ミスラ(FF11)
みすら
プレイヤーが作成可能な種族の1つ。
猫の特徴を持つ種族で、猫耳と尻尾が生えており、鼻も若干猫っぽいのが特徴。
見た目の通り非常に俊敏で感覚が鋭く、生来のハンターである。
なお、基本的に女性しかおらず(後述)プレイヤーが作成可能なのも女性のみである。
宗教観はシャーマニズム・アニミズム的な部分が強く、文化にもその影響が色濃い。
タルタルと並んでウィンダスを構成する主要民族の1つではあるが、
現在から20年~30年程前に起こった「クリスタル戦争」において、
ミスラ傭兵団が非常に目覚ましい活躍をした事からウィンダス領内に
自治区を作って定住する事を認められたもので、種族としては比較的新参にあたる。
元々はヴァナ・ディールから遙か遠くにあるという「ガ・ナボ大王国」という
女王が治める国の出身であるが、その故国が古くからウィンダスと友好関係にあった事から
度々ミスラたちが訪れていた事が上述の傭兵団の派兵などにつながったようである。
部族社会的な傾向が強く、氏族単位で固まってそれぞれの土地に住んでいる者が多い。
子供の物心が付く前に実親から別の女戦士に預けられ、遠い土地で育てる事で
強靭な精神力の戦士を育てるというアマゾネス的な風習があり、自分の生まれた土地や親の顔を全く知らないこともごく普通である。
そのため、本国に対するこだわりはそれほど強くないようだが、ミスラの間には独自の掟があり、
この掟に背くと本国から「罪狩り」という役職のミスラが送り込まれてきて処罰される。
この「罪」はあくまで本国の文化・価値観・風習に基づいており、他種族からすると
理不尽なものが多かったり、執行する際に障害となれば他国の公務員を平気で攻撃するなど、
その行動はかなり野蛮で過激。それ故にミスラ達の間でも恐れられており、名前を聴いただけで気絶する者までいる。
男女の出生率に極端に差があり、男児が生まれる事は非常に少ない。
そのため、男性は本国であるガ・ナボ大王国から出る事がほとんど無く、
仮に領外で男児が生まれたとしても本国に強制的に送還されるらしい。
ヴァナ・ディールで見られるのも長らく女性しか存在しなかった。
実際のゲーム内で唯一登場する男性のミスラ(通称オスラ)は、
サービス開始から6年後に発売された追加ディスク『アルタナの神兵』で追加されたレコ・ハボッカのみ。
結局それ以外の男性ミスラが登場する事はなかったが、2014年に
仲間NPCとして呼び出す事が出来る「フェイス」機能にレコ・ハボッカが追加されている。
ステータス上はヒュームに近いバランスの良い種族で、DEXとAGIが3段階高く、
STR・VIT・MNDが1段階、CHRのみ2段階低いという具合。
DEXとAGIが両方重要になる狩人、コルセア、シーフ等とは非常に相性が良い。
また、全種族中唯一魚を生のまま食べられるという特徴もある。
尻尾が生えている都合もあると思われるが、それ以上に
動きにくい服を嫌うのか、ミスラが身につけるとどんな装備でも
布面積が大幅に減少するという現象があり、特に脚装備はその傾向が強いため
「もはや守ってない」と言われる事がよくある。
そのためPixivに投稿されるイラストでもセクシーな印象からか、
胸が大きく描かれる傾向が強いが、実際のゲーム中のモデルは
それほどでもない(エルヴァーン女性よりかは有る程度。タルタルに至っては無である)。
プレイヤー間での通称は「猫」。この通称は海外プレイヤーにも
浸透しており、自動翻訳に対応しているタブ変換機能で<ネコ>を出すと大体通じる場合が多い。
前衛向けの種族というイメージがあるからか、
ネタコピペ・改変コピペなどでは猫モ(モンクのミスラ)という役割で登場する事が多い。
ちなみにFF11のモンクのステ補正はINTが最低のGなので・・・お察しください。
これに派生して「よん?」というネタがあり、
公式も気に入っているのか数字に弱いミスラというピンポイントなNPCが登場していたりする
(これらのネタのせいでINTが低いと思われがちだが、実際はタルタル>>>ヒューム=ミスラ>ガルカ>エルヴァーンなので別に低くはない)。
猫耳と露出度という強力な武器を2つ持っていた事から、初期から
プレイヤー人気の高い種族の1つであり、種族比率が公表されていた
2008年の統計調査まで長らく上位半分~3位以内にランクインし続けていた。
久々にデータが発表された2014年の調査では男女が合算式になった事で
ランクが落ちているが、公表された15%という数値は2008年までのデータと同じで、
ほか種族の人口比率も男女合算したものとほぼ同じである事から、
人気度という意味ではあまり変わっていない模様である
(以後のデータは公表されていない)。
なお、この頃は現在ほどキャラクターの性別がリアルの性別とは
一致しないという事が浸透しておらず、俗に言うネカマかどうかを気にする人も
少なからず居たため、「男性人気の高い=ネカマが多い」などという誹りを受ける事もあった。