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リオ・ストラトス連界鉄道

りおすとらとすれんかいてつどう

リオ・ストラトス連界鉄道(Rio Stratos Crossover Railway)とは、pixivユーザー・七瀬スカーレットによる架空鉄道の一社である。
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概要編集

リオ・ストラトス連界鉄道とは、pixivユーザー・七瀬スカーレットによる架空鉄道である。

異世界の存在と時空を渡る術が大衆に知れ渡った世界の集合体『世渡世界(せいとせかい)』同士を空間軌道によって結ぶ『連界鉄道(れんかいてつどう)』の一つ。

数ある連界鉄道の中でも最大の路線網を持ち、総営業キロは少なくとも二桁兆。

また、それを支える社員数も兆を越え、人間に限らず多種多様な種族が在籍している。


社是は『自由の鉄路』

鉄道事業を基幹事業として自動車(バス・タクシー・トラック・乗合馬車ほか)・船舶・航空(航空機・飛行船・飛空艇ほか)・都市開発・工業・小売・ホテル・リゾート開発等の事業をほぼ全て直営で展開する。

いかなるイデオロギーにも左右されない自由な事業を何より至上とし、それが社員と世渡世界住民の豊かな暮らしに繋がることを目指している。


正式な社名は『リオ・ストラトス連界鉄道会社(Rio Stratos Crossover Railway Company 英略称RSCR)』。利用者からは『リオスト』と呼ばれている。

このほか、社内においてRSCR在籍者であることに対する誇りを込めた愛称として『リオスター』というものがあり、語感の良さから一部事業(百貨店部門・航空部門など)では正式なブランド名にも使用している。


創業当時既に時空を越えて世渡世界同士を結ぶ鉄道が散発的に開業していたが、RSCRが初めて『世界を連ねる鉄道→連界鉄道』という呼称を名乗り、現在連界鉄道という単語は一般名詞となっている。


組織について編集

RSCRの本社はかつては創業地リオ、後に当初の目的地であるシエル=ストラトスに移転し、長らく同地に置かれていたが、

近年『原点回帰』などの意味を込めてリオに『第一本社』を置き、元のシエル=ストラトス側を『第二本社』とするダブル本社制に移行した。

社長室を始めとする重要な中枢機能は第一本社に回帰している。


幾兆キロに及ぶ広大なネットワークはこの第一・第二本社に加え、本社の直下に置かれて管轄世界・地域の管理を行う『総局』と更にその下に置かれ、地域ごとの営業を担う『管理局』によって営業されている。


その組織構造はかつての日本国鉄に近似しているが、基本的に総局および管理局が管轄地域の現業部門や各種副業・鉄道以外の交通部門も全て管理しているため、「鉄道」と付かない『管理局』という呼称となっている。


なお、各管理局が独自の副業を興すことは所轄総局の監督の元自由とされ、各地域ごとに何かしらの独自サービスが存在するのも特色。

それらの独自サービスが他局に波及し、やがて全社的な事業に発展することもしばしばである。


これらの巨大な組織のトップに立つ社長は、創業家の一人である『連界鉄道王』ウィリアム・カサットという人物である。


車両について編集

RSCRで活躍する車両は、第一本社の設計局により設計・開発された『制式車両』、各管理局が地域特性に合わせて設計した『地域固有車両』、他社局から受け入れた『譲受車両』、その他の4形態に大別できる。


軌間は1435mm(標準軌)が過半数を占め、地球世界でも一定の採用規模を持つ1000mm・1067mm・1520mm・1600mm・1668mm・1676mm軌間の路線が一部地域に展開される。これらの路線と標準軌の本線系とは、境界駅での台車交換や、軌間可変車両を使用した直通運転が盛んに行われている。

架線電圧は直流3000v、交流25kvを主体とし、地域によって直流1500v、交流20kv等の区間がある。大部分の制式車両を初め、本線系の長距離列車に充当される電車・電気機関車は交直両用車が基本とされている。


連界鉄道共通の特徴として、人の造った全ての機械に宿る機械の心(以下「心」と記します)と呼ばれる種族が視認でき、社員として認められている点がある。

RSCRでは心にも給与を支給しているほか、貨車や通勤型車両などの例外を除く制式車両と地域固有車両には、心が寝泊りするための自室も設計段階で用意されている。


  • 制式車両

千の時空を超える機関車の心たち―サニー&ルナ

時空(とき)をかける標準客車の心たち――オルカ&ナナ

流麗なる特急専用機、失敗から立ち直ったディーゼル機

純陽の長女――セリカ

RSCRの中央部局(ストラトス総局)の設計部およびそれに準ずる部局で設計および承認を得た、スタンダードな車両たちの事を指す。線内で会える大部分の車両は制式車両である。

『制式』とは言っても、投入される地域の国情・文化、メーカーの提示した設計・デザイン等も幅広く取り入れられるため、多種多様なデザインが展開されている。


投入される文化圏によっても若干の差異はあるが、『前照灯はおでこ1灯、窓下に2灯。こめかみに1対の急行灯。貫通扉(もしくは前面中央)に社紋レリーフ』という前面デザインは共通しており、地域固有車両・譲受車両に関してもこの点は極力揃えられている。


