「世界のぷにゅぷにゅは、ミャーが守る!」
概要
誰よりも「ぷにゅぷにゅ」(おっぱい)を愛する勇者猫。魔王デカチンデスを倒し、世界のぷにゅぷにゅを守るために旅を続けている。
仲間に、イプルン王国の姫で女戦士のオッパ・イプルン、ツノガメのキャメキャメ、ペガサスのホミョホミョがいる。
人物
基本的に、呑気で自由気ままな性格。そして何よりおっぱいが大好き。
とりわけ、オッパのおっぱいに目が無い。
いつも、隙を見ては彼女の胸に触れようとしている。時にはこっそりと尻尾で撫でまわしたり、時には堂々と谷間に潜り込むなど、その方法は様々で油断ならない。
また、勇者を名乗っていながら、普段は冒険や戦いにやる気を出さず、お茶を飲んでくつろいだり、遊び始めてしまうことも多い。
こうした行動から、真面目なオッパの怒りを度々買っており、いつもツッコミついでに大剣でぶった斬られているのだが、それでも何故か生きていられる、頑丈すぎる体を持っている。
以上のように、勇者としてはどうしようもない性格の持ち主ではあるが、一方で、誰かの家族を奪おうとする敵に対して激しい怒りを見せたり、孤独に生きてきた者に強い共感を示すという一面がある。
こうした行動は、彼が過去に経験したとある出来事がきっかけになっているようだが…!?
その境遇
ミャメミャメには、幼少期に、デカチンデス四天王のマルビー・モレロに襲撃され、母親を攫われてしまったという経験がある。
それ以来、彼は一人ぼっちになってしまったが、強くなって必ず母親を取り戻すという決意から、勇者を志して必死に生きてきた。
上述のように、普段の呑気さが嘘のような激情を見せる事があるのは、こうした境遇から、「もう誰にも、大事な人を失う悲しみを味わって欲しくない 」という信念を持っているためである。
ミャメミャメのこういった一面に救われたホミョホミョとキャメキャメは、彼を兄貴分として慕っており、普段は彼に呆れているオッパも、内心では彼の事を「強さも信念も持った勇者」として認めている。
また、後にマルビーと再び対峙した際には、「大人しくすれば、一般人の子供の命と引き換えに、母親を返してやる」という交換を持ち掛けられるが、ミャメミャメはこれに応じず、マルビーを倒す事を選んだ。
自分以外の誰も悲しませまいとするこの姿勢こそが、ミャメミャメの勇者としての強さなのである。
強さ
ひとたび本気を出せば、その実力は非常に高い。
作中で敵として立ちはだかるマモノンには、凶暴なドラゴンを軽く殺害してしまう個体や、城のように巨大な個体もいるのだが、本気を出したミャメミャメはそれらをパンチやキック一発で倒してしまう。
加えて、武器として持っている秘剣・邪嵐は、自分より何倍も大きな敵を真っ二つに斬り倒す破壊力を持っている。見た目は完全に猫じゃらしなのに。
しかし彼には、やる気がおっぱいに強く依存しているという弱点がある。
四天王のチョメロン・ヘデスとの戦いではそこを突かれ、オッパが魔法で貧乳化させられてしまい、ミャメミャメは激しく弱体化してピンチに陥った。
必殺技
必殺技は、猫の特性を活かした物と、秘剣・邪嵐を使用する物がある。
毛玉キャノン | 「カハッ、カハッ!」と咳き込んだ後、喉に詰まった毛玉を弾丸の様に吐き出す。使用頻度が特に高く、ミャメミャメを象徴する技と言える。 |
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屁玉キャノン | 毛玉キャノンを屁で再現したような技。ふざけた技ではあるが、背後から襲いかかる敵を消し飛ばすことが出来る。 |
大毛玉キャノン | 文字通り、大型の毛玉キャノン。第3巻・デカチン大会編で使用し、スタジアムの半分を吹き飛ばした。 |
ハイパー猫パンチ/メガトン猫キック | それぞれパンチとキックで攻撃する。シンプルだが、これら一撃でマモノンを倒してしまう場合もザラにある。 |
つめとぎトルネード | 回転しながら爪で嵐を起こし、周囲の敵をまとめて切り裂く。 |
秘剣「邪嵐」つめとぎ斬 | 高く飛び上がって剣を振り下ろす技。名称自体は第2巻が初登場だが、似た技を第1巻第1話でも使用しており、その時は巨人マモノンを真っ二つにした。 |
秘剣「邪嵐」旋風斬 | 素早く走り、一瞬で敵を切り刻む技。 |
秘剣「邪嵐」三枚おろし | 文字通り、敵を三枚おろしにしてしまう技。 |
秘剣「邪嵐」稲妻斬 | イナズマのように駆け抜けながら敵を斬る技。 |
ミャ法使いミャメミャメ
「ミャ法で必ずお前を守る!離れて隠れてろ、オッパ!」
概要
(画像中心の人物)
ミャメミャメが母親からもらった「魔タタビドロップ」を舐めると、一定時間「ミャ法使い」に変身して戦う事ができる。
