概要
アリシゼーション編に登場する記憶媒体。正式名称『光量子ゲート結晶体』
一辺五センチのプラセオジミウム結晶構造体の中に人間の大脳とほぼ同容量の百億キュービットのデータを保存する事が出来る
主にラースが人間の魂と定義するフラクトライトをコピー、保存しておく為に巨費を投じて開発させたもの。
作中の舞台であるアンダーワールド(UW)住民達の魂を収めている。
システム
ライトキューブ・クラスター
オーシャンタートルのアッパー・シャフト下部に収納された中央演算装置。約二十万個のライトキューブで構成され、内部には中枢サーバーである《メイン・ビジュアライザー》が存在する。
フラクトライト
人間のマイクロチューブ(微小管)内部にある光量子。ライトキューブの記憶容量は約120年が限界、実質それが人間の寿命である。
精神原型(ソウル・アーキタイプ)
乳幼児から採取されたフラクトライト。UWの住民達は4名の研究者が内部時間約18年という歳月をかけて育成させたもの。
欠点
フラクトライトをコピーする事で簡単に複製ができ、同じ人格・思考をするAIの量産が可能である。半面オリジナルと対面しコピーだと自覚してしまうと倫理破綻を引き起こし崩壊してしまう。
UW人のように乳幼児から育成する事でこの欠点は解消されたかに思えたが、上位権限を持つ者の規則に逆らえないという欠陥を抱え、無理に逆らうと自己矛盾に陥りフラクトライトが崩壊してしまう。
この問題を解決する方法として一部の記憶の削除等を試みるも人格形成に関連した記憶も一緒に消えてしまい廃人同然となる。そのため削除可能なのは比較的新しい記憶のみ、できるのはせいぜい思い出せないようブロックさせるのが関の山。
UWの加速システムの影響で生身の人間がログインすると自己のフラクトライトの容量を消費し実質寿命を削ってしまう。この問題の解決策として比嘉健曰く常時着用型のポータブルSTLみたいなデバイスを介して外部メモリに保存する方法があるも、現状ではSTLをそこまで小型化させる技術はない。
余談
ユナイタルリング編ではUW内部で200年という年月が経過。既に二十万個のライトキューブはほぼ全て使用され総人口が変動しない。
エオライン・ハーレンツ曰く「世を去る者と世に来たる者の数は同じ」
アクセル・ワールド
初期からバーストリンカーが全損するとBBの記憶が削除されるシステムが存在する
上記の通り一部の記憶のみ削除する事は不可能である、これはBBプログラムをインストールしたのちフラクトライトをコピーされ、加速中はライトキューブに格納された人格でプレイ。加速終了時に記憶の同期を測る事で魂の寿命問題を解消していた。
BB中枢サーバーである《メイン・ビジュアライザー》には全損したバーストリンカー達の記憶も残されており、白の王は『反魂』と呼ばれる方法で復帰させたり別のバーストリンカーへ憑依させ復活させる事が出来る。
また一部高位エネミーにはライトキューブが存在しており、独自の思考ルーチンを保有する
現状それを持つと明言、或いは思われているのは
- 大天使メタトロン
- 大日霊アマテラス
- 巫祖公主バリ
- 暁光姫ウシャス
- 太霊后シーワンムー
- 暴風王ルドラ
- 夜の女神ニュクス
- 各四神
関連タグ
???・・・コピーされても自我を保った例外