  • 地域固有車両

魔動の三等車――ヒノカ

流麗なるアメニティ・ライナーの心――カナミ

快速なるコンフォート・ライナーの心――リン

制式車両では応えられない地域特性に応じるために開発されたり、その世界特有の文化・文明を取り入れた車両たちのことを指す。

一管理局内で完結する列車に充当する車両は管理局の独自開発・導入が認められており、中には局外からの直通列車を除き固有車両で統一された管理局もある。


関西特有の輸送事情に合わせて開発・導入された国鉄117系や分割民営化後のJR型車両が、現実世界における近似例として挙げられる。


開発から管理まで導入する管理局に一任され、本社部局ではその在り方を関知しない。

そのため、RSCRの在籍車種を網羅するにあたって最も難関と言える車両群でもある。


  • 譲受車両

異界に返り咲く彗星の心――ティアナ

今日は楽しい解雇記念日☆2024

RSCRでは、独立世界(我々の住む世界のように、『異世界の実在が認知されていない』世界のこと)で廃車される車両を密かに引き取り、常習的に『再雇用』させている。

当地で解体される直前に精巧に造った変わり身と実車をすり替え、実車を救い出す手法が取られる。

引き取った車両はRSCRでの運用に合わせた各種改造・更新工事を受けてそのまま運用されることもあるが、元の車体の機器を流用して制式車両・地域固有車両の新造車に転生させることも多い。


この手法で転入してくる車両は、円満に引退を迎えてやってくる車両はもちろん、事故などで早期に廃車されてしまった車両も多く、「訳あり」勢として特に手厚く再雇用される傾向にある。


『まだ活躍したくてもその意思を誰にも伝えられない』独立世界の車両への配慮とされているが、導かれた心からは冗談交じりに『拉致』と呼ばれている。


『拉致』によってRSCRに導かれた車両形式が、制式車両に編入されて増備されることもある。


ちなみに、上記のような手法で車両の調達を行っている会社は、連界鉄道の中でもRSCRとリオスター・パートナーズ系(後述)の一部事業者のみである。



等級・種別・運行形態について編集

RSCRでは、鉄道を始めとする全ての交通事業を一等・二等・三等の三等級制としている。

世渡世界は未だ階級社会の傾向が強く、乗車すべき等級は身分によって暗黙のうちに決まる。

運賃は等級ごとに設定されており、三等運賃を基準にすると、二等運賃は三等の二倍、一等は二等の二倍となる。


鉄軌道部門の運行形態は以下のように大別される。

  • ヘビーレイル

大陸の端と端、もしくは時空間といった長距離輸送を担い、主に機関車と客車・貨車による運行を主体とする路線群。

まさしく連界鉄道の要であり、RSCRの鉄道部門においても最重要分野とされる。


主に客車列車が中心ではあるが、時空越えを伴う列車にも徐々に電車形式が進出しているほか、近距離の日常利用が多い都市の近郊には電車を主体とした近郊電車路線も設定される。


主な設定種別は以下の通り。

・超特急

特級幹線の一部列車と高速鉄道路線の速達列車のみが名乗る、RSCR最上級種別である。

いずれの列車もその路線の花形とされる車両で運行される。

中には一・二等車のみが連結される上流階級向け列車も存在するが、直通超特急『ギャラクシア』の設定を期に大衆へ開放する傾向も見られる。

・特別急行

RSCRでは特急列車は現在も少数のみが設定される特別な列車という傾向が強く、利用する客層も(徐々に大衆へ開放されつつあるが)どちらかと言えば上流階級向け列車というイメージが強い。

緑を基調とした標準色とは異なり、青を基調とした『特別急行色』を纏った車両でのみ運行される。

『起点と終点の両方、もしくはどちらか一方が一級幹線以上の所属駅であること』『特段の速達需要があること』という厳格な設定条件があり、例外的にまとまった種別を設定する場合は『L特急』『インターシティ』といった派生種別として対応している。

・急行

特急列車が速達種別の要として台頭したことで衰退した日本における急行列車とは異なり、RSCRの急行列車は現在も長距離優等列車の主役として位置付けられている。

二級幹線以上の路線には必ず設定されるほか、支線に設定されることもある。

・準急

急行よりも本数は少ないが、急行を補完する種別として設定されるほか、管理局によっては支線の優等列車を全て準急として設定する場合もある。

・普通

原則全ての駅に停車する列車(時間帯や乗降客数などの条件に応じて通過駅が設定される場合も多い)。

所要時間が長いため多くの幹線では一定距離で系統を分離することが多い。

・快速

大都市近郊の電車系統における優等列車として設定される。

管理局によって上位の快速列車を『特別快速』『快速急行』といった派生種別とする例もある。

・各駅停車

電車系統において全ての駅に停車する種別として設定される。


  • インターアーバン

主に都市と都市の間を結び、電車主体のダイヤを組む路線群。

殆どのインターアーバンはひとつの世界で完結するが、ごく一部に連界列車を設定するインターアーバンも存在する。

その性質上地場資本の別路線を由来とすることが多く、車両も固有形式で統一されるなど独自性が強い。

ヘビーレイルにおいては『特別急行』は文字通りの特別な列車としての要素が強いが、インターアーバンにおける『特急』は比較的設定条件が緩やかで、高頻度運転が行われたり、特別料金なしで利用できる場合も多い。


  • 都市鉄道

地下鉄・新交通システム・モノレールなどを使用し、一つの都市圏内で完結する路線網を形成する路線群。その多くは所管する管理局によって用意された地域固有車両によって運行されている。

基本的に各駅停車のみ設定されることが殆どだが、一部路線には優等種別が設定されることもある。


  • 軌道線

主に一つの都市圏内で完結する路線群の内、併用軌道を中心に形成されるもの。

都市によっては道路の上空に専用軌道を敷設して高架電車とした事例もある。


ヘビーレイル路線の急行以上が停車する主要都市には大抵まとまった軌道線ネットワークが形成されている。

その多くは地場資本由来であったり所管する管理局が独自に敷設した路線のため、車両に関しても地域固有車両が多くを占める。


路線について編集

創業路線にして最重要幹線の大連界本線(だいれんかいほんせん)を筆頭とし、社名でもある『リオ~ストラトス間』を結ぶ路線が7路線存在し、これらの路線を幹として大小様々な路線が時空間を縦横に展開する。更に、それらの路線から時空移動を伴わない幹線や支線が拡がり、さながら毛細血管のような様相となっている。

