分類
通称 | ミツモチ |
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和名 | オナガホシミツモチ |
学名 | Mononuclei stellacodus |
科目 | ミズモチ科 |
解説
『ピクミン4』の『花ふぶきの楽園』地下『ひミツの坪庭』最終階層に出現する原生生物。
コブだらけな目も口も無い星形の核から、先端にオタマジャクシのようなヒレが付いた長い尾が生えている異質な姿をしており、オレンジ色に透けた大量のゲルで全身を覆っている。
名前や姿から分かるようにミズモチの近種で、揃ってピクミンより大きな身体を持ちながら、単一の細胞で構成される原始的な生物らしい。
普段は地中に潜み、ゲルの一滴だけを地表に出して、大地のエキスに擬態する事で獲物をおびき寄せる。そして他の生物が接触すると正体を現して動き出し、消化液を含んだゲルで全身を包み込んで捕食する。失敗しても、ゲルの制御器官でもある尾を使い、素早く伸縮して移動可能。
ピクミンが触れると、中に取り込まれて身動きが取れなくなり、一定時間が経過すると消化され死亡する。
ミズモチのように水ダメージを受ける事はなく、素早く笛を吹いて呼び戻せば抜け出せるのだが、呼び戻したピクミンが変な方向に歩いてまた捕まることもたまにあるので厄介。
仮に、擬態しているコイツを大地のエキスと思い込んでゼロ距離まで近づこうものなら、隊列のピクミンはおろか主人公やオッチンすら身動きが取れなくなる大惨事に発展しかねない。
コイツを倒す方法は、氷ピクミンを放りこんでゲル全体を凍結させるか、ゲルの外に出ている尾をピクミンに引っ張らせ核を引きずり出すかの2パターン。
結果どちらもゲルが飛び散って核が露わになるので、一斉に叩いてダメージを与えていけば良い。
ただし、飛び散ったゲルにも当たり判定があり、一定時間経つと包まれた状態に戻るので油断は大敵。
ちなみにピクミン4でピクミンを100匹捕食できる数少ない原生生物の一体である。(他はヤマシンジュとタカラサンショウのみ)
ルーイメモでは、「ゼリー部分をぐずぐずに崩す。甘みとフルーツを加え、あんミツに」とのこと、液体に毒性は無いが味も無い模様。
余談
氷ピクミンで凍らせて倒した場合、粉々に砕け散って中から本物の大地のエキスが飛び出てくるというシュールな絵面になるのだが、製作陣はこのことも考慮していたのだろうか?
もっとも、他の原生生物を凍らせて倒した場合でも同じ現象は起こるため、大地のエキスの栄養素をほぼ全ての原生生物が持っている事が窺える。
ミツモチと戦うフロアでは拠点からすぐの所に本作のギミックの1つ「植木鉢」が配置されているが、基本的には帰り道を切り開き近道として利用する場面が大半な中、ここの植木鉢に関しては進路を塞ぐ形で配置されており取り除かないと先に進めない、珍しい配置となっている。
一見意味の無い配置に見えるが実はミツモチとの戦いにおけるヒント並びに練習用となっている。ピクミンにものを引っ張らせることに慣れていないプレイヤーがぶっつけ本番でミツモチとの戦いを迎えないための配慮と言える。
関連タグ
ウスバミツモチ:同シリーズに登場する原生生物。名称が似ているが姿・生態共にまったく異なる。