概要
コーカサスオオカブトの亜種のひとつで、マレー半島に生息する。ギネスサイズは127mm。
他のコーカサスオオカブトの亜種に比べて胸角が大きく湾曲する傾向にあるのが特徴。
ジャワ亜種に比べて角や脚が太く体の横幅があり、総じてスマトラ亜種に匹敵する最大級の体躯を持つ。頭角の湾曲が弱く角を開くと胸角より前に出る。
胸角が直線的になる傾向のあるスマトラ亜種に体長で譲るが、大きな体と象牙のように上反し個体によっては真円形に湾曲する角を持つ立派な見た目をしており、昔ながらの子供向けの昆虫図鑑に写真が掲載されているコーカサスはほとんどがマレーコーカサスであると思って良い。
大陸亜種とはより胸角の湾曲が強く体の裏側が更に赤くなる違いがあるが、湾曲が弱い個体(あるいは湾曲が強い大陸亜種)では見分けがつきにくい。
幼虫からの飼育ではスマトラ亜種同様に長角型が出にくい傾向にあるようである。
コーカサスの亜種なので勿論、闘争心が非常に強い。
甲虫王者ムシキングシリーズにおけるマレーコーカサスオオカブト
新甲虫王者ムシキング激闘4弾にて初参戦。階級が覚醒なしのSSR(旧作の強さ200相当)な上にグーが必殺技であり、カルコソマ属では初。
肩書きは「天下無双の三叉槍」、必殺技は「コーカサスボンバー」。
また、攻撃力は130で「赤目のコーカサスオオカブト」と並び、参戦当初ヘルクレスリッキーブルーに次ぐ全ムシ中2位である。
反面テクニックは70と控えめな上にお助け相性がパーに偏っているために、必殺わざの手こそグーだが他のカルコソマ同様にパーの方が大きなダメージを叩き出せるケースも多い。
超神化1弾ではブラック甲虫として参戦。体力を削り攻撃とテクニックに振り分けた能力に変更されている。
また開発側のミスなのか、他のブラック甲虫とは異なり入場時のコールはマスターブラックではなくモニ太が担当する。
3弾では新レアリティSGRとなって参戦。イベントバトルで入手可能。
肩書きは「神穿(しんせん)のアテナ」、必殺技はコーカサスボンバーが緑のオーラを纏った「ミネルヴァドライブ」(ただしコーカサスボンバーに見られた地面に叩きつける部分は無くなっている)。
攻撃力はスーパーアタックのヘルクレスオキシデンタリスに次ぐ145。
SGRとGRのコールはそのイメージキャラクターが行う(アテナ系なら君塚ユキヒコ)のだが、こちらもブラック甲虫と同じくモニ太が行っている。