概要
『BanG Dream!』に登場する和奏レイ(レイヤ)×佐藤ますき(マスキング)の百合カップリング。
両者共RAISE A SUILEN(以下RAS)に所属しており、担当パートはベースボーカルとドラムス。所謂リズム隊である。
チュチュ(珠手ちゆ)にRASへスカウトされるより前からの仕事仲間であり、双方共に卓越した演奏技術を持つ。
RASのメンバーは普段バンドネームで呼び合っているが、レイとますきはバンドで居る時もお互いを本名で呼び合っている。
盟友にして戦友にして相棒。RASの父と母。
尚ガルパ内の二葉つくしと広町七深のエリア会話にて、「ドラムとベースって夫婦の関係らしいの」というセリフがある。
リズム隊が阿吽の呼吸でしっかりとバンドを支える事によってバンド全体が演奏しやすくなる、という事を考えると実力があり音楽面での信頼関係があるこの2人はまさにベストパートナーであると言えるだろう。
アニメ「BanG Dream! 2nd Season」
#10 R・I・O・T
花園たえがRASのサポートギターを降りる事になり、たえとの思い出の公園で1人想いを馳せていたレイにますきが声をかける。
レイはますきにたえとの過去を打ち明け、泣けないレイの代わりにますきが涙を流す。
「泣かないで」「泣いてねぇ!」
尚この時ますきはレイに自販機で購入したブラックコーヒーを手渡しているが、実はレイの苦手なものは「苦いコーヒー」である。
レイを慰めようとしてピンポイントで苦手なものを引き当てる女、それが佐藤ますき。
#12 Returns 予告
レイとますきの2人で喋っている予告。
「ますき、初心者でも作れるケーキってある?」「ラズベリーケーキはどうだ?」
ケーキの作り方を尋ねるレイにラズベリーの育て方から説明しだすますき。
「早ければ1年後に収穫できるぞ!」「…先の長いケーキ作りになりそう…」
最早夫婦漫才。
アニメ「BanG Dream! 3rd Season」
#4 タコさんウィンナーだぎゃあ
MV撮影時の昼食にて、新入りのロック(朝日六花)を和ませようとレイが発した言葉「タコさんウィンナーだぎゃあ」に対してますきは「疲れてんのかぁ」と呆れ顔。結果的に場は和む。
その後パレオと六花から「かわいい」と言われ焦るレイにますきは「かわいいーだってよー」とからかう素振りを見せ、レイに諫められる。
脚本を手掛けた綾奈ゆにこ氏は自身のTwitterにて
”「かわいいだってよぉ!」「ますき!!」の言い方こだわりです。ますきには怒る”
と発言している。ますきには怒るレイという概念。
#6 This is it.
Roseliaを煽る形でRASとRoseliaの対決を取り付けたチュチュに違和感を感じたレイはますきのバイト先、ラーメン銀河に相談に訪れる。
あまり人に頼ろうとせず1人で抱え込むきらいのあるレイだが、ますきには相談を持ち掛ける辺りますきの事は信頼しているようだ(たえとの過去をますきにだけ打ち明けた前例もある)
ますきが作った賄いのチャーハンを食べ「美味しい!」と顔を綻ばせるレイにますきは喜びを隠しきれない様子。「だろ!?足りるか!?たまご乗っけてやろうか!?」
その際レイが断っているにもかかわらず、後に出てきた回想シーンでチャーハンの上に元々は無かった唐揚げと餃子が乗っている事から、相当浮かれていたと思われる。
#9 いくぞポピパ
dubでのライブの楽屋にて、共演するPoppin'Partyに差し入れとして手作りフィナンシェを台車で運んでくるますき。…の横に何故か連れ添って一緒に入ってくるレイ。付き合ってる。
後日、GalaxyでのPoppin'Partyのライブをますき、レイ、六花の3人で手伝いに行く。ステージ上では花園たえのバースデーがサプライズで祝われ、終演後の楽屋にてますき渾身のオッちゃん形手作りバースデーケーキが振る舞われる。「オッちゃんのアイデアはレイだけどな!」
この際もレイとますきは2人並んでポピパと六花から少し離れた場所で微笑み合いながら様子を眺め、数日後に迫ったチュチュのバースデーを祝う計画を立てている。付き合ってる。
#13 これが……これこそが、大ガールズバンド時代や!