多くの地方鉄道や長距離鉄道、時には当地の国鉄さえも統合してきたこともあり、いわゆる「ヘビーレイル」路線のみに留まらず、地域輸送を担う電気鉄道路線や都市内の軌道線・中量交通なども多く存在し、地域・世界によってはRSCRが鉄道輸送を独占していることも多い。


一部都市においては、市営の地下鉄や軌道線などの運行を受託したり、施設を現地自治体に保有してもらう上下分離が盛んにおこなわれている(営業キロについては、後者だけでなく前者もRSCRの営業キロに含む事が多い)

総営業キロは先述のとおり兆キロを超えており、連界鉄道最大である。


各路線は経営上の重要度や線路規格、運行形態などによって以下のような『路線等級』を設けて管理を行っている。

なお、RSCRでは路線分類上リニアや高速鉄道、特殊方式による長距離路線も「ヘビーレイル」として分類している。

・特級幹線

RSCRの経営上なくてはならない最重要クラスのヘビーレイル路線。

大連界本線・時空大環状線・銀河本線の三路線のみが指定されている。

・一級幹線

運行上重要度の高いヘビーレイル路線のうち、先述の特級幹線を除いたもの。

特級幹線と並行してバイパスの役割を果たす路線(例:フォルクローレ新線)と、特級幹線から分岐し、沿線地域における最重要幹線として君臨する路線(例:時空中央本線)が存在する。

・二級幹線

その路線規格や輸送規模上、特級・一級幹線の補完路線としての要素が強い、いわゆる『亜幹線』に相当するヘビーレイル路線。特別急行の設定がある最低ランクである。

・支線

上記三クラスの路線から分岐して幹線の培養線として機能する路線や、輸送密度の高くないローカル線が該当する。

日本国有鉄道→JRにおける「地方交通線」「特定地方交通線」に相当する。

・一級電鉄線

電車をメインに使用するインターアーバン路線の幹線のうち、最高時速が100km/hを越える高速路線が指定される。

・二級電鉄線

インターアーバン路線の幹線のうち、最高時速100km/h未満の比較的低速な路線が指定される。

・三級電鉄線

インターアーバン路線のうち、上記の幹線から分岐する支線が指定される。


主要路線紹介編集

  • 大連界本線 Grand crossover Line

ユネ(『はじまりの街』)-リオ-ベネト-東京-ピリカナイ-サンクト・グリモワール-レモネード-カンバセシリア-アルビオーネ-トキーオ-ビッグアップル-ネオクヌート-フォルクローレ-ユグドラシル-シュガーハート-スティーム・ジャック-アルフシティー-アイシア-オリエント・アダムス-シエル=ストラトス(『聖なる都』)

ユグドラシル-アマツカゼ(ユグドラシル支線)

他小規模支線・別線多数

19:02のユネ駅点描

RSCRの創業路線であり、文字通りRSCR代表する特級幹線である。全線電化。

当初はリオから時空宗教「聖ストラトス教」の聖地であるシエル=ストラトスを目指す巡礼・参拝路線としての性格が強かったが、シエル=ストラトスが世渡世界の行政上重要な拠点として発展し、また度重なる延伸(途中区間に新線区間を挿入する形態)を行ったこともあって参拝路線としての性格は薄れ、旅行・ビジネスから短距離の地域輸送まで多くの顔を持つ路線となった。


本線の総営業キロは20万kmを超え、全線を通し乗車した場合の所要時間は急行利用でおよそ半年。

所用時間が長いためいくつかのショートカット路線が開業し、一部の優等列車は途中区間でショートカットを行う。また、臨港線や貨物線など多数の支線・側線を各地に持つ。


近年輸送力が逼迫しつつあるため、以下の平行路線によって輸送力の増強・分散が進んでいる。


大連界高速線 Grand Rapid Line

大連界本線の線増路線として開業した一級幹線2路線のうち、旅客主体の路線。大連界本線とはほぼつかず離れず並行しているが、一部区間で独自区間を通る。

「高速線」という名の通り、最速度270km/hと定められた高速鉄道路線で、同路線を基幹として各世界に高速線が展開されている。


軌間が同じであるため大連界本線を始めとした在来線(RSCRにおいては『普通鉄道線』と呼称)と同一レベル上にホームが置かれていたり、普通鉄道線⇔高速線間の直通も盛んにおこなわれている。


主力車両はTH1000系を筆頭とする『トライホープシリーズ』。

最近対応車による500km/h運転が一部の超特急で開始された。


新大連界本線(フォルクローレ新線) Folclore New Line

大連界本線の線増路線として開業した一級幹線のうち、貨物主体の路線。

リオで本線から分岐し、レモネード・フォルクローレで交差する路線を描く。


仮称『第二大連界本線』として計画され、全線交流25kv60Hzで統一された直線主体の高規格新線だが、貨物輸送の分散を目的としていることもあり、最高速度は大連界本線と同様の250km/hとなっている。

フォルクローレ新線とセットで大連界本線と接続する連絡路線が一体整備されている。


  • ハインベル本線 Heinbell Line

リオ-ハインベル-シトリ-グラウブルク-シエル=ストラトス

ハインベル-リンデール-レンネンハーフェン(リンデール支線)


