機体データ
概要
型式番号MSΖ-006LGT。
コウサカ・ユウマがガンプラビルダーズコンテスト「メイジン杯」に出展するべく、「機動戦士Ζガンダム」に登場するΖガンダムをベースに独自の改造を施し完成させたガンプラ。
全日本ガンプラバトル選手権での激闘を経て成長したユウマにとって集大成とも言えるガンプラであり、ライトニングガンダムと同じく観賞用のアーティスティックガンプラとしての美しさと、ガンプラバトルでの実用性を兼ね揃える。
機体自体は既存製品をベースにしていながらもほぼスクラッチと言っても差し支え無い程に手が加えられており、特にΖガンダムのオリジナルデザイナーである藤田一己が『機動戦士Ζガンダム』のノベライズ版で手がけた所謂「藤田版Ζガンダム」を思わせる意匠が各所に盛り込まれている。
また武装と背部バインダーを組み替える事で様々な状況に対応出来る独自のギミックが採用されており、これによってΖガンダムの特徴と言えるウェイブライダーへの可変機構はオミットされているが、高い基本性能によってこれを補っており、ライトニングガンダムフルバーニアンと同様にモビルスーツ形態であっても高い機動力を発揮する。
ユウマはこのガンプラを「メイジン杯」のオープンコースに出展。元来の出来の良さに加え、サカイ・ミナトのすーぱーふみなが諸般の事情で審査対象外とされた事も手伝って、優秀賞を受賞した。
デザインはNAOKI。
過去にNAOKIが電撃ホビーマガジンに於いてMGΖガンダムVer2.0をベースに改造した作例をデザインの下敷きにしており、各部への突起物やギミックの追加を経て今の姿となった。
武装
ビームライフル
グリップガードやセンサーの追加によって、ベースとなったΖガンダムのライフルから大きくデザインが変化したライフル。
一般的なライフルよりも高い命中精度を誇り、そこにユウマの射撃の腕が加わる事で百発百中の命中率を誇る。
グリップを折りたたみバックパックに装着する事でビームキャノンとしても使用出来る。
シールド
Ζガンダムのそれの面影を大きく残すシールド。先端部にはメガ粒子砲を備えており、これによって火力が強化されている。
ビームライフルと同じくバックパックにマウントし、ビームキャノンとして使用可能。
ビームブレイド
バックパックに装着されたバインダーから発せられるビーム刃。
バインダーを腕部にマウントする事でそのまま格闘兵装として使用する事ができ、接近戦ではサイズの大きさもあって高い切断力を発揮する。
フェニックスバースト
カミキ・セカイの鳳凰覇王拳をユウマなりにアレンジしたライトニングΖガンダムの必殺技。
フライングアーマーを腕部に装着し、胸部にシールドをマウントする事で発射形態に変形。ビームブレイドとメガ粒子砲を連動発射する事でビームが光の鳳凰となり、射線上の敵を粉砕する。
その威力はオリジナルである鳳凰覇王拳にも勝るとも劣らない。
ライトニングΖガンダムアスプロス
型式番号MSΖ-006LGT-3。
Web企画『HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ』に登場。
ライトニングΖガンダムをベースに、カラーリングをΖガンダム3号機をイメージしたものへと変更したガンプラ。アスプロスとはギリシャ語で「白」の意。
ホワイトデーに白い機体でバトルを行うイベント「ホワイトウォーズ」に出場する為のリペイントであり、その為のイメージソースとして(明言こそされていないものの)アムロ・レイが搭乗したと名高いΖガンダム3号機が選ばれた。
Ζガンダム3号機と同様、各所に「A」をあしらったマーキングが施されているが、これは機体名のアスプロスとアムロ・レイの頭文字を捩ったダブルミーニングである。
ガンプラ
1/144スケールのものがHGBFブランドで販売。
流用がない完全新規の商品。
ライトニングZガンダムアスプロスもプレミアムバンダイ限定で販売された。