとの日韓共同開発作品。キャラクターデザインはキム・ヒョンテ。
2006年にはPSPに移植された。
2009年にはXbox360で『マグナカルタ2』が発売。ストーリーに繋がりは無い模様。
ストーリー
人間とヤソンという二種類の種族が住むイフェリア大陸が物語の舞台。
先住民のヤソンと移住民の人間。初期の頃こそ平和的な関係にあったが、やがて大陸の占有問題で互いに憎悪を抱くようになり、戦争が勃発する。初期は戦争に慣れている人間がリードしていたが、能力で人間に劣らないヤソンは徐々に戦況を覆していった。
人間達がヤソンに大反撃作戦を展開するところから物語は始まる。主人公カリンツは傭兵部隊「紅の旋風」隊長。大反撃作戦に「紅の旋風」も参加するが、ヤソンの女王・アミラにより作戦は失敗する。
混乱の最中ヤソンの地で、カリンツは記憶を失った少女・リースと出会う。やがてカリンツは「救援の光」を探すという極秘任務、リースは己の失った記憶探しの旅へと出発する。
登場人物
本作の主人公。23歳
幼い頃に両親と生き別れ、風月林と云う孤児院兼武術道場で育つ。しかしヤソンの襲撃を受け、風月林を滅ぼされた。
その仇を追い求めて傭兵となり、やがてその活躍が連合軍将軍の目に留まり、現在では特殊傭兵部隊「紅の疾風」の隊長をつとめている。
任務遂行の為には手段を選ばないが、仲間に対する情は厚く隊員から絶大な信頼を得ている。
リース(CV:堀江由衣)
記憶喪失の女性。
見ず知らずのカリンツを助けたことにより、紅の旋風とともに行動することになる。
純真無垢で人を疑う事を知らず、平和を好む。 人間もヤソンも分け隔てなく接するため、周囲から非難されることも。
ハレン(CV:梁田清之)
「紅の旋風」メンバーで28歳の拳法家。
単純で喧嘩っ早く、誰に対しても乱暴な口調で接する。その為、仲間を想う気持ちはあるものの伝わらない損な性格。
婚約者をヤソンに殺されており、ヤソンに対する恨みは人一倍強い。
エオニス・ミラン(CV:ゆかな)
「紅の旋風」メンバーで22歳の魔法師。
知識が豊富で観察力に優れ、几帳面で穏やかな性格から隊員全員に姉のように慕われている。
敬愛していた両親を戦争で失ったが、ヤソンに対しての恨みではなく戦争を終わらせようという願いから「紅の疾風」に入隊する。行動派が多い隊の中で、数少ない理屈派。
アゼル(CV:宮田幸季)
「紅の旋風」メンバーで18歳の剣士。
礼儀正しく朗らかで、気配り上手な心優しい少年。
村がヤソンに滅ぼされた時、カリンツに助けられた。それ以来、カリンツを慕って、行動を共にし、剣の教えを受ける。風貌などから子供や女に見られることもあるが、剣の腕ではカリンツの右腕並の才能がある。
クリス・アークウェイ(CV:小野坂昌也)
「紅の旋風」メンバーで23歳の弓使い、兼、機械発明家。
自称「天才発明家」「マヤの父親」。発明品には、大げさな名前を付けて満足している。ほとんどが大失敗作で、仲間からは信用されていない。
前向きでお調子者で楽天的。母親をヤソンに殺されているものの、その憎しみからではなく傭兵稼業と割り切って戦っている。
マヤ(CV:小松里歌)
「紅の旋風」メンバーで16歳の回復術師。
見た目は愛らしく無邪気だが、強固な意思を持った少女。
10歳の時、ヤソンの襲撃により、目の前で家族が殺された。その衝撃で心を閉ざし、話せなくなっている。他人から受ける優しさなど信用できなくなるほど深刻だったが、クリス等の存在のおかげで次第に笑顔を見せるようになる。ゲーム中では話すことがなく、仲間とは以心伝心の仲である。
紅の旋風
レハス(CV:岡村明美)
「紅の旋風」本部の22歳のオペレーター。
組織を維持・管理するための役割を、一手に引き受けている。
口うるさくてそっけないが、 仲間の事は常に気にかけている。仲間とともに戦えない己に対し、 ひそかなコンプレックスを抱いている。
アグレイアン・ジェイ・オーウェン(CV:森川智之 幼少期:小松里歌)
「紅の疾風」を設立した、26歳の連合軍将軍で、 アマバトの大巫女ラドリンヌの息子。
カレンツが属している傭兵隊の司令官で、さまざまな任務を依頼する雇い主でもある。
カリンツとは親しい友人でもあり、互いに信頼は深い。
ヤソン
アミラ(CV:????)
ヤソンの七部族を治める25歳の若き女王。シネン部族出身。
常に仮面で顔を隠しており、素顔を見たものはいない。
フェニックスという最強のファミリアを持ち、ブラストワーム軍を創設し劣勢を覆した強力な指導者。
オルハ・デュラン(CV:黒田崇矢)
「ブラストワーム」将軍にして四天王筆頭を務め、アミラ女王に忠誠を尽くす、27歳のリパ族。
デス・レイブンという大鴉のようなファミリアを従える、ヤソン最強の戦士。
実はアミラを1人の女性として愛しているが、大義の為にその心は押し殺されている。
ロッシィ・ミドカ(CV:今井由香)
「ブラストワーム」将軍として四天王を務める、17歳のアルマ族。
普段は全くの無表情で伝わり辛いが、他人に気持ちを伝えるのが苦手は感情豊かな少女。 オルハのことをひそかに慕う。
スチール・ハートという大獅子のようなファミリアを従え、四天王一の俊敏を誇る。
キャリアン・ローラ(CV:野田順子)
「ブラストワーム」将軍として四天王を務める、24歳のセリュン族。
スネーク・アイという三頭の蛇のようなファミリアを操り、華麗な美貌を誇る、セクシーな女性。
幼い頃から女王候補としての教育を受けてきたが、女王に選ばれたのはアミラだった為、プライドを傷つけられ彼女に激しい敵対心を抱いている。
アサド・ゾレン(CV:飛田展男)
ブラストワーム」将軍として四天王を務める、27歳のヤソン。
陰湿かつ残忍な性格で、戦いを楽しむ事に命をかける。
4歳の頃に両親と死別。その後の路上生活でサキュバスという女悪魔のようなファミリアを用いた殺人術を身につける。
その他
ラドリンヌ・ミリア・オーウェン(CV:榊原良子)
イフェリア全ての民の尊敬を集める、44歳のアマバトの首長大巫女。
穏やかで気品がある、全イフェリア人の母のような慈愛の心を持っている。
ラウル(CV:子安武人)
リースたちが旅の途中で仲間にした流浪の剣士。
楽天的で、些事にはあまりこだわらない主義の男。
ジャスティーナ・ボン(CV:豊口めぐみ)
冷静沈着な18歳のアマバトの巫女。
潔癖症なところがあり冷たい印象を与えるが、冗談や軽口が苦手なだけで本質は情け深い。
リアンナ(CV:三石琴乃)
戦争の時に戦った経験を持つ、25歳の元傭兵。
豪快で荒っぽいが、人情に厚いアネゴ肌の女性。武芸をマラカットの道場で学び「女性である」点から、白い目で見て来る者達にも負けず、傭兵隊に入隊した。
セリナ(CV:桑島法子)
ハーフヤソンの物静かな女性。幼い頃から想いを寄せていたカリンツと過ごすようになってからは、本来の明るい性格を取り戻していく。