リオ~ストラトス間第二の路線である。一級幹線、全線電化。

総営業キロは大連界本線より若干短く、大連界本線とほぼ並行している。

一部区間に狭軌(1067mm)区間を挟むほか車両限界も小さい(25m級大型車のみの編成が入線不可)こともあって、幹線としての地位は今一つである。

  • ノースホワイト本線 Northwhite Line

リオ-アムンゼン-ウスケシ-ピリカナイ-レタルモイ-ヤムワッカナイ-シルフィア-シエル=ストラトス


リオ~ストラトス間を結ぶ路線としては3番目に全通した一級幹線。一部区間を除き非電化。

上記3路線の中では最も営業キロが短いが、気候のきびしい酷寒地ばかりを結んでいる。このため、一部区間を除いて特別な耐寒装備を持った『80系客車』と80系に準ずる耐寒装備を持った客車以外の運用が認められていない。

  • 時空大環状線 Grand Loop Line

ユネ-エメロード-アイシア-アマツカゼ-ヴィクトリア-ラガーディア-カータレット-ユネ


『はじまりの街』ユネを起点とし、上記区間を経てユネに戻る特級幹線。一部区間を除き電化。

ユネとストラトス世界アイシアで大連界本線と接続し、大連界本線の外周を結ぶ環状線である。

ダイヤも全線を一回りして起点に戻る環状運転を主体に組まれている。

リオ~ストラトス間以外の路線としては最も本数の多い幹線の一つとされ、大連界本線と同様輸送力分散に向けて新線の計画が各地で進められている。

  • 時空中央本線 Spacetime Central Line

エメロード-カンバセシリア-カティーサーク-アマツカゼ-カータレット


時空大環状線~大連界本線~時空大環状線にかけての内周を縫う路線のうち、特に重要な地位を占める一級幹線の一つ。

エメロード~アマツカゼ間は大環状線の内周を、アマツカゼ~カータレットは大環状線の外側に出る。広大な土地を持つ世渡世界『グランディア』と大連界本線の間を大幅に短絡する路線として栄えている。

  • 銀河本線 Galaxy Line

ネオクヌート(コピオス・メガロポリス・ターミナル)-ユメミ-オリオン-プレイアデス-アンドロメダ-グレートウォール-アリシア銀河中央


大連界本線経由地・『重層都市』ネオクヌートのコピオスで分岐し、当該宇宙に存在する「アリシア銀河」のアリシア銀河中央を結ぶ特級幹線。全線電化。


時空移動の技術を応用した銀河鉄道路線で、銀河本線を基幹として同じ宇宙に多数の路線網を展開しており、コピオス管理局がこれらの路線を統括する銀河総局として機能している。


この時空移動技術の応用により1億光年をおよそ1か月で結んでおり、コピオスからおよそ3億光年離れたアリシア銀河までを急行で3か月で結んでいる(空間軌道および地上設備にこれらの技術が使用されているため、車両の設計・構造は一般的な鉄道車両と変わらない。大連界本線を初めとする他路線からの直通や、銀河本線⇔他路線間の心の転属もある)


ほぼ全区間にわたって『ギャラクシー・セントラル鉄道(GYC)』という銀河鉄道が並行しており、銀河本線とは競合関係にある。RSCRの特別急行『ミルキーウェイ特急』とGYCの『22世紀特急』の競合はコピオス~アリシア間の名物となっている。

  • ローゼンクロイツ本線 Rosenkreutz Line

リオ-クリームヒルト-ローゼンクロイツ-リード・ソーサリィ-シエル=ストラトス


工業が発達したローゼンクロイツ世界が生み出した軌間3000mmの超大型規格『ギガントバーン』を採用した一級幹線。全線非電化。

ローゼンクロイツ本線を基幹としていくつかのギガントバーン路線が存在する。

大連界本線の輸送力逼迫もあってリオ~ストラトス間輸送の新ルートとしても白羽の矢が立ち、近年リオおよびストラトス側の新線区間が全通した。


一部主要駅では一般規格の本線系と隣り合わせのホームで接続することもあり、一般車とのサイズ差をよく確認する事が出来る。

  • エルマート本線 Elmart Line

エルマート-アメリ-カーマイン-アマツカゼ


時空大環状線の内周を縫う二級幹線のうちの一路線。主要幹線としては唯一、軌間762mmのナローゲージ路線である。全線電化。

ナローゲージ路線のため最高時速は70km/hと低く、所要時間は『普通鉄道線でひと月かかるところをふた月』掛けている。近年一等車が廃止され二等級制に移行しているものの、優等列車は20両以上の長大編成を組むなど標準軌の本線系と引けを取らない顔を見せる。

  • マリンフォード線 Marineford Line

東京-フローライト-マリンフォード


大連界本線の東京とマリンフォードの間を結ぶ営業キロ約2000kmの二級幹線。全線電化。

全線通し乗車すると半年の旅路になる大連界本線を大幅にショートカットする路線のひとつで、この路線を経由してリオ~ストラトス間を結ぶ列車が多数設定されている。


経由路線のほとんどは現代地球世界と同じ文明水準で、大連界本線からのショートカット列車を除くと現代的な顔ぶれが多い路線である。

  • ネオクヌート線 Neoqnoot Line

マリンフォード-マリンフォード南(ナニワ)-ネオクヌート(アクアスフィア・ターミナル)


大連界本線をショートカットする二級幹線の一つ。全線電化。

マリンフォードを起点とする現地私鉄を出自とする路線だが、現在は大連界本線と接続され、マリンフォード線でショートカットしてきた大連界本線の優等列車も多く受け入れている。このため、長距離優等列車と地域輸送列車を分離するための線増工事が展開中である。

