曖昧さ回避
- 「Majesty」。威厳、尊厳の意味を表す英語。
- ヤマハ発動機が発売しているスクーターのシリーズ。
- 真竜導士マジェスティM
- マジェスティ・ロードブラスター
- 仮面ライダーゲイツマジェスティ(ゲイツマジェスティ)
- カラカミ・ノシトのニンジャネーム(ニンジャスレイヤーの登場人物)
- キュアマジェスティ(ひろがるスカイ!プリキュアの登場人物)
ヤマハ・マジェスティ
単に「マジェスティ」という場合は250ccのビッグスクーターを指す。
かつては250cc、400cc、125ccをラインナップしていたが、現在は155ccのマジェスティSのみ販売している。
マジェスティ
1995年発売。
スタイリッシュな外装に、充実した収納スペース、そして水冷エンジンによる余裕のある走りで大ヒットとなった。
現代におけるビッグスクーターのスタイルは、このマジェスティが示したと言える。
1999年に二代目にモデルチェンジ。
収納スペースの大容量化とシャープなスタイルにより再び大ヒットを飛ばす。
この頃になると他社も黙ってはおらず、ホンダはフォルツァを、スズキはスカイウェイブを発売して対抗。
それまで続いていたネイキッドブームに代わり、ビッグスクーターブームを発生させ、以降2000年代のバイク市場を支配し続けた。
2007年に三代目にモデルチェンジ。
メイン画像はこの三代目モデルである。
縦長なヘッドライトはライバルに無い特徴として異彩を放った。
しかし、この頃になるとビッグスクーターブームに陰りが見え始め、それは2008年にカワサキが発売したNinja250Rの大ヒットにより決定的となる。
以降、ブームは下火になってゆき、セールスも失速。
販売台数もフォルツァに抜かれてしまい、存在感を失っていった。
2012年にマイナーチェンジを施し、これが最終モデルとなった。
2017年、排ガス規制の強化により生産終了。
これにより、ビッグスクーターとしてのマジェスティは消滅した。
グランドマジェスティ
2004年発売。
欧州仕様のマジェスティを日本向けに手直ししたもので、250ccと400ccをラインナップした。
エンジンはDOHC化されており、落ち着いたデザインと合わせて紳士的な味付けがされたモデルだった。
250ccは2007年、400ccは2016年に生産終了。
マジェスティ125
1998年発売。
日本では発売されなかったが、台湾仕様が輸入業者により輸入されており、日本でも一応買うことは出来た。
125ccのため、日本では原付二種として扱われる。
クラスを越えた大柄と維持費の安さで人気を博した。
通称は「コマジェ」。
騒音規制に適合できない事から、日本への輸入は2008年に打ち切られた。
マジェスティS
2013年発売。
元は台湾で製造しているSMAXというモデルで、これをマジェスティシリーズに編入したもの。
エンジンは155ccで、車体サイズも原付二種レベルに小さい。
高速道路も走れる走行性能と、取り回しやすい車体の両立で人気を得た。
ライバルにホンダのPCXやスズキのバーグマンがおり、ビッグスクーターブーム終焉後のスクーター市場をリードしている。