リハ中に武道館のステージに寝転がるますき。困った顔で声をかけるレイ。
「ますきってば、どこでも寝るんだから」「お前も寝とけよ、昨日あんま寝てないだろ?」
何故お互いの睡眠事情を熟知しているのか。付き合ってる。
コミカライズ「RAiSe! The story of my music」(※単行本ネタバレ有り)
EP.05「自由な音楽」
バックバンドの仕事でのリハーサルを終えた後、偶々スタジオに残ったレイをますきが誘いセッションを行う。
即興のアドリブの打音が多いますきの演奏にレイは必死に食らいつき、ますきはレイとの演奏に手応えを感じるが疑問も持つ。
「何でそんなに堅ぇんだ?あんたはもっと自由にやったっていいんじゃねぇのか?」「仕事のために音楽やってんの?」
仕事としての音楽に傾倒するうちに自分の音楽がわからなくなっていたレイにますきの言葉はストレートに響き、自分の音楽をつかみ直すきっかけとなる。
尚、ますきは「三度の飯よりこっちだろ?あんたはそうじゃねーの?」「あんた音楽好きなんだろ?」とビジネスとして音楽をするレイが内心では自分と同じく音楽に激しい情熱を抱いている事を見抜いている。
EP.08「Mad Dog」
バックバンドの仕事の本番を終えてますきはレイとの演奏に更に強い手応えを感じる。
「あんなにノれたのははじめて」「わかり合うってこういう事」
ずっと音楽で全力でぶつかり合える相手を探し求めていたますきにとって、レイとの出会いはまさに運命的なものだったと言えるだろう。
舞台「We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage 」
2020年7月15日〜19日にかけて全9公演が開催された。
この舞台の千秋楽公演は2020年10月21日発売のRAS 5th single「Sacred World」限定盤Blu-rayに収録されている。
◆レイとますきの出会いのシーン
サポートバンドの仕事で熱くなりすぎバンドを振り回してしまった事を反省し1人で唸るますきの横で黙々とベースの手入れをするレイ。
その後ますきはレイに仕事と関係なく2人で軽くセッションする事を提案するが、レイはさらりと断る。
「ごめん、まだ仕事中だし譜面も確認しないといけないから…」「和奏サンは真面目だな」
◆2回目の邂逅。ライブハウスで偶然顔を合わせた2人
あまり興味がなさそうなレイにますきはお構いなく話しかける。
レイが名古屋から音楽の仕事をする為に通っている事を聴き、「大変だな、ドリンク奢ってやろうか!」と笑顔で持ち掛けるが「大丈夫」とまたしてもさらりと断られる。
翌日仮歌の仕事が入っているため、喉を気遣って水を飲んでいるレイに対し、ますきが「仮歌って事はさ、お前の歌が世にでる事はないんだろ?」とレイの核心を突いた一言を放つ。
プロの歌手としてステージに立ちたい野心を秘めつつも仕事としてのサポートや仮歌に甘んじた日々を過ごすレイにとって、その言葉は深く突き刺さった事だろう。
それから更に「あんた、他人に興味ねぇだろ?音だってそうだ、硬ぇ。仕事としてやってますって感じだ」と更に核心を突く一言。
それまでますきに対してあまり興味を持たず頑なにつれない態度をとっていたレイだが、ここで初めてますきに対して強く感情を動かし「あなたがセッションに出るなら私も出ようかな。佐藤さんの言う仕事じゃない音楽、教えてくれない?」と持ちかける。
◆セッションを終えた後
帰ろうとするレイをますきが「レイ!」と呼び止める。初めてますきがレイを名前を呼び捨てで呼んだ瞬間である。
「下の名前、レイって言うんだろ?お前、これまでバンドの誘いいっぱいあっただろ?どれくらいバンドやってるんだ?」と懐っこく絡み続けるますきに対し、レイは
「バンドはやった事ないよ」と答える。
「実は私もなんだ!」と同じ境遇である事を打ち明けるますき。
バンドをやるつもりがない、と言うレイにますきは「嘘だね、ここまでやれるようになるためには執念があるはずだ」とまたしても核心めいた言葉を放つ。
花園たえとバンドを組む為にベースを執念で習得したレイの事を完全に音だけで見抜いている佐藤ますき、お前何者だ…?
その後「私の事もますきって呼んでくれよな!仲良くしようぜ!そうだ、今からラーメン行こうぜ!多分喉にもいいからよ!」とレイを強引に引きずってラーメン屋へ行く。
ここから2人は「レイ」「ますき」と下の名前呼び捨てで呼び合う関係に。
◆ますきがチュチュからスカウトを受けるシーン
最初はチュチュを子供だと思い相手をしていなかったますきだが、「バンドへのスカウト」と聞いて乗り気になる。「お見合いしないとな」
「いいメンバーなんだろうな?弱っちぃボーカルだったら食っちまうぞ」とチュチュに問いかけるますき。
「勿論!ドラムとボーカルはどっちも身体を使うパート。相性は大切よ」「お前、解ってるじゃねぇか」
この後RASに入ってボーカルが自分が認めた存在であるレイだと知った時のますきの気持ちを思うと大変エモい。
また、千秋楽公演のDTMのシーンにて、レイ(Raychell)がますき(夏芽)に抱きつきますきがレイにキスしようとする衝撃的な場面がアドリブで入っている。このシーン円盤化して本当に良いんですか!?
