概要
シベリア鉄道が保有するオーバーマンの中で3体目に登場したサイコ・オーバーマン。
パイロットはカシマル・バーレ。
頭が2つあるようにも胸に顔がついているようにも見える胴体に、妖怪一本だたらを思わせる一本足が生えたカニのような奇妙な姿をしており、相変わらず戦闘力は低いが、プラネッタ、デスネッタから続く相手の心に付け込むオーバースキルを駆使する。
オーバースキルは「恐怖具現化」。
両肩から発射したビームを浴びた者が心から恐れるものを具現化させる。
またリオンネッターの分身を作ることもできる。
オーバースキルの効き目に個人差はあるものの他のサイコ・オーバーマンと比べて速効性が高く、弱い相手は問答無用で戦闘不能に追い込める。(アデット・キスラーは乗機ごと巨大ナメクジに襲われ、サラ・コダマに至ってはカエルでコックピットを埋め尽くされたショックで戦闘が終わっても暫く発狂状態になっていた)
ゲイナー・サンガに対しては偽キングゲイナー(ただし王冠を被っていて腕がリオンネッターそのままのパチモン)が具現化してゲイナーを翻弄したが、あっさり打ち破られて本体を取り押さえられてしまった。
ゲイン・ビジョウにはかつて死別した恋人ガエラの遺体を見せつけられ、その直後に親友エリアルの自殺も重なったせいで本気で怒らせてしまい、エンペランザの射撃で瞬く間に両腕を捥ぎ取られ、逃げる間もなく両肩・腹・胸と十字の弾痕…すなわち「黒いサザンクロス」の印を刻まれ、カシマルの断末魔と共に炎の十字架となって跡形もなく爆散した。