  • オンネシリ本線 Onnneshiri Line

ポロスゼリ-レラ-インナイ-エサマバンカン-レインディアヒル-アシュスタ-オラーリア


濃密なレイ・ラインと寒冷な気候を持つオンネシリ大陸を行く一級幹線で、同大陸に存在した「オンネシリ・ウェカパラ鉄道」本線及び付属支線を前身とする。

大陸全土を包む濃密なレイ・ラインの影響で長らく空間軌道を通すことができず、現状一級幹線としては唯一線路のつながりがない孤立路線である。このため、ポロスゼリ~ベネト・コトリナ=フロリアン・エルマート・サンクト・グリモワール、オラーリア~フォルクローレ・レモネードの始発及び終着駅からの連絡航路によって本線系のネットワークと接続している。

現在計画中の新工法による新時空大環状線(仮称)がポロスゼリに乗り入れるルートで建設中で、完成すれば孤立路線ではなくなる予定である。

支線や付属する二級幹線も多く、3日間かけてオンネシリ本線を全線走破する『75時間急行』のほか、別経路でポロスゼリ~オラーリアを走る急行や各支線を走る準急も多く存在する。

大陸内のレイ・ラインの影響で魔力を多量に含有した石炭や石油が産出し、魔力還流装置を備えた高効率な蒸気機関車が多数活躍する土地でもある。

  • イルファナ線 Ilfana Lines

カレン-イルファナ-シュガートリック(西環状線)

シュガートリック-スイネフ-カレン(東環状線)

イルファナ-エストル-スイネフ(横断線)

(他)


世渡世界『アルザス』東方・セシリア国に属するイルファナ島内を巡る路線群の総称。

島の海岸線をトレースする環状線と島の二大都市をショートカットする横断線という二級幹線を中心とし、主要都市の軌道線と各種支線が展開される。

本線系とはカンバセシリア~イルファナ間のイルファナ航路及びミムラス~シュガートリック間のミムラス航路で大連界本線と接続し、特にイルファナ航路では青函連絡船より『拉致』された車両渡船たちにより大連界本線直通列車の客車航送も行われている。


イルファナ島の南半分では温暖な気候を生かした果樹栽培が盛んで、収穫シーズンともなれば果物を積んだ貨車が多数カンバセシリアへ渡る。

  • ブライトンリゾート線 BrightonResort Line

レモネード-ブライトンリゾート(セントラル)

美酒にて癒す月兎――ツキヨ

センシティブな作品

大連界本線の経由する常夏の諸島『レモネード諸島』のある島に築かれた富裕層向けリゾート地・ブライトンリゾートと諸島の中心都市レモネードを結ぶ二級幹線。

路線等級こそ『二級(亜幹線)』扱いだが、目的地の性質上二等車・一等車のみの連結された急行と特別急行のみが運行される特異な路線である。

レモネード発着の列車が中心だが、大連界本線を始めとして主要幹線から直通する特別急行『ノスタルジックAトレイン』が各系統6か月ヘッドで運行されている。

  • フェアリーテイル本線 Fairy Tail Line

フェアリーテイル-シルフィード-リリパット・ブランシュ-アマツカゼ


大連界本線から分岐し、時空大環状線の間を縫う二級幹線の一つ。軌間381mmの非電化路線で、過半数の列車が蒸気機関車牽引となっている。

妖精の暮らす世渡世界を中心に結んでおり、乗客乗員も多くは妖精である。

  • リリパット本線 Lilliput Line

リリパット・ゲート-リリパット・ブランシュ-カータレット


フェアリーテイル線よりさらに小さな軌間127mm(5インチ)の二級幹線。

通常の人間サイズではまず利用できない同線の利用者は、我々のおよそ12分の1程度の身長しかない小人たちである。身長を同じくする小人の世界をいくつか結び、起終点で大連界本線と時空大環状線に接続する(普通鉄道との接続駅では、事故防止のため乗降場が明確に分けられている)

リリパット本線に接続する路線の中には、小人視点での軽便鉄道規格として軌間45mm(1番ゲージ)等の路線も存在する。

  • ショールグラトー線 ShollGrott Line

ショールグラトー(『古の都』)~トロワブラン(『先導する都』)


大連界本線の経由する世界の一つ『ロリタリエ大陸』の東端に位置する二都市間を結ぶ営業キロ約30kmの二級電鉄線。全線直流600V電化。


大連界本線がトンネルによって一直線に結ぶ両都市間の地域輸送を担うインターアーバン路線で、軌道区間の運行に対応した地域固有車両と、地球世界の京都を出身とする譲受車両で構成される。

  • セレスト線 Seleste Line

アマツカゼ-ザイル-セレスト


世渡世界『グランディア』において最も謎に包まれた秘境とされる深さ約10000m~の大地溝『グラン・クレバス』に分け入り、地溝探索者たちのベース基地となる底の街・セレストに向かう全線電化の支線。

地上の基地となるザイルまでは本線系の車両も乗り入れる平坦線だが、地溝内は120‰の急勾配が続き、アプト式ラックレールに対応した地域固有車両のみが直通する。

  • サニークライネ登山線 Sunny Kleine Line

プラナス-サニー・スプリングス-リトル・スプリングス-センゴク(プラナス本線)

リトル・スプリングス-サニー・アルーネ(アルーネ線)


大連界本線から分岐し、ラックレールの補助を受けない路線としてはもっとも急勾配を登り切る登山電車線。広義には上記の鉄道線の他に鋼索線5路線、索道線と、それらの終点を結ぶアルーネ湖航路も含まれる。


その地理関係は地球世界の箱根登山鉄道に酷似しており、本路線の開業にも同路線から『訳あり転入』して来た一人の心が大きく関わっている。また、その縁もあって箱根登山鉄道と周辺交通機関を引退した心の「拉致」先として定着している。


アルーネ湖航路では、元『箱根海賊船』の心たちが在籍し、本人たちのプロデュースする海賊ショーが名物。あまりにも内容が苛烈なため、心穏やかに移動したい人たち向けに海賊船型でない船も在籍する。