アプリ『ガールズバンドパーティ!』
2020年6月のRAISE A SUILENプレイアブル参戦に先駆け同年4月30日より開催されるイベント『VIVA LA LIVE!』のイベントストーリーに二人が登場。まさかの登場に驚いたプレイヤーも多かった事だろう。
◆イベント「outside/inside」
2021年5月21日〜。ガルパ初のレイマスダブルピックアップイベント。
サポートの仕事で難しい譜面を渡されたレイはRASの新曲と共に完璧に仕上げようとハードな練習に励む。
そんなレイに対して最初は「断れよ」と難色を示していたますきだが、流石は同じ音楽バカ。
両方完璧に仕上げたいという気持ちがわかってしまい、協力することに。
指をボロボロにしてまで過酷な練習をこなすレイを見かねて止めようとする。
「知らねぇよ!RASのレイヤじゃなくて和奏レイで何がダメなんだよ!」
仕事やファンから見えるところでは「クールなRASのレイヤ」を貫くレイに対して、完全に納得はしていないものの否定はせず、それに彼氏面で付き合うますきの素晴らしい関係性が書かれたストーリー。
レイマス勢は必読。
◆イベント「Feel×Heat×Beat」
2021年8月〜。RAS水着イベント
イベスト第1話「レッツ!サマーメモリアル」内にて。
ますき「レイはどんな水着にするかすっげー悩んでたもんな!1日中ショッピングモールをぐるぐるしてたし」レイ「ますき…その話はしないでってお願いしたよね?(顔を赤らめながら)」
前後の文脈からしても2人きりで水着を選びに行っていた模様。付き合ってる。
◆ライブ後の掛け合い
レイの「次はもっといいライブにしたいね」に対して「レイは真面目だな…でもそういうとこが可愛いよな」とますきが返す。
それまではレイに対して「可愛い」という表現を使わなかったますきがここで初めて「真面目なところが可愛い」と称している。外見的な可愛さではなく内面的な部分を「可愛い」と評するところが良い。
また、舞台版で描かれたRAS加入前の初対面での2人のやり取りでは仕事中だからとセッションの誘いを断るレイに対して「和奏サンは真面目だな」と吐き捨てるように投げかけるますきのシーンがある。
初期はレイの真面目さをとっつきづらいと感じていたますきが、信頼関係が深まるにつれ"真面目なところが可愛い"と感じるように自然に変化していったと考えると大変尊い。
◆エリア会話
・江戸川楽器店
スティックを買いに来ていたますきと偶然会ったレイ。買い物が終わった後Galaxyで慣らしていこうと誘うますきに2つ返事で同意するレイ。舞台版でのRAS加入前の2人も同じようにますきがレイを誘うシーンがあるが、その時はレイがあっさりと断っている。2人の変化が尊い。
・チュチュのマンション
床に寝そべっているますきを蹴りそうになるレイ。いちごミルクチョコをレイにあげるますき。ケーキを焦がしてしまいリベンジに燃えるますきに「楽しみにしてる」と当然のように自分が食べるつもりでいるレイ。
・クリスマス限定
今井リサとレイの会話。
「そのアイシングクッキーすごく可愛いね」「これはますきが作ってくれたやつで…」
「リサさんが褒めてた事知ったらきっとますきも喜びます。後で伝えておきますね」
彼女自慢でしかない。
◆その他エピソード
【敏腕インタビュワー】青葉モカ ★3 左エピソード
2人揃って登場。楽器屋に行くレイに特に何も用事がないのにくっついてきたますき。付き合ってる。
ガルジャムを越えるライブをしようと燃えているAfterglowの話を聴いて一気に熱くなる2人。
「早く演ろうぜ!」「私もそう言おうと思ってた」似たもの同士の音楽バカっぷりが愛しい。
【ラーメン行こうぜ!】佐藤ますき ★3 左エピソード
自分の在り方に悩んでいたレイを強引にラーメンに連れていったますきに対してレイが自分の素直な思いを告げる。
「私、ますきのとういうところにすごく助けられてるんだなって」「言いたいことは正直に言うって決めたから。だから…ありがとう、ますき」
素直なレイの言葉に顔を赤らめて照れるますき。尊い。間違いなくレイマス推し必読のエピソード。
【繋がる時の中で】佐藤ますき ★4 左エピソード
ゲームセンターに遊びに来たRASメンバー5人。ますきが1人でゾンビを打つゲームをしようとすると「強がっちゃって。ますきはゲーム、そんなに上手じゃないって聞いたよ?だから、私がペアになってあげる」とレイが相方になる。苦手分野を当たり前に補えあえる2人、尊すぎる。