概要
第65話『風が運んだ風船爆弾!!』に登場した機械獣。
両腕に小型の機械獣、マリオンP1、P2(作中ではあしゅらマリオン1、マリオン2と呼ばれていた)を装着しており、それぞれロケットパンチのように発射し(甲児からは「んなっ、なっ、何だい!ロケットパンチの真似かい!?」と言われていた)、独立させての活動が可能。また、P1とP2にはアイアンカッターのような刃が付いており、それで敵にダメージを与えたり、それぞれの頭部の口でかじりついたりも可能。
本体の頭部には、コバルト弾発射装置が内蔵しており、発射時には展開させる。
全高18m、重量200t。
原案は石川賢。変更点はほぼ無く、そのまま清書された。
清書時に頭部のギミックが追加されている。
劇中での活躍
前回の活躍で、正式に光子力研究所の職員になったみさと。
その頃市街地などでは、風船爆弾による爆発事件が多発していた。その爆弾の一部が、光子力研究所に接近しているため、甲児はマジンガーZを出撃させる。
しかし、爆弾が放つ特殊な磁場により、そのまま磁気嵐で有名な魔の三角地帯で海域に落下してしまった。さらに、その隙を狙いマリオンP3が光子力研究所に出現する。アフロダイAとボスボロットが代わりに迎撃に向かうが、両腕のマリオP1とP2に内蔵された刃には敵わなかった。
甲児はなんとか海から脱出しかけつけるも、マリオンP1とP2にまとわりつかれ、スクランダーでの飛行が妨害されてしまう。さらに、頭部からのコバルト弾を受けて倒れるマジンガーZ。
しかし、アフロダイAにより隙を作られ、両腕のマリオンP1、P2が破壊されてしまった。
スクランダーオフして地上戦に持ち込むマジンガーZ。ジャンプしてのキックに苦戦するが、回避して地面にめり込ませ、ドリルミサイル、ロケットパンチ、ブレストファイヤー、光子力ビームの連続攻撃で止めを刺すのだった。
余談
今回登場した魔の三角地帯なる海域の海底には、今回おびき出されたマジンガーが落下した際、幾つもの船舶の残骸が沈んでいた。そこではマジンガーも、計器が狂いっぱなしだった。
ちなみに、日本近海には実際に、「デビルズ・シー(悪魔の海域)」「ドラゴン・トライアングル」といった、「バミューダトライアングルと同様に、船舶や航空機が突如行方不明になる海域が存在する」……と言われているが、その全てはデマである。