センシティブな作品

(アルーネ湖航路最新参の海賊船『バーサ』とその心)

  • サンクト・グリモワール市街軌道線 SanktGrimoir Tram Line

サンクト・グリモワール市街軌道線 路線図(完全版)

魔動の町娘――トワ

サンクト・グリモワール・ユニオン駅-トラスポルト車庫前-皇立学苑構内(他多数)


急行以上の停車する街の多くに展開される軌道線の中うち、特に個性の強い路線群のひとつ。

魔術文明系の世渡世界『グリモワール』の界都(世界首都)である都市、サンクト・グリモワールの市内線である。営業所は全8か所で、勾配の大きい地区向けの鋼索軌道線も4路線ある。


全線非電化ではあるが、グリモワール世界で独自に発達した『魔動車(魔力でモーターを動かす鉄道車両)』で全車両が統一されている。また、郊外路線向けの準高速仕様車や大連界本線への直通列車など車種も多彩である。


スプリングフィールド線

アルフシティー本線

アルフショアー本線

銀聖本線

フィエスタ環状線

ネオクヌート内環状線

プラウダ本線

ストーリア線

リロイ・ジャック本線

桂私本線

桂都水瀬線

ルーヴァネス線

アニスハート線

ニュー・オリッサ線

グラウブルク海上線


他事業について(交通関係)編集

以下に連界鉄道・軌道以外の交通事業について解説する。

運賃設定は種類に応じて分けられているものの、運賃体系そのものは鉄道線と同様の三等級制でまとめられており、自社の交通は全て一枚の乗車券で一体利用ができる。

  • 道路交通

当該世界の文明水準に応じて、乗合馬車・駅馬車・バス・トラック・タクシー事業が展開される。

連界鉄道路線の培養・補完・短絡・先行・代行を五原則とし、各管理局の自動車部や馬車部によって運行されている。

五原則の存在を始め、鉄道部門と密接に連携した運行形態やその配色は日本の国鉄バスと非常に類似しており、国鉄バスを引退・解体された車両たちが鉄道車両たちの例にもれず『拉致』されて活躍中の模様である。

一方で、『培養』の原則が極めて拡大解釈されており、私鉄系バス会社のような駅~周辺地域へのフィーダー路線も多数存在する。

自動車交通の存在する路線においては時空国道を介した連界高速バスなどもあり、同業他社との共同運行や競合も盛んである。

  • 水運事業

・『線路の接続が困難な水上区間において鉄道網を接続する連絡航路』

・『必ずしも鉄道線との接続を目的としない、純粋な遠洋航路・フェリー・貨物船航路』

・『大規模河川や港湾部における渡船』

以上の三種に大別される。

連絡航路については先述のオンネシリ本線~本線間航路や、アルーネ湖航路が署名である。

遠洋航路には時空越えを伴う『連界航路』も多数設定され、中には現代地球のクルーズ客船並みの設備を持つ大型船も就航している。

就航地の文明水準によっては戦前に活躍した客船が『拉致』され、同水準の純RSCR船と共に活躍しているが、その中には有名なこの船と姉妹たちの姿も……??

  • 航空事業

空路に関しては航空機(『エアプレーン線』)と硬式飛行船(『エアシップ線』)による界内・連界路線を筆頭に展開され、『リオスターエアライン(略称RSA)』という愛称が設定されている。

路線網の設定は主に遠隔地間の短絡と鉄道のない地域からの培養が重視され、鉄道部門との連携と、過度な競合をなるべく回避する意識が強い。

一部世界に存在する少数派の路線として、ヘリコプター・宇宙船や、現地世界の技術による固有の乗物(飛空船など)による航空路線も存在し、RSAの一部門としてネットワークに組み込まれている。


他事業について(交通部門以外)編集

以下にRSCRが主に沿線にて展開する事業について解説する。

壮大な長距離ネットワークを築くRSCRだが、民営鉄道ということもあって日本の私鉄のように多彩な関連事業を展開している。

いずれの事業も基本的には直営で、各管理局が専門の部署を設けて経営している。

  • シンクタンク事業(調査部)

本社および一部の主要管理局に置かれる調査機関。

自社の経営に関わる調査を中心に、沿線の地誌・政治・経済・資源に関する調査研究を幅広く行っている。また、世渡世界連盟の研究機関と連携して独立世界の観測と研究も行われており、時折観測された独立世界に関する博物誌を発行している。

  • 小売事業

主要駅の駅舎内、または隣接地に『リオスター百貨店』を出店している。

過度な高級路線に走らない代わりに品揃えを充実させた地域密着・庶民派の百貨店として知られ、キャッチフレーズは『マッチ箱から魔道具まで、何でも揃う百貨店』。

このほか、いわゆる『民衆駅』型の主要駅に出店される地下街(ステーションデパート)や、現代文明系の管理局を出自とするブランドとして、コンビニエンスストア『リオ・エクスプレス』とスーパーマーケット『リオ・マルシェ』があり、沿線や各駅の構内などで全社的に展開を始めている。

  • ホテル・旅館事業

メインブランドは『リオホテル』。百貨店と同様主要駅の駅舎内か隣接地に置かれたシティホテル形態の物と、沿線の保養地・観光地に置かれたリゾートホテル形態のものがある。

また、単一ブランドの旅館や、一部管理局が独自展開するビジネスホテル形態の物もある。

  • レジャー施設事業

大連界本線上にあり、ある諸島に動物園・遊園地・各種レジャー施設を一体開発した総合レジャーランド『リオ・リゾート』や、先述した富裕層向けリゾート『ブライトンリゾート』が有名。

このほか、自社沿線外に展開されたものとして、ニコニコ鉄道(横瀬支社)沿線の埋立地にリオホテル・リオスター百貨店とレジャー施設を一体整備した『リオーネ島』などがある。

