「待ってました」
「おぉ、美味そう」
概要
『仮面ライダー響鬼』に登場するヤマビコを育てる童子と姫の怪人態。
その姿は猿のような姿をしており、普段は高い樹上に潜伏し、そばを通り掛かる人間を襲っていた。
両者ともに、人の声が詰まった喉を(ヤマビコが食べやすいように)琥珀色をしたクルミのように加工する能力を持っている。戦闘時には猿のような俊敏な動きで敵を奔走し、鋭い爪を使って攻撃する。
なおTV初登場時の妖姫はその俊敏さを活かし、響鬼から音撃棒の片方をくすね取って攻撃を仕掛けるなど、手癖の悪さも披露していた。
奥多摩に出現した個体
三之巻「落ちる声」、四之巻「駆ける勢地郎」に登場した個体。TV本篇に初出演したヤマビコの怪童子と妖姫で、顔がニホンザルを連想させるような赤い顔と茶色い体毛が特徴。
ヤマビコを捜索していた響鬼とヤマビコを逃がすために交戦し、三之巻にて妖姫が『鬼幻術・鬼火』を浴びて焼死。
怪童子も『鬼闘術・鬼爪』を喰らい致命傷を受けるが、なんとかその場から逃げ出し、四之巻で瀕死の状態でヤマビコの元に辿り着くと、人里を襲えと言い残して力尽き絶命。その体はただの土塊と化した…。
小菅に出現した個体
十三之巻「乱れる運命(さだめ)」に登場。
ゴリラを彷彿とさせる黒っぽい顔と体毛をしている。人に襲いかかろうとした所へ、救援に駆けつけた弾鬼と対決するも、突如として乱入してきた乱れ童子に両者共々食い殺されてしまった。