概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE LOCK」、漢字名は「錠」。
実体化すると羽の生えた南京錠の姿をとる。
鍵穴に取りつき施錠する能力を持つ。
「外部からの干渉を受けつけない」という意味では「盾」の効果に似ているが、「盾」の結界の中からは自由に出られるのに対し、「錠」によって閉じ込められた者は開錠しない限り脱出できない。また、「盾」が「剣」によって無効化できる一方、「錠」は特殊カードであるため他の魔法は効かない。
厳格な性格でもあり、閉じ込めた者が開錠以外の方法で脱出することを許さない。初登場時(後述)には、窓ガラスを割って外に出ようとした苺鈴を弾き飛ばしてしまった。
作中では
クロウカード編
第38話「さくらの楽しいいちご狩り」で初登場。
さくらたちが訪れたいちご狩り農園の敷地内にある土蔵(資料館)の鍵穴に取りつき、さくら・知世・小狼・苺鈴の4人を閉じ込めた。
「資料館の扉が開かない」という騒ぎを聞き、駆けつけたさくらたちが外から試した際にはすんなりと開いていることから、魔力を持つさくらと小狼を「錠」が誘き寄せたと思われる。
さくらたちは知世のアイデアで「錠を開けるための鍵」を探すが、一向に見つけられずにいた。そんな時、さくらは窓の外に歌帆の姿を発見。彼女が胸元を指し示して伝えようとしたのが自身の持つ「魔法の鍵」だと気づいたさくらは、それを使い見事開錠に成功する。
正体を現した「錠」は再び鍵穴に戻ろうとするが、小狼の護符に阻まれ、さくらに封印される。
ちなみに開錠した途端物凄い風が発生し、封印後さくらたちは散らかった資料館内を片づけなければならなかった。
さくらカード編
第53話「さくらとパニック自転車」において、このままではカードたちが魔力を失ってしまうことを知り、焦ったさくらによって数枚のカードと共に変換された。