リゾートホテル形態のリオホテルには、ビーチ・プール・遊園地などを併設したものも多い。

  • 劇団事業

『リオ・ストラトス歌劇団』という大規模劇団を保有しており、舞台演劇とサーカスの二大部門がある。

沿線各地の自社劇場での公演を中心に、劇団専用列車を使用しての巡業も行われている。

  • 都市開発・不動産事業

日本の大手私鉄が行う大都市郊外のベッドタウン開発も盛んだが、RSCRはいわゆる『成長管理型』ニュータウンと、『田園都市構想』に則った職住近接型ニュータウンを得意とする。

これらのニュータウンにはいずれも『○○・ガーデン』という名称が与えられ、都市内交通として地域固有車・または譲受車による中量交通が一体整備されていることが多い。

(例として、大連界本線ハーフムーン・ガーデンには元桃花台新交通100形が保存車もろとも『拉致』(=地球世界に残った車体は変わり身)され、同地で増結・増備されて活躍している)

このほか、一部世界では沿線の駅周辺に用意した自社の土地に各種インフラを一体整備し、街の経営を一手に行う『付属地経営』も行われている。

  • 配電事業

RSCRでは、特定の企業による統制が行われていない地域を中心に、自社発電所による電力の自給自足が行われている。この電力を沿線地域に供給し、配電事業として広く展開している。

  • 学校事業

無人の世界に築かれた生徒数10万人を越えた巨大学園『ルイス・クリプトン学園』を始めとする巨大学園都市をいくつか保有しているほか、沿線各地の中小規模の学校、運輸事業の人員養成を目的とした運輸学校、歌劇団事業の人員養成を目的とした芸能学校が存在する。

学園都市に関しては『自由』の気風が流れ、生徒の自主性が極めて高いのが特徴である。

  • 公安部

厳密には事業ではないが、RSCRは自社の保有する敷地向けに独自の警察・軍事権を有している。主な活動内容は、自社の運行する交通機関と各施設における警備や治安維持。また、主に空間軌道上の事故・トラブルに備えて各種武装と即席の空間軌道を扱う権限を持った『特殊救援車』が各管理局に配備されており、公安部がその運用を担っている。

ちなみに、RSCRは敷地内の犯罪行為、とりわけ乗客乗員に危害を加える行為に特に容赦がない会社として知られており、列車強盗を『企てた』犯罪組織が未遂のまま翌日壊滅した事例がある。

旅行代理店事業

広告代理店事業(企画部)

映像作品・演劇配給事業

食品事業(駅構内での食堂、沿線でのレストラン事業など)

金融事業

各種保険事業

病院事業(鉄道病院)


他連界鉄道について編集

連界鉄道はRSCR一社だけでなく多くの鉄道が存在する。

これらの連界鉄道事業者は基本的に『連界鉄道協会(日本民営鉄道協会やアメリカ鉄道協会に相当する業界団体。以下連鉄協)』に所属し、連鉄協によって『一級連界鉄道(大手私鉄に相当)』『二級連界鉄道(準大手私鉄に相当)』『三級連界鉄道(時空間移動を伴う中小鉄道)』『地域鉄道(時空間移動を伴わない、世渡世界内の鉄道)』に分類されている。


これらの他社局のうち、RSCRと列車の直通運転や人的交流が特に盛んな社局は『リオスター・パートナーズ』と呼ばれ、RSCRからの技術供与や車両の共同開発、直通に関わる改造費用の支援が行われている。

以下に、連鉄協に属する主な鉄道と、『リオスター・パートナーズ』の一部社局について記述する。


※★:『リオスター・パートナーズ』構成社局。


一級連界鉄道

  • リグリア・オルコット&ストラトス連界鉄道(LOSR)

営業規模第二位。コーポレートカラーは青。

RSCRと同じく聖地シエル=ストラトスへの連界参拝ルート開拓を当初の目的として開業した路線で、共産圏と戦前日本の車両を足して2で割ったようなスタイルの車両が在籍する。


『リオスター・パートナーズ』における最大手で、LOSRストラトス本線~大連界本線ネオクヌートまでの直通急行を始めとしてLOSRの青い客車が盛んに乗り入れしてくる他、『セブン・シスターズ』間の大規模直通プロジェクトに関してもRSCRとLOSRが主に取り仕切っている。

  • ラガーディア・レーゼイ連界鉄道(レーゼイ商会)(LGRR)

大商会の小さな総帥――エルーシュカ

営業規模第三位。世渡世界中に名を轟かせる商業ギルド『レーゼイ商会』の鉄道部門。コーポレートカラーは赤。創業家であるレーゼイ家により同族経営が行われ、二代目総帥エルーシュカ・レーゼイによる(ほぼ)トップダウン経営が行われている。

平行路線に対する積極的な攻勢スタイルで知られ、RSCRとは一部区間では相互直通が行われる一方、一部区間では競合関係にある。


先述したサニークライネにもLGRRの鉄道線が進出しており、かつて当地の観光開発を巡ってRSCRと激しい競合が繰り広げられたことがある(当時を知る者からは『サニークライネ戦争』と呼ばれる)

  • ネオ・クローシェ王立連界鉄道(NCCR)
  • セント・アルト・グランエル連界鉄道(AGCR)
  • コロンビア・パシフィック連界鉄道(CPCR)
  • グランド・リリス連界鉄道(GLCR)

※以上6社とRSCRを加えて『大手七大連界鉄道(セブン・シスターズ)』と呼ばれることが多い。

  • ハラ・シャングリラ連界鉄道(HSGC)
  • トランシルバニア連界鉄道(TCCR)
  • 統合連界鉄道公社(コンレール)(CRCR)
  • 連界寝台車会社(ワゴン・クロス)(CCWL)
  • プルマン・クロスオーバー社(PC)

