◆忍◆ ニンジャ名鑑 #103 【レオパルド】 ◆殺◆
ソウカイヤの末端ニンジャ。ニンジャソウルの憑依から日が浅く、甘さが目立つ。
常人離れした脚力と両手に装備したクロー以外に、これといった特徴は無い。
トイの外見は、バンディットを素体にクローを足しただけという挑発的な内容であった。
(ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)
ちくしょう、ちくしょう……ニンジャになれば全てが解決すると思っていたのに……
この世界の王になれると思っていたのに……!
人物
登場エピソードは第1部「ア・カインド・オブ・サツバツ・ナイト」。
暗黒経済組織ソウカイ・シンジケート傘下のニンジャ。しかしつい最近加入したばかりのニュービーである。
1か月前まで彼はヨモダという名で、武装強盗チームの一員だった。ネオサイタマ市警49課の仕掛けた犯罪者狩りのトラップにはまり、殺されかけていたところを、ニンジャソウルに憑依される。
人間離れした力を手に入れ、「無敵の王になった」と喜んだのも束の間。ソウカイヤのスカウト・ニンジャがやって来て、服従か死かの二択を迫られた彼はシンジケートの一員になる。
「とりあえず従うふりをしておいて、いつかは上の奴らの寝首を掻いてやる」という腹積もりだったのだが、ソウカイヤはトップのラオモト・カンをはじめ、想像を絶する怪物ばかり。自分が「無敵の王」どころか、虫ケラ同然であると思い知らされた上に、死と隣り合わせの過酷な任務を次々と押し付けられた彼は、鬱屈した日々を送っていた。
さらに悪いことにある夜、彼はネオサイタマの死神・ニンジャスレイヤーと遭遇してしまう。
ニンジャスレイヤーにしてみれば、ソウカイ・シックスゲイツだろうと彼のようなサンシタだろうと、皆等しく「ニンジャ殺すべし」。
レオパルドにとって悪夢のような一夜が幕を開けた……
極悪人ではあるが、狂ってはおらず、どこか常識的なレオパルドの視点から「ア・カインド・オブ・サツバツ・ナイト」の物語は進む。インガオホーな部分が多く同情はし難いものの、ネオサイタマの不条理に押し流され、ドブネズミのような生き方しか選べなかった彼の哀愁が全編に漂う、人気の高い作品である。
容姿
両手に装備したダイヤモンドチタン製のクロー以外に、特に特徴なし。
しかしそのクローも、ニンジャスレイヤーのカラテパンチで軽々と破壊されてしまった。
ジツ・カラテ等
三倍脚力
レオパルドがニンジャソウルの憑依により手に入れた切り札の能力で、常人の3倍近い脚力を発揮できる。ニンジャスレイヤーのパンチを足の裏で受け止め、逆にその反動により、時速300キロを超える速度で飛翔。一度はニンジャスレイヤーの追跡を振り切った。
「常人の3倍なのに時速300キロは出過ぎでは?」などと無粋なことを言わないように。