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ニューロリンカー

にゅーろりんかー

「アクセル・ワールド」に登場する拡張現実対応型VRマシン(メイン画像ではマシン本体ではなく「装着者がマシンを通して見ている仮想ディスプレイ」を描いている)。本項では先行機やシステムについても解説する。
目次 [非表示]

概要編集

世代民生用第一世代機
形状チョーカー型ウェアラブルコンピュータ
開発不明
発売元レクト、カムラ

2031年4月にレクト及びカムラにより発売された。

第一世代の登場から16年が経過した作中ではほぼ全ての国民に普及しローカルネット、ホームサーバーを設備された家庭もある。

授業では黒板や教科書・ノートをARに置き換えるなど、教育の場にも導入されている。


機能編集

肉声(ボイスコマンド)で「ダイレクト・リンク」と発声することで現実の五感をキャンセルし仮想空間へダイブする。現実空間に戻る際は手動でコマンドを操作するか「リンクアウト」と発声すると意識が戻る。

肉体に何らかの衝撃が加わるとセーフティが発動し強制的にリンクアウトされる。


通信・情報交換編集

作中では思考発声による会話、ダイブ通信が主流。ある程度慣れると別の事を考えながら話し合う事も可能。


特定のアプリケーションや機密性の高い操作は有線直接通信で行う。この間防壁の9割が無効になり、ある程度のリンカー操作スキルを持つ者なら接続している相手のプライベートメモリを覗くことやバックドアプログラムを仕込む事が可能である。


直結しよう…

この行為を「直結」と呼び、基本家族や恋人などの信頼出来る間でしか行われない。

世間一般では「公共の場で直結する男女は99%までが付き合っている」「ケーブルの長さが親密度を表す」という俗信まであるほど。


社会的使用編集

装着者の身分証明としてネームタグがあり、自己紹介などを行う際に相手へ渡す。

基本偽造はウィザード級ハッカーでさえ困難とされており、黒雪姫とあるハッキングアプリで自身の愛称に書き換えている。

ニューロリンカーに対応した作品や図書館の書籍などにはIDチップが貼られ、年齢制限のあるコンテンツ規制にも成功し未成年が規制作品を使用する場合、旧来の据え置き機か違法VRゲームをダウンロードする他ない。


育児の場にも活用され、夜泣き防止のためVR空間へ強制ダイブさせる、学習アプリをインストールして幼児期から学習を行わせるといった用例がある。

バーストリンカーの第一条件である「幼児期からのニューロリンカー装着」は、大人が我が子の安全を守るため、悪く言えば管理・支配していることの象徴でもあり、実際に作中のバーストリンカーのは「片親」や「共働き」といった両親の事情もあるが、従来の子供に比べ十分な愛情を注がれずに育ったケースがある。

だがそれらはあくまで一部であり、先天的障害親側の健康上の事情という真っ当な事情も存在する。


固有脳波で判別され複数のニューロリンカーを使用することは基本的に不可能であり、コアチップを別の機種に移植すること(携帯電話で言う機種変更)は区役所か政府公認ショップでしか行う事が出来ない。

ただし乳児期は脳波が未成熟なことから他人のニューロリンカーを付けると端末が乳児を利用者と認識し、当人の成長後も引き続き使用できる場合がある。

だがこれは裏技のようなもので、他者の精神が混入する恐れがある。


他人のニューロリンカーを外すという行為は相手の同意を得ていなければ立派な犯罪になり、子供の悪戯でも手厳しく叱られる現代社会最大のタブーである。



一部ではニューロリンカー、及びソーシャルカメラは政府の洗脳装置だと主張する団体が存在しており、北海道にゲーテッドコミュニティを形成、集団生活をしている。

当然コミュニティ内にニューロリンカーの持ち込みは禁止であり、井関玲奈の妹は病気でデバイス無しでは生きていけないにもかかわらず母親が連れて行こうとした為両親が離婚、母は北海道に1人移住した。

原理編集

基本原理はユーザーの脳と量子レベルで無線接続、感覚情報の入出力をするというもの。

開発段階では人間の細胞に存在する微小管内に封入されるコヒーレント状態の光子が引き起こす「波動関数の収縮(デコヒーレンス)」こそが人間の意識、すなわち魂であるという理論を元に

ソウル・トランスレーション・テクノロジー(STLT)と呼称されていた。

つまりニューロリンカーが実際に交信しているのは人間の脳細胞ではなく魂ということになる


初期実験の段階では十メートル離れた状態でも接続できたらしく、作中で幾度かニューロリンカーを外しているにもかかわらず交信していた描写がある。


先行機編集

ナーヴギア

最初のフルダイブテクノロジーを実装したヘッドギア型VRマシンとして2022年5月台に発売されたと作中で描写され、アニメでは同時期に『ソードアート・オンライン』が放送されていた事もありナーヴギアが以前発売された事を明確に描写している。


ブレイン・インプラント・チップ

脳に直接、各種機能を内蔵したチップを埋め込む。通常仕様で初めてARとVRの両方を可能とした装置とされていたがチップの悪用が相次いだため一般に流通しなくなり、特殊な医療目的以外での使用は違法化されている。

加速研究会のメンバーの一部はこれを脳に埋め込み活動している。


関連タグ編集

アクセル・ワールド ブレイン・バースト

???:開発会社レクトの関係者

重村徹大:開発会社カムラの関係者。

菊岡誠二郎:基礎理論、及び機種の関係者。

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