二級連界鉄道

  • オクトフルール・グローリア鉄道(OFGR)

【PFT】オクトフルール・グローリア鉄道【メンバー募集】

レギリア世界エインペトラルを起点に、8つの世界を結ぶ二級連界鉄道。

俗に『フルーツティー』と呼ばれる三色塗装で知られる。

RSCRを初め大手七大連界鉄道の一部との間で直通列車が運行されている。

  • オーロ・パシフィカ連界電気鉄道(OPCE)

RSCRの連結子会社としつつ独立を保つ路線の一つ。時空間に飛び出した『連界インターアーバン』の中でも最大級の規模を持つ路線である。コーポレートカラーは黄緑。

当然ながら貨物と他社から乗り入れるごく一部の列車を除いて電車で統一され、積極的な高速化と新機軸の導入で知られる。

異世界から廃車の『拉致』を行う会社の一つであり、日本からは主に京浜急行電鉄名古屋鉄道近畿日本鉄道の一部車両などを受け入れている。


三級連界鉄道

  • パトリシア=コンフェティ公国電気鉄道局(CER)

【C88・COMITIA113新刊】 コンフェティ・ファミリア

時空間や世渡世界の海上を船のように旅する小さな島国『パトリシア=コンフェティ公国』の国内地域輸送を担う鉄道路線。愛称は『公国電車』。

時空間移動を伴う自社路線を保有していないが、RSCRと接続して時空外の都市への直通運転を行うことから三級連界鉄道として加盟している。

総営業キロ20kmに満たないが、日本の中小私鉄などから車両を(過剰に)受け入れた結果、在籍車両数はおよそ200両にのぼる。このため、駅務や車掌乗務なども心が広く担う点が有名である。

  • コトリナ・フロリアン伯有電鉄(CFER)

上記・パトリシア=コンフェティ公国の外地であるコトリナ島の地域輸送を担う鉄道路線。

こちらは自社の時空間航路による対外輸送を担い、RSCRとの接続も行われていることから、CER同様三級連界鉄道として名を連ねている。

  • セシル・ヴァルト連界鉄道(SCR)

地域鉄道

  • フレイヤ・リバー鉄道汽船(FRSR)

ティノアリア世界ティル・ナ・ノーグで大連界本線から分岐し、当地における母なる川・フレイヤ川の上流サニー・フレイヤまでを結ぶ「フレイヤ・リバー本線」を中心とし、多数の路線を展開する民営鉄道。その会社名の示す通り、フレイヤ川を介した河川水運も行う。


サニー・フレイヤはティノアリア世界が世渡世界となる前から発展してきた街だが、同世界初の鉄道だった大連界本線のルートには選ばれなかった。このため、時空に連なる大連界本線とサニー・フレイヤを鉄路で繋ぎ、時空間への交易ルートを開くことを目的に開業した。


創業者は当地の諸侯であり実業家のエルフ、ハルトアイネ・シェリルノーム・フレイヤ。

その型破りながらも革新的な手腕により、一地方鉄道ながら特別急行の運行を始めたり、RSCRに倣って遊園地を開くなど積極的な経営策で知られる。

  • コーデリア急行鉄道(CE)

ナターリア大陸世界ネオ・コーデリアとルミノ=ヴィオラを、ほぼ大連界本線と平行する民営鉄道。一部列車がRSCRと直通している。

  • イーストアリア電鐵(EE)

同じくナターリア大陸世界ネオ・コーデリアとイーストアリアを結ぶ民営鉄道。

並行する大連界本線が旧街道に沿って大回りする区間をトンネルで短絡し、ダイヤによってはRSCRの急行よりも早く両都市間を結ぶインターアーバンである。沿線で百貨店・都市開発・リゾート開発も行っている。

  • ミムラス電鐵(ME)

世渡世界アルザス東方の都市・ミムラスとその衛星都市を結ぶインターアーバン。

時速160km/hを誇る特急『シルフィード・ライナー』がミムラスの自社ターミナルからRSCRカンバセシリアまで直通している。

パトリシア=コンフェティ公国を治めるコンフェティ家が経営に参画しており、MEからCERへ車両の譲渡例がある。

  • ラブプリンセスアイランド鉄道(LPIR)

RSCR大連界本線の支線に接続し、果実と織物産業で有名な島々を結ぶ軽便鉄道。

収穫シーズンともなれば多数の貨物がRSCRを介して発送されている。

  • セレノア電気鉄道(SNE)

世渡世界グリモワールの大陸最西端都市・セレノアとその近郊を結ぶ民営鉄道。

セレノア市内の高架電車とインターアーバン路線で構成される。

連界路線を除いて魔動車で統一されているグリモワール世界の地域鉄道において、唯一の電気鉄道である。

  • グリモワール魔動鉄道(GMSR)

世渡世界グリモワールの大陸内に路線を展開する、レーゼイ商会系の民営鉄道。

グリモワール世界においてRSCRに次ぐヘビーレイル網を持つ鉄道で、RSCRの強力なライバル会社となっている。路線自体は非電化で、全ての動力車が魔動車で統一されている。

  • ナセル・グリモワール鉄道(NcGS)

同じく世渡世界グリモワール内の民営鉄道。

サンクト・グリモワールと大陸中部のナセル地方を結ぶ路線が主体となっている。

GMSRと同様、全ての動力車が魔動車で統一されている。


関連項目編集

架空鉄道 異世界 鉄道擬人化

外部リンク編集

放課後の辺境工房~新・窓際の掘立小屋。

七瀬スカーレット(twitter)

twitterハッシュタグ『リオ・ストラトス連界鉄道』

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