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ラズムナニウム

らずむなにうむ

ゲーム『スーパーロボット大戦MX』及び『スーパーロボット大戦OG』シリーズに登場する技術。

概要編集

ミタール・ザパト博士が開発した自律型金属細胞で、「自己再生」「自己増殖」「自己進化」の機能を具える。「ツェントル・プロジェクト」の要というべきものの一つ。マシンエネルギーを供給源とするが、活動時間には限界がある。しかし、エネルギーという点を解消すれば半永久的に活動が可能。現状では永久機関である「TEエンジン」との組み合わせが最も適している。


また、ミタール自身は「自己進化」についてはやや否定的であり、意図的にリミッターが掛けられている。これは次期主力兵器としての機能に相応しくないのが理由とされているが、それはあくまで表向きな建前であり、裏ではこの「自己進化」機能をも組み合わせた最強の兵器を作り出すのが目的である。


便宜上、OGシリーズの続編を意識して、初期段階と第2段階を作品別として区分けしている。


初期段階

スーパーロボット大戦OG外伝』では開発したラズムナニウムを使用して、捕獲したアインストレジセイアに注入。新たに「イェッツトレジセイア」を生み出した。そのイェッツトレジセイアから採取した「イェッツトセル」を用いて、生体兵器に応用。試作体として「フラットフィッシュ」が生み出された。しかし、動物的な生命体であるイェッツトやフラットフィッシュはミタール等にも制御できず、結局はエリック・ワンの依頼を受けたアクセル・アルマーらによって殲滅された。


第2段階

スーパーロボット大戦MX』ではツェントル・プロジェクトの試作5号機「メディウス・ロクス」に搭載され、メンテナンスフリーの人型機動兵器を開発。この兵器が次期主力機動兵器の先駆けである。しかし、メディウスの運用を任されたエルデ・ミッテの個人的な野心により、エルデ自身が開発した自律コンピュータ「AI1」によりラズムナニウムの「自己進化」のリミッターを外してメディウスを進化。さらに同じプロジェクトの機体(サーベラスガルムレイド)から「TEエンジン」を奪取してラズムナニウムを半永久的に活動させることに成功。「自己増殖」機能によりAI1の機体データから複製したツェントル・プロジェクトの機体を生み出すまで至った。最終的には強力なエネルギー体を核としてメディウスのラズムナニウムを強制進化し、メディウスが「AI1」と融合した一種の有機生物となった。


今後の展開

ラズムナニウムを開発したミタールは、マシンセルを研究・利用したイーグレット・フェフに興味を抱いており、そのマシンセルもラズムナニウムと似たような機能を持つ。フェフはマシンセルを人体に投与することで半機械人間(マシンナリー・チルドレン)を作り出したが、ラズムナニウムに関してはまだ人体投与までには至ってない。しかし、『MX』ではAI1と融合したエルデが半ばラズムナニウムの力で蘇生した描写があり、やはり類似した機能を持ちうるものと予想される。また、メディウス・ロクスやAI1も反応した、ヒューゴ・メディオのサイボーグ部位に混入されているラズムナニウムの問題も残っている。

関連用語編集

マシンセル

ズフィルード・クリスタル


マシンセルのベースとなった。ミタールはフェフに関して、「同じ研究分野でのライバル同士であるが、彼は私より随分先まで行ってしまった」と語っているが、フェフがザパトより先んじることができたのはズフィルード・クリスタルの存在が大きいのだろう。

なお、『第2次スーパーロボット大戦OG』では一度消滅したAI1が散布されたズフィルードクリスタルと、元々あったラズムナ二ウムの相乗効果によって凄まじい速度で再生するという場面がある。


DG細胞

元ネタ。


TEエンジン

理論上無限のエネルギーを得られる、ツェントルプロジェクトの成果物。


ツェントル・プロジェクト

ラズムナ二ウムとTEエンジンを両方搭載したメンテナンスフリーの機動兵器の開発プロジェクト。

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