マーダーIII

まーだーどらい

第二次世界大戦期のドイツ製対戦車自走砲。

概要

ドイツ軍ではソ連軍のT-34中戦車やKV-1重戦車に対抗すべく、新型戦車の開発を促進させていたが、急場には間に合わないため既存車輌に対戦車砲を載せ対抗しようと考えた。マーダーIIIは38(t)戦車の車体に、

• ソ連軍から鹵獲したF-22 76.2mm野砲を搭載したSd kfz139
• ドイツ軍の主力対戦車砲であるPaK-40 75mm対戦車砲を38(t)戦車H型の車体に載せたSd kfz138 Ausf.H（マーダーIII H型）
• PaK-40を自走砲用の専用シャーシに搭載したSd kfz138 Ausf.M（マーダーIII M型）

の3車種が開発された。

1944年に同じ38(t)戦車の車体を利用したヘッツァー駆逐戦車の生産が始まったことで生産終了したが、終戦まで東西両戦線で活躍し続けた。

登場作品

• プライベート・ライアン

M型が登場。市街地の戦闘だったことが災いし、上方から戦闘室に火炎瓶を投げ込まれて撃破された。

同一車輌が「バンド・オブ・ブラザース」にも登場する。

• World of Tanks

駆逐戦車「Marder 38T」として登場している。

• コンバットチョロQ

PS2「新コンバットチョロQ」に登場。マーダーIIが75mm砲を搭載したタイプが登場したのに対し、こちらはF-22野砲を搭載したタイプが登場する。

バトルアリーナ「ノーマル」で対決し、勝利すると使用可能となる。

本作ではドイツ軍戦車は基本的には敵勢力Qシュタイン帝国のタンクとして登場するが、本車は味方タンクとして登場。最終ステージ「Qシュタイン帝国」で共闘する。同じステージに登場する他の戦車は戦後第2・第3世代級の戦車ばかりなので異彩を放つ。

自走砲専用「H」カテゴリーと車体機関銃タイプ「B」カテゴリーの武装を装備できる。

関連タグ

ナチス・ドイツ　38(t)戦車 対戦車自走砲