レミー・ボンヤスキー
れみーぼんやすきー
レミー・ボンヤスキーは、オランダ出身のキックボクサー。K-1GP03・04・08年優勝。
ニックネームはフライハイ・フライングダッチマン・空飛ぶ破壊兵器。192センチ。
2001年6月レイ・セフォーにローキックと膝蹴りでTKO勝ちするという波乱を起こす、それ以降は期待の若手として一躍有名になる。
2002年2月オランダ予選トーナメントでエロル・パリスにKO負け、7月、K-1 WORLD GP IN 福岡でミルコ・クロコップにKO負け、8月、K-1 WORLD GP IN ラスベガスでステファン・レコに判定負け。主催者推薦枠での開幕戦出場を逃した。
2003年6月、K-1 WORLD GP IN スイスで行われたヨーロッパ・ロシア地区予選トーナメントAを怪我で欠場。
7月セーム・シュルトに判定負け、8月・ラスベガスで行われた世界最終予選トーナメントで優勝。
10月K-1 WORLD GP 開幕戦で当時勢いに乗っていたボブ・サップにスリップしたところを攻撃され反則勝ち。
12月K-1 WORLD GPでピーター・グラハム、シリル・アビディ、武蔵を破りGP初優勝。世界最終予選トーナメント優勝者がその年のGPを制したのは、2001年のマーク・ハント以来2人目の快挙となる。
2004年12月、K-1GP連覇。
2005年1月、ボクシング世界王者レイ・マーサーにハイキック1発22秒でKO勝ち。
2005年4月マイティ・モーにダウンを奪われ判定負け。
12月、K-1 WORLD GPで1回戦はチェ・ホンマンに判定勝利するも、セーム・シュルトにKO負けしGP3連覇ならず。
2008年12月K-1GP3度目の優勝。ただしバダ・ハリの反則行為による失格、試合続行不能による優勝であったため、一部の選手やメディアから後述の疑惑が付きまとうこととなる。
2009年12月セーム・シュルトにKO負け、GP2度目の連覇ならず。
レミーはムエタイをベースとしつつ前述した派手な足技とメジロジム仕込みのコンビネーションテクニックに定評があり、参戦当初からK-1を担える次代のエースと目されてきた一方で、演技疑惑(サッカーの試合で大袈裟に痛がるオーバーリアクションの外人選手みたいなもの)や、疑惑の判定が絶えない選手だった。
演技疑惑は03年サップとの試合、08年ハリとの試合で反則された時に反則勝ちが決まって以降は平然としていた様子などが映し出されたことによる。
疑惑の判定は04年GPトーナメントのアーネスト・ホースト戦、フランソワ・ボタ戦、05年大晦日のザ・プレデター戦、06年バンナ戦(バンナ陣営の抗議により判定負けに変更)、08年開幕戦のポール・スロウィンスキー戦、09年アリスター戦などが挙げられ、04年、05年のGP開幕戦でもスーパーファイト扱いで出場するなど、過去に前例のない優遇を受けていた。
05年マイティ・モーに負けてから、負ける事を恐れて判定勝ちを狙うファイトスタイルに変えてしまって以降、批判される事が多くなっていった。
複数の対戦経験がある選手との戦績は、シュルトには3戦全敗、メルヴィン・マヌーフには3戦全勝、バンナとは1勝1敗、モーとは1勝1敗、ハリ、武蔵には2戦全勝。レコとは2勝1敗
現在は事実上現役を引退し、解説者(指導者)となっている