ミャ法使いに変身したミャメミャメは、普段の簡素な猫の姿から一変して、人間のような長身のイケメンとなる。一応、猫の尻尾が生えたままになっているため、完全な人間になるわけでは無い。(あと猫口)
オッパはこの姿の彼に対してメロメロになっており、「ぷにゅぷにゅ、する?」とまで言っているが、この姿の彼は何故か巨乳を生理的に受け付けない状態(見ただけで嘔吐してしまうほど)になってしまっているため、彼女に近づくことが出来ない。
この点以外にも、好きな飲み物が日本茶から紅茶になるなど、細かい変化があるが、普段の姿と別人格になるという訳ではない。
強さ
物理的な力は普段の姿から大きく弱体化しており、オッパの剣をまともに持てない程になっているが、代わりに「ミャ法」を駆使して戦うことができる。
「ミャ法」を使う時には「ナミャムギナミャゴメナミャタマゴ…」「赤ミャキ紙青ミャキ紙黄ミャキ紙…」といった呪文を唱えているが、途中で噛んでも発動できるし、何なら唱えずに発動する場合もある。
必殺技
メガドーン/メガグルン/メガデロン | それぞれ、対象の目玉を「ドーン」「グルン」「デロン」と飛び出させる技。 |
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ニャンコシールド | 猫の顔のような形をしたバリアを張る。 |
猫玉 | どこからともなく巨大な黒猫「タマさん」を召喚し、敵を押しつぶす。尚、タマさんの帰りは徒歩である。 |
アータマデッカー | 対象の頭を巨大化させる。ミャメミャメ曰く、「デカ頭で防御する、立派なミャ法だよ〜!」との事だが、巨大化させられたキャメキャメは直後にキレた。 |
毒ケシミャ人召喚 | 毒ケシミャ人を召喚し、体に入ってしまった毒を吸い出してもらう回復技。その毒ケシミャ人の顔だが、どこかで見た事があるような…? |
ミャ動砲 | 手から光線を発射する。ふざけた技の多いミャ法の中では珍しい、まともな攻撃技である。 |
毛玉キャノン | この技に関しては、勇者ミャメ状態から引き続き使うことが出来る。せっかくのイケメンが台無しだが、相変わらず破壊力は抜群。 |
関連イラスト
真勇者ミャメミャメ
以下、物語終盤のネタバレ注意!
「ミャーは約束したん…だ。母ちゃに…!」
「この世界とぷにゅぷにゅは…、ミャーが守るって!」
概要
ミャメミャメが母親の最後の力を受け取り、「真の勇者」として覚醒した姿。第4巻より登場。
ミャ法使いミャメミャメをそのまま少年にしたような姿をしているが、ミャ法使い時にはヘルメットの形状で再現していた猫耳が、この形態では本物の猫耳として頭から生えており、ミャ法使いよりも猫らしい特徴が体に表れている。(地味にヒゲも生えた)
強さ
勇者ミャメのパワーと、ミャ法使いミャメの「ミャ法」を両方扱うことが出来る他、この形態独自の必殺技も多数習得している。
また、猫じゃらしの様だった秘剣・邪嵐が、剣らしい見た目の真剣・邪魔嵐に進化している。この剣は、繰り出す技によって様々な形状に変化させることが可能。
必殺技
22(ニャンニャン)パンチ | 一瞬で22発のパンチを敵に叩き込む。真勇者になってから初めて使用した技であり、その後も高い頻度で繰り出している。ちなみに、仲間の中で22発のパンチを全て視認できるのは、変身したキャメキャメだけであり、ホミョホミョには3発、オッパには1発しか見えていなかった。 |
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おジャマスラッシュ | 剣から衝撃波を放って敵を切り裂く、邪魔嵐の基本的な技。 |
おジャマプレス | 邪魔嵐を巨大なハンマーに変化させ、敵を押し潰す。 |
おジャマバット | 邪魔嵐をバットに変化させて振る。第5巻で、ツンツンのニードル・アタックをこれで跳ね返し、合体技として使用した。 |
ハイパーメガトン猫パンチ | 真勇者になって繰り出すハイパー猫パンチ。 |
おジャマ斬 | 剣に炎の様なオーラを纏わせ、振り下ろす技。 |
以下、更なるネタバレ注意!
最終決戦にて、ミャメミャメは伝説のアイテム、48枚の「GBF」を使用し、最終形態となった。
この形態では、オッパが剣、ホミョホミョが翼、キャメキャメが盾にそれぞれ変身し、真勇者ミャメに装備されている。
必殺技
大亀(ガメラ)シールド | キャメキャメが変身した盾を巨大化させて攻撃を防ぐ技。 |
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オッパ剣 ぷにゅぷにゅインパクト | オッパが変身した剣で繰り出した最強の攻撃。「ぷにゅぷにゅパワー」を敵に注入し、内部から爆散させる。 |