ラオ博士
らおはかせ
CV:山内雅人
『未来少年コナン』の主要人物の一人。(画像中央)。
本名はブライアック・ラオで、本作のヒロインであるラナの祖父。ラナの叔母にあたるメイザルという娘がいる(ラナの母親にあたるもう1人の娘は既に亡くなっているようである)。
太陽エネルギーの開発を担った科学者達の生き残りで、結果的に最終戦争で世界を滅ぼすに至った自身の研究成果を後悔している。
作中で唯一太陽エネルギー復活のカギであるエネルギープラント用人工衛星の軌道位置を算出できるデータを知る人物。
かつて太陽エネルギーが悪用されるのを嫌い、インダストリアからの逃亡を図った際に搭乗していたフライングマシンを撃墜され、一命は取り留めたものその際の負傷が元で実の孫にさえ判別出来ないほど容姿が変わってしまっていた(元は豊かな髭を蓄えた穏やかな容貌だったが、隻眼になった上、頭に大きな傷跡が残る禿頭という強面になってしまった)。
それを逆手にとって別人に成りすまし、パッチと言う偽名でインダストリア近郊の海でサルベージ船の指揮を執っていた。
本来は温厚な性格で一人称は「私」だが、偽名を使っていた時には一人称が「俺」で厳格な態度でサルベージ船の作業員に接していた(コナン達に対しても同様)。
コナンに助けられたラナと図らずも再会を果たす。
自らの真実を明かし、コナン達と和解した後は近く起こることが予想された地殻変動から人々を救うためにインダストリアに戻ったが、行政局長レプカに捕らえられて拷問されて瀕死となり、コナン達に救出された時には自らでは動くことも困難な身体になってしまう。レプカが倒され、サルベージ船でひきあげた大型船を使って、沈みゆくインダストリアから住民が脱出できたのを見届け、最期は大型船内でコナンたち未来有る若者らに看取られて永眠、遺体は棺と共に海へ葬られた。
原作での名前はブライアック・ローで、作中では"先生"と呼ばれている。こちらもパッチを名乗ってインダストリアに潜伏しており、挿絵から隻眼であるのが分かる。
近いうちに大津波がハイハーバーを襲う事を予見しており、住民を避難させる計画を立てていたが、インダストリアで出会ったコナンと、道中で救助したドクターマンスキーの協力もあってハイハーバー住民の避難を成功させた。
アメリカの小説家チャールズ・G・フィニーの『ラーオ博士のサーカス(The Circus of Dr. Lao)』(1935年)、およびこれを原作とするアメリカ映画『ラオ博士の7つの顔(7 Faces of Dr. Lao)』(1964年)の登場人物。
土地の買収を巡って住民同士が対立する閉塞した田舎町に、サーカス団を率いてやってきた謎めいた中国人。
映画版ではトニー・ランドール(Tony Randall)が複数のキャラクターと共に兼任している。
2021年11月現在、pixivに投稿